定年楽農

第二の人生を農で楽しもう

15年穀雨

2015-04-20 17:36:19 | 節気

4月20日は穀雨です。
暦便覧には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記されている。
春の温かい雨が降って、穀類の芽が伸びて来る頃という意味だそうです。
今日も1日中雨。
モミジやカキの新緑がきれいです。
昨年は乾燥つづきであったが、今年の春は雨がつづき、日照不足で野菜が高騰しています。
一昨日晴れ間を見て耕起しましたが、表土は乾いているものの、深土は、ぬかるんでいてトラクターのタイヤが取られる心配から一部耕起できなかった。
ネギとスイトコーンの移植をしたいが、遅れ気味です。

<歳時記>
日平均気温が15℃を超えるようになる。
水田の畔草刈(立夏の耕起の時に刈りとった草が鋤込める)
庭のモミジの葉が大きくなってくる。
ササユリの芽が出始めます。草と一緒に取ってしまわないよう気をつける。
自然農園のヤマウドが芽を出す。
ジューンベリーが満開
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食料自給力は伝家の宝刀

2015-04-15 21:26:14 | ひとりごと

平成27年3月31日に閣議決定された「食料・農業・農村基本計画」には、初めて「食料自給力」の指標が盛り込まれた。
不測の事態を想定した「食料自給力指標」を試算したことは評価できる。
しかし、その位置づけは「食料自給率の目標達成に向けて基礎的構造要素となる農地の確保や単収の向上等が図られれば、結果として、食料自給力の維持向上が図られることとなる。」とあり、あくまで、自給率が主で自給力は従である。
現在でさえ、自給率39%を維持するのがやっとのところ、耕作放棄地が増え続く中で農地の確保となると、農地の維持コストが膨大となる。
この根拠となる農地の面積は「農地等の資源や農業資源や農業技術等のフル活用」となっており、公園、ゴルフ場などの農地利用の可能な土地利用は考慮されていないようだ。
食料自給力は、普段の農地等以外に、公園、ゴルフ場などの農地利用可能な土地を総動員して、農地を利用すれば、平時の維持コストは軽減できる。
食料自給力指標は4パターン示されているが、いも類を中心に熱効率をあげるという実際の食事としては厳しい方の2パターンについては、現行の農地面積で賄える試算となっている。
今後の農地政策として、不測の事態に、いも類を中心とするパターンに必要な農地面積を想定し、農振農用地の線引きを見直し、それを厳格に運用する。
また、土地の所有権について一般の土地よりも個人の権利を弱くするように私権を制限する。同時に、そこには所得補償制度や土地改良事業を実施し、しっかり守る。それ以外の農地は、用途を転用して、土地の高度利用や国土保全に資する。
食料自給力を確保することは、実際に発動するかどうかは別問題である。
世界の食料が逼迫してきたときに、食料自給力を確保しているということは、国民に安心感を与えると同時に、輸入交渉等において強気に出られるということです。いわば、抜くぞ抜くぞと言いながら、抜かない伝家の宝刀なのです。
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農は根を見ろ

2015-04-13 16:15:10 | ひとりごと

野菜は根から養分を吸収して、成果物として食物をつくる。
栽培の成否は、根を健康に育てる事ができるかどうかです。
今の農業政策は、全中改革、TPP、輸出拡大策、コメ政策にしても、成果物をどうするかの政策に偏りすぎている。
例えば、末端農協は、全中の締め付けがきつくて発展しないのではなく、末端農協自身の構造改革を進めなければ変わらない。端的に言えば、組合長、理事などに、経営感覚の優れた人がつくこと。これには、全中の力は及ばない。
もう1つは、末端農協は、野菜の販売にはかなり力が入っているが、資材の購買、営農指導などは手薄となっている。これらは、収益が上がらないからである。その赤字分を、金融で賄っている。
もし、金融が巨大組織で、しかも優遇を受けていると批判するなら、その赤字分をどこかで賄わなければならない。
TPPなどの貿易のグローバル化は、一部の野菜、果樹を除いて、土地、人件費などの国内生産条件をみると、雲泥の差で、とても太刀打ちできる状況にない。
政府の輸出拡大策は、末端農協では、以前から努力しているところであり、今後も進めるべきだが、政府が後押ししたとしても発展速度に限界がある。
また、コメ政策においても、26年度産の米価のいきなりの価格支持の廃止である。
60kg当たり11000円から8000円への下落である。
価格政策も1つの重要な政策であるが、同時に、根である生産構造の農地法、農振法、土地改良法などの改革も進めないと農地の権利移転は進まない。
鳴り物入りで始まった農地中間管理機構の実績も2014年12月末時点で年度目標の約3%にとどまっている。これも根を見ていないからで、当然の結果と思う。
農業政策の根とは、農協改革でもなく、農業所得の増大でもなく、担い手の確保でもなく、国の生産構造の改革であり、食料安全保障である。
もっとも我が国の食料安全保障を考えなければ、これらは必要ないのだが。
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15年清明

2015-04-05 17:40:29 | 節気

4月5日は清明(せいめい)です。
清明とは暦便覧に「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と記されている。
万物がすがすがしく明るく美しい頃という意だそうです。
今日は最高気温16℃。雨のため、少し寒いが、ここ2〜3日は20℃を超え、暑さを感じました。
雑草も青々としてきました。
ルッコラ、キイチゴ、ボケの花が咲いていました。
本日は、来週に大祭を控えた八幡宮のお役で年行司長に指名されてしまいました。もともとお宮さんにはあまり興味がなかったので、行事にもあまり参加していませんでした。今日の用務の説明では、大祭の庶務全般らしく、30人弱の人のまとめ役のようなのですが、何もわかりません。田舎はこれだから困ったもんだ。もう知っている人から聞いてやるしかない。しかし、田舎は、いい加減でも事が進むところがいいところで、ポジティブに考えています。
Windowsの切り替えで、本日やっと念願のホームページを再開しました。
これまでのは、ソフトにHPビルダーを使いましたが、今回はHTMLとCSSを使った無料のソフトで、とりあえず、事項を羅列するまでになりました。今後、機会を見ては、バージョンアップを心掛けるつもりですが、さて、どこまでできるやら。その前においぼれてしまいそう。
ホームページのアドレスは、http://www.ccnet-ai.ne.jp/shunsen/ です

<歳時記>
 モンシロチョウの初飛来
 ビワの袋がけ適期
 ジャガイモの発芽
 ボケ、キイチゴの開花
 ルッコラの開花
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