１６年野崎白菜

野崎白菜は、県の伝統野菜に指定され、柔らかく甘みがあり、浅漬けには最高です。傷つきやすいためか、流通には向かず、スーパーではあまり見かけません。
旬鮮では当初は「野崎２号」を作っていましたが、技術が未熟なため病気に罹ってしまい、上手くいきませんでしたが、「野崎１２３」に変えてから、失敗が少なくなり、今年は見事な出来栄えです。
しかし、播種して双葉が出たころに、面積の２／３ほどネキリムシに食いちぎられてしまった。（残ったのは画像の奥の部分のみ）
１６年野崎白菜１２３の経過
９月２２日播種
９月下旬発芽は順調であったが、双葉が出そろったころネキリムシの被害にあった。（残ったのは画像の奥の部分のみ）
急いで、１０月５日に蒔き直した。さらに心配だったので、補植用として１０月７日にトレーに蒔いた。１０月５日に直播きしなおしたものは、またまたほとんど、ネキリムシにやられた。
１０月下旬にトレーに蒔いた苗を移植した。
播種が遅れたことで、ハクサイが巻くか心配であったが、今年の秋は比較的気温が高く、１１月２８日現在で、少し巻きかけてきた。
今週から気温が低下しており、後から移植したハクサイが巻くか、祈る気持ちです。
最初の画像は、最初に蒔いたネキリムシにやられなかったハクサイの初収穫です。

ハクサイは初期の生育が重要

ハクサイは初期生育が重要です。
播種時期が遅れたり、欠株した後に移植した場合に十分な生育が得られない場合は、画像のように、この期に及んでも巻きません。
野崎１２３は、早生種のため収穫終了。残っているのは、移植で生育不良のもの。
冬の恵は、晩生のため、これからの収穫となりますが、同様に、移植等で生育不良だったもの。
来年は、１株につき３粒を播種し、欠株による移植を最小限とする。
寒い日には、野鳥がハクサイをつつきに来るので、糸を張っているがあまり効果はない

１２年中晩生ハクサイ冬の恵

　

中晩生の「冬の恵」は、防除の遅れから、秋にヨトウムシにやられ、見るも無残な姿となってしまったために、通常は、外葉を縛って防寒するところ、縛る気力を失い、そのままで真冬に突入しました。
早生種の「野崎１２３」が収穫を終えたので、ダメ覚悟で、外葉を取ったろころ、中までは被害には遭っていず、大丈夫なようでした。
ただ、昨年も大きくなりすぎ、今年は、株間を３０ｃｍとし、多少小ぶりの玉にする計画でしたが、播種時には、すっかり忘れ、株間を４５ｃｍとしてしまったために、今年も中には1玉１０kgと大きくなってしまったものもありました。

ハクサイに不織布

野崎ハクサイは、葉が柔らかく、霜に弱い。
霜にあって頭がしおれたハクサイは売れない。
今年は、寒波が早く、被害が出てしまったが、遅ればせながら本日不織布をかけた。
初めての試みですが、果たして効果はあるか。
野崎ハクサイは、1月中旬を過ぎると、割れてくる。それまでに売りきりたいが、難しく、今は、1個100円、小ぶりなものは２つ100円で販売しているが、全て2個100円にしてしまおうかとも思っています。

野崎ハクサイは霜に弱い

　
野崎ハクサイは、県の伝統野菜に指定され、（伝統野菜ということは、味はいいが、病気に弱いなど、つくりづらく、見た目も悪く一般流通に乗りづらい）柔らかい歯ざわりで、浅漬けや鍋物に最適ですが、葉の緑が薄く、姿が小ぶりなので、1個１００円では売れにくいことが無人直売所には難点です。
しかし、このところ昨年よりは、売れ行きはいい感触です。
味がわかってもらえるお客さんがでてきたかな。
また、野崎ハクサイは早生種のため、寒に入ると霜で頭の葉がしおれ、ハゲてしまいます。
昨年は、ハゲたままではほとんど売れませんでした。
ハゲていても中身は上品で清く、一級のつもりなのですが。