１０年雨水

　本日２月１９日は雨水です。
　暦便覧には雨水とは「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されている。
　このところの天候のぐずつきで、男爵の植え付けが遅れています。１５日の予定だったんですが、明日にでも植えつけようと思っています。
　旬鮮では、白ねぎでも葉ねぎでもなく、白い部分と緑の部分が全部食べられる九条系の地方在来種のねぎと同じく法性寺ねぎを作付けしています。
　畑に行ってみると、地方在来種のネギが元気な葉を伸ばしていました。（画像）このネギの葉は柔らかく、厳寒期は寒風で折られて売り物にはなりません。
　出荷は秋口と春先です。
　厳寒期は葉の厚い法性寺ねぎを販売していましたが、今日から地方在来種のネギに切り替えました。
　法性寺ねぎは、柔らかくておいしいのですが、このころになると茎が伸びだしてきてしまいます。
　地方在来種のねぎを早速、湯豆腐と一緒に煮たのですが、柔らかくて甘いの何の。ふところは寂しくても気持ちは豊かになります。

ハクサイの播種時期

　ハクサイは、毎年野崎採種場の種子を使っています。
　ここの採種場は明治１８年ころからハクサイの品種改良を行っている会社だそうです。
　旬鮮では、早生種として「野崎１２３」、晩生種として「めぐみ二号」を栽培しています。
　害虫被害をなるべく少なくするために気温が下がるのを待って、採種場で示された最終の時期で播種しています。
　今年は、野崎１２３は、９月１１日、めぐみ二号は９月２０日に播種しました。
　ところが、めぐみ二号は、１０月８日の台風１８号で、発芽まもない幼苗であったことから苗がちぎれてしまいました。
　そこで、１０月１１日に蒔きなおしたのですが、その時のハクサイは２月になっても、もう巻きませんでした。
　画像の両端が蒔きなおしたハクサイです。
　ちなみに、採種場が示しためぐみ二号の播種時期は９月中旬までとなっています。
　９月２０日に播種し、台風でも生き残ったのは画像中央のハクサイで、立派な商品となっています。
　ハクサイは播種が２０日遅れると、巻かないことが分かりました。

今こそ草取りを

　今は、冬野菜と夏野菜の作業の狭間にあり、時間に余裕があります。
　そのため、なるべく畑の草を取るようにしています。
　この２～３日はぽかぽか陽気で、草も元気付いてきました。
　昔から、篤農は「草を見ずして草を抜く」、精農は「草を見て草を取る」、駄農は「草を見ても草を抜かない」と言われています。
　確かに、芽が出るかでないかの時期に耕起すれば完璧です。
　また、草の小さいうちは根も張っていなく、簡単に取れます。
　大きくなってからだと、根は張るし、種は落ちるし無駄な労力が必要となります。
　昨日は、雑草の葉の重なった部分に生きたカメムシを発見しました。
　春になるとこれが何千倍にも増殖するかも知れません。
　せめて精農に入りたく、小さい草でもせっせととっています。

西古瀬川の河津桜が咲き始めました

　１０年２月１０日はぽかぽか陽気。最高気温は１６℃でした。
　自宅近くの西古瀬川（さいこせがわ）の堤に植えた河津桜が咲き始めました。
　町内ボランティアで６０人もの人が、夏の草刈等手入れをしてきたものです。
　もちろん私も参加していますよ。

１０年立春

　２月４日は立春です。
　立春とは、「寒さがあけて春に入る日」といわれています。
　今年は暖冬です。今日も最高気温７℃と寒いには寒いですが、屋外の水道の蛇口も凍るようなことはありませんでした。
　来週からは気温も高めの予報です。
　今年は霜の降りた日もわずかでした。
　この頃は日の入りが遅く感じるようになりました。
　日射量は、もう既に秋分（９月２３日）の頃よりも多くなっているそうです。
　このところの雨で、たまねぎがしっかりしてきました。
　圃場がぬかるんで入れないので、庭木の剪定を行いました。
　春夏野菜は、これから成長が早く日光をあびてすくすく育ちます。
　２月１５日には、男爵を植え付けます。