定年楽農

第二の人生を農で楽しもう

13年小満

2013-05-21 22:00:39 | 節気
 

5月21日は小満(しょうまん)です。
暦便覧には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されている。
万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来る頃だそうです。
小玉スイカのマダーボールは、三角キャップの頭をカットし、外気に慣れさせました。
一気に三角キャップを取ると、一時的ではありますが、しんなりとなってしまうからです。
先日、篤農家が、水田の畔際だけをトラクターで耕起していました。
理由を聞いてみると、もうヒエが生えだしているので、ヒエの多い畔際だけを再度耕起しているとのこと。
昨日、我が家の水田を見に行ったところ、圃場は乾いており、トラクターが入れそうでした。
本日、午前中に、耕起すべく、念の為に下見に行ったところ、隣の水田には水が入れられ、畦を浸透して、水が入ってしまっているのではないか。
耕起は諦め、さらに水が浸透してくる前に、肥料を撒いた。
肥料は「ひとまきくん」。田植え前に、これを一度撒くだけです。
また、除草剤は、田植え直後に、畦からパックを投げ込むだけです。
さらに、防除は、田植え時に薬剤を苗にまぶすだけです。
水稲栽培技術は、完成度が高く、素人がマニュアル通りに行えば、一定の質、量を生産でき、耕作者自身は、技術がなくてもいいのです。
市民病院は5月7日に開院しました。

<歳時記>
田植えの準備
つつじの剪定
ラベンダーの開花
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水田地域のゴミ拾い

2013-05-19 16:30:06 | 水稲
 
都市近郊の水田地域の農道は、幹線道路の混雑を避ける一般車の通行も多い。
いきおい用水路などへの空き缶、ゴミなどの投棄物が多くなる。
特に、耕作放棄地付近には多い。
我市では、水稲の経営規模が小さいために、市の全農家4千戸のうち、戸別所得補償制度に参加している農家は、わずか300戸(8%)程度です。
参加しなければ、米価が下がれば、ますます赤字となり、近年では、耕作放棄地にまではいかないまでも、その予備軍とみられる水田が多なっている。
今、成長戦略とやらで、耕作放棄地が話題となっているが、その何倍もの水田が、その予備軍となっているのが実情です。
地域の水田所有者で構成する団体、「農事会(構成員100名程度)」では、今年から、一斉に水田地域のゴミ拾いを始めました。
人影も少なく、のどかに見える水田地域も、市街地と同様、ゴミの投げ捨ては遠慮願いたいものです。
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私の農業改革論

2013-05-11 20:32:19 | ひとりごと
先に開かれた産業競争力会議の「攻めの農林水産業」は、TPPの農業対策とはならない。
TPP対策には、食料安全保障の考えが欠かせないからである。
農業は、産業としての側面と、食料を供給するという2つの側面がある。
農業を産業としての側面から捉えれば、「攻めの農林水産業」の方向は理解できる。しかし、これは、30年も前から始まった一村一品運動にみられるように、農業者、地域、食品加工業者などが連携し、付加価値をつけるために努力を続けている考えである。
今回の「攻めの農林水産業」では、「バリューチェーン」とか「6次産業化」という新しい言葉が使われてはいるが、理念は変わりない。
ただ、規制緩和し、今まで以上に異業種の参入を促すのであれば、進める価値はある。
もう1つの食料を供給するという側面は、食料安全保障の観点からTPP対策には必須である。
今の世界情勢は、国連の非力、国益のぶつかり合いの政治、経済の中で、食料逼迫時代となった場合に、頼れる国は、どこもないからです。
農地、用水は輸入できないのです。
食料安保を踏まえたTPPの農業対策について私の考えを述べる。
第1に、太平洋戦争直後を思い出し、生きるための最低限の食料(世界的食料逼迫時でも国民の最低のカロリーが確保できる力)を想定する。
第2に、それを供給できる農地を対象農地として特定する。そこには平常時は、必ずしも対象作物を作らなくても、逼迫時に、その作物が作れればいい。例えば、平常時には牧草地、食料逼迫時には、馬鈴薯を作るなど。
担い手、技術、資源が必要という意見もあるが、この中で尤も重要と思われるものは、農地すなわち土壌である。土壌の醸成が一番年月がかかるからである。
第3に、対象農地は、国が基盤整備を行うなど関与を強め、私権を制限する。ここには、農地法、農振法を厳格に運用する。
耕作放棄地に注目されているが、相続により、毎年1万ha以上が非農家に農地がわたっていると聞く。また、収穫しない果樹を植えただけで税金を逃れている農地もある。
第4に、対象農地は、売買、貸付などにより、個人、法人を問わず、自由に農業生産に参入できるようにする。
第5に、これらの経営は、不足払い制度により持続可能な経営とする。
農業を成長産業として食料自給率を向上させる考えでは、一部の農産物生産の強化にはなるが、逼迫時に食料の質、量を確保できない。
工業製品であれば、平常時の対策の延長線上に不測の事態の対策を考えてもいいが、食料の逼迫は、命に関わるからである。
最初から不測の事態を想定し、その対策を打ったほうが、わが国の財政からいって得策と考える。
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13年立夏

2013-05-05 21:04:47 | 節気

5月5日は立夏です。
暦便覧には「夏の立つがゆへなり」と記されている。
新緑が目にしみる季節となりました。
県の伝統野菜に指定されている愛知早生白玉葱が旬です。
サバの水煮缶詰にマヨネーズをかけ、タマネギのスライスを混ぜ、醤油をかけたサバサラを作ってみました。
サバの水煮缶詰の代わりに味噌煮を使いましたが、ちょっと甘すぎた。やはり水煮のほうが合いそうです。
ただ、愛知早生白玉葱は、甘みがあり、最高でした。

<歳時記>
ローズマリー 挿し木の適期
自然農園のヤブカラシ、ツユクサの芽を摘む
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