設楽ダム

　ニンジンの種は小さく、土を深くかけると発芽しない。
　それなのに乾燥が禁物です。
　昨年は不織布をかけて乾燥を防いだが、発芽がいまいちであった。
　今年は昨年の反省の元に、エバーフローホースを購入して豊川用水からかん水した。
　これがまた発芽が良好すぎてこれからの間引きが大変そう。
　水田も豊川用水に依存しているが、先日、節水の要請があった。
　確か貯水ダムである宇連ダムも、大島ダムもこの春先は満水状態であった。
　それが、このお盆過ぎからの干天で、もうピンチになるとは。
　私は水利組合の役をやっている関係で、水田用水の止水日を決めなくてはならない。
　水田の栽培指針では、落水は１０月２日となっているが、各農家に節水を勧めながら、９月２９日に止水することとする。
　豊川用水では、現在計画中の設楽ダムにさらなる水量を期待しているが、ダム事業の中止がニュースとなっている昨今どうなることやら。
　９月２４日には、設楽ダム建設に反対している市民団体が国土交通大臣に事業中止を求める要望書を送ったと新聞報道があった。
　用水は多いに越したことはないが、国の財政を考えるときに、自分たちのことだけを考えるわけにはいかない。客観的な予測の元に冷静な行政判断をしてもらいたい。

武士の商法

　旬鮮では、毎朝、その日に売れそうな分しか採ってこないのです。
　毎日１２時に開店していますが、今日は１０時ごろ、お客さんが来て、サトイモ６袋全て欲しいとのこと。
　開店後に来るお客さんのために、３袋のみを渡し、明日予約として５袋作っておくことにして、引き取っていただいた。
　かみさん曰く、「売れるときに売っておかなきゃダメ。ほんとに武士の商法なんだから」
　かみさんには反論できないでいるが、私は結構「武士の商法」が気に入っているのです。
　野菜を「愛想」で売りたくないのです。
　愛想がなくても、わざわざ買いに来てくれるような魅力ある野菜を作ることが全てだと思っています。

０９年秋分

　９月２３日は秋分です。
　太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日。
　均気温は、春分と同じ１８℃ほどですが日照は、春分を１００とすると、秋分は２５程度だそうです。
　本日、中生のハクサイを蒔きました。
　ブロッコリーは８～９月にできるだけ葉を作っておくことが大切です。
　防除の散布は、光合成の邪魔になるので、午前中は避けた方がいいようです。
　保存用のタマネギは、あまり早く蒔くと苗が大きくなってしまい、抽苔しやすくなるので、１０月初旬播種、５５日～６０日育苗で４ｇ程度の苗とし、１１月末に定植する。

０９年そういうものに私はなりたい

雨にも負けず
風にも負けず
寒波にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち
欲はなく
決して瞋らず
いつも静かに笑っている
年齢とともに肉体の衰えは甘受するが
精神は衰えることなしと信じる
１日に米１合半と
みそしると美味い野菜を食べる
ただただ自分が美味いと感じる野菜を追求し
それを人に強要する
みんなに変わり者と呼ばれ
ほめられもぜず
くにもされない
そういうものに私はなりたい

０９年サツマイモが採れました

　０９年ツクバコマチが順調に育ちました。
　甘味が強く味は最高ですが、芋苗が普通の苗より高く、一本１２５円もします。
　一株に４～５本しか成りません。
　中には虫食いもあり、一袋（１～２本）１００円はいただかないと採算が取れません。
　市販されている、なると金時、ベニアズマより少し高めになってしまい、なかなか売れません。
　しかし、辛抱、辛抱、スパートと同じものを売っていたのでは、負けてしまいます。
　昨年からの実績もあり、今年はぼちぼち売れ出しました。
　わずかなファンを大切にしたいのです。