定年楽農

第二の人生を農で楽しもう

12年当初方針

2012-01-03 09:50:27 | 年方針総括

・ わが集落の水田は、都市近郊の極小規模。その中での比較的規模の大きい30a~50aの農家でも戸別所得補償制度のメリットはなく、ほとんどの農家が制度には参加していません。
しかし、制度は定着し、長期的には米価の下落が続くことが予測され、今後、制度を生かした集落営農を目指すしかないが、①水稲の所得に頼っている農家は1軒もいなく、旗振り役がいない。②農地の資産価値に期待する農家が多く、貸借といえども権利関係の調整が困難。③一つの区画が狭いことから、集落営農を行うとしても、効率的な耕作ができない。
など、八方塞です。
 これらの水田は、気象、用水、土壌など優良であるが、上記のように人為的条件が最悪。水田はどうなってしまうのだろう?
・ 総売上110万円、純利益50万円を目標とする。
  07年、08年と総売上は100万円を超えたが、09年、10年は80万円台、11年は気象の影響があり、90万円台にとどまったが、来年は被害が少ないことを祈る。
・ 野菜は少し高いと売れない。安くしても量をはく。品質を認めてもらうまでは辛抱。
・ 選択的拡大。栽培管理がおろそかにならないように品目を縮減する。近くに安売りスーパーが出店したことから、品揃えはそちらに任せる。
「旬鮮」にない品目は、足りないものをそのスーパーで買ってもらうパターンの戦略を目指す。
特に、春夏野菜は成長や病虫害被害の進行が早く、早期発見、早期防除が効果的で毎日見回ること。
・ 黒大豆は、取入れが遅くならないように、収穫方法を検討する。
圃場での乾燥は、はぜるなどロスは出るが、よく乾燥させると、後処理しやすい。
5mmと10mmのふるいを入手し、豆の大粒化を図る。
・ 前作との関連では、窒素肥料の利きすぎた圃場への黒大豆の作付けに注意。
大豆の枝など腐りにくい残渣をすきこんだ圃場は、窒素飢餓に注意。  
  野菜の残渣は、なるべく畑ではなしに水田に捨てる。
・ 除草に心がけ、常に圃場をきれいにし、害虫の防除に注意を払う。
また、排水、施肥に注意をはらい出してから、サビ病やベト病が減少した。
特に、冬野菜は、農薬を使用しないでも収穫できるようになってきた。
さらなる環境整備による、減農薬を研究する。
特に、ネキリムシは、移植前の圃場に雑草をはやさないようにしておくことが被害を軽減する。
・ トレーの播種は播種する前に培土に充分潅水する。水分を吸着しやすいプランター用の培土を使うのも手。
・ スイカは毎年病気にかかり収量が伸びない。雨に弱く、排水のいい床作りを丁寧に行う。
  接木苗を購入する。
・ サツマイモは自家採穂を主体とする。
・ はくさいは、野崎123が作りやすい。播種は直播とし、9月15日、9月30日と2回に分ける。
・ ミニトマトは、アイコとし、需要が少ないので、数本接木苗を買う。
・ 八幡ネギは、白ネギ化を試みる。
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11年総括

2012-01-02 20:38:41 | 年方針総括

トピックス
・ 6月の長雨で、スイカ、トマトナス、キュウリは例年の三分の一。
・ 集落を流れる2級河川から、水田の用水を引いているが、河川改修により、取水方法の変更が生じ、県の出先と協議している。
河川事業ももう少し治水以外の効果も生かせるような工事ができるといいのですが、なかなか。しかし県の職員の方は親切です。

経過及び結果
・ 黒大豆は、6月に十分な受粉ができず、鞘が少ない上に、秋の2度の台風で、枝が折れ、登熟せず、「しいな」が多数発生してしまった。収量は例年の三分の一。
しかし、圃場でよく乾燥させたため、はぜてしまったものもあったが、黒大豆用脱穀機では、枝の詰まりは少なかった。
・ ハクサイは、台風の被害はほとんどなく、播種時期もうまくいった。
・ サツマイモは、一部に害虫による枯葉が生じ、その部分は、芋の太りが悪かった。
・ キャベツ、ブロッコリーは、昨年の反省から、トレーに播種したが、ピートモス主体の播種用培土が在庫がなかったことから、普通のプランター用の培土に播種したが、この培土は素人には、結果的に水分状況がうまくいき発芽率が十分でした。
・ ナスは、6月の雨、秋の台風で、ほとんど収穫できませんでした。
・ アスパラガスは、来年には採り尽くしてしまい、栽培を中止する。残念ながら、茎枯れ病には勝てなかった。
・ 小玉スイカおよび金俵マクワウリは、根元にシルバーマルチをかけたために、昨年に引き続きウリバエ、タネバエの被害は防げた。
  小玉スイカは苗を購入。双方とも途中までは、生育良好。うらむは6月の長雨。
・ ホウレンソウは、10月20日播種、12月25日収穫が正月に向けてちょうど良い。
12月20日以降は成長が遅くなる。10月20日ころいっせいに播種しても徐々に出荷できる。去年の教訓から今年は成功した。
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2011年当初方針

2011-01-04 20:33:07 | 年方針総括

・ 総売上100万円、純利益40万円を目標とする。
  07年、08年と総売上は100万円を超えたが、09年、10年は80万円代と低調であった。やや気が緩んできたか。今年は気を引き締める。
・ 水稲は、個別所得保障制度の定着により、米価の下落が続くと思う。
水稲作を止めたいが、他に水田の活用が思いつかなく、とりあえず23年度は全水田に水稲を作付けることとする。  
・ 少し高いと売れない。安くしても量をはく。品質を認めてもらうまでは辛抱。
・ 選択的拡大。販売品目が少ない時期は閉店とする。無理して品揃えはしない。「スーパーとは違うんです」
・ 栽培管理がおろそかにならないように品目を縮減する。
・ 特に、春夏野菜は成長、病虫害被害の進行が早く、手遅れとならないように品目を減らして重点管理。
また、品目が多いと、土地利用上、前作との関係が窮屈になる。
・ 前作との関連では、窒素肥料の利きすぎた圃場への黒大豆の作付けに注意。
大豆の枝など腐りにくい残渣をすきこんだ圃場は、窒素飢餓に注意。  
  野菜の残渣は、なるべく畑ではなしに水田に捨てる。
・ 除草に心がけ、常に圃場をきれいにし、ネキリムシ防除に注意を払う。
・ トレーの播種は播種する前に培土に充分潅水する。
・ スイカは毎年病気にかかり収量が伸びない。排水のいい床作りを丁寧に行う。
  接木苗を購入する。
・ サツマイモは自家採穂とする。
・ はくさいは、野崎123が作りやすい。同一品種による播種時期をずらすことを止め、品種を変える。
・ スイトコーンは、花粉が混じるのを避けるため、1品種とする。
発芽率を高めるために、トレーに播種し、移植する。収穫時期に注意。
・ ミニトマトは、需要が少ないので、数本接木苗を買う。

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2010年総括

2011-01-03 20:53:00 | 年方針総括
トピックス
・これまでの任意団体の農事組合(内容は実行組合)から一般社団法人に法人化した。
組合長として、組合員に初代の代表理事をお願いに回ったが、引き受け手がなく、自らそのまま引き継いだ。
当然、農作業の時間が割かれてしまうのですが、農村という共同体に身を置くものとして3割は公益または共益的活動に充てることが当然と考えるようにしている。
経過及び結果
・ 昨年購入した黒大豆用脱穀機は、豆の割れがひどく、脱穀機にかける前に、板でたたいてからかけた。
 たたいて落ちた豆の量は予想以上に多かった。その後、脱穀機にかけて落としたが、たたいて落とした豆の三分の一程度であった。もう少し丁寧にたたけば、相当多くの量が割れも少なく取れるように思う。
・ ハクサイは台風もなく、順調に生育したが、播種時期を適期から2週間遅れて播種したものは、最終的にも玉が大きくならなかった。出荷を平準化するために、同一品種で播種時期をずらしてもうまくいかない。
・ サツマイモは猛暑で一部葉を枯らしてしまった。そこの芋は細く長くなっていた。
・ 昨年の反省から、タマネギはハウスの中の苗床ではなく、畑の苗床に播種したが、順調に生育した。
キャベツ、ブロッコリーもハウス内の苗床ではなしに、トレーに播種したが、芽が出たものの、発芽率は充分ではなかった。トレーの培土の潅水が不十分であったように思う。
・ ナスは、一部に半身萎凋病が見られたが、早期発見、切り戻しで、復調した。
ポットのまま移植した株は通常の株と成長には差がない。むしろ半身萎凋病には罹りにくいようにみえた。
・ アスパラガスは、昨年よりは勢がいいものの、まだかなりの欠株が目立つ。もう1年様子を見ることとする。
・ トマトは、オオタバコガの防除がまずまずの出来。鳥害防除のクリネットは有効であった。
・ 小玉スイカおよび金俵マクワウリは、根元にシルバーマルチをかけたために、昨年に引き続きウリバエ、タネバエの被害は防げた。
・スイトコーンは、授粉の関係で、品種は1種類とするが収穫適期を分散するような播種時期を設定することが難しい。
・ サツマイモは保存しておいた芋を伏せて発芽させ採穂した。
圃場に穂を挿したら根が出るまでに、葉を枯らさないように潅水することが重要。
6月いっぱいまで、伸びたつるをさらに挿していく。
・ サトイモは、猛暑、旱魃で成長が悪かった。もう少し早く潅水すべきであった。
・ ホウレンソウは、10月20日播種、12月25日収穫が正月に向けてちょうど良い。
12月20日以降は成長が遅くなる。10月20日ころいっせいに播種しても徐々に出荷できる。
・ 八幡ネギは、この地方の在来種であるがスーパーの店頭にもなく販売好調。移植の時期を確立する必要あり。
・ デジマは、春に種芋を買い、増やして秋に植えつけたが、芽だしが充分でなく、欠株が多く出てしまった。芽だしをしっかりすべき。
・ ニンジンは1回目を8月28日に、2回目を9月9日に播種したが、太くなりすぎてしまった。
秋口に高温だった影響もあったと思うが、11年は、肥料を抑えるとともに、1回目の播種を9月10日とする。
播種時期を少しでも遅くするほうが、このころは蒸散量が極端に減少してくるため、発芽がしやすくなる。
・ 水稲は、個別所得保障制度の定着により、全国の生産量が大きく変動し、米価の下落が続くと思う。
水稲作を止めたいが、他に水田の活用が思いつかなく、とりあえず23年度は全水田に水稲を作付けることとする。
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2010年年当初方針

2010-02-03 07:30:25 | 年方針総括
・総売上130万円、純利益50万円を目標とする。
・水田の農業者戸別所得補償制度には規模が小さいために、補償対象面積の割に、転作田の維持管理に労力がかかりすぎるのでのらない。
・選択的拡大。販売品目が少ない時期は閉店とする。無理して品揃えはしない。「スーパーとは違うんです」
・少し高いと売れない。安くしても量をはく。品質を認めてもらうまでは辛抱。
・栽培管理がおろそかにならないように品目を縮減する。
・特に、春夏野菜は生長、病虫害被害の進行が早く、手遅れとならないように品目を減らして重点管理。
また、品目が多いと、土地利用上、前作との関係が窮屈になる。
・前作との関連では、窒素肥料の利きすぎた圃場への黒大豆の作付けに注意。
大豆の枝など腐りにくい残渣をすきこんだ圃場は、窒素飢餓に注意。  
 野菜の残渣は、なるべく畑ではなしに水田に捨てる。
・黒大豆は、早く登塾するよう、昨年早期に採れたマメを種に使う。
・除草に心がけ、ネキリムシ防除に注意を払う。
・育苗ハウスに直播はせず、トレーに播種する。
・防虫ネットの積極的活用。
・購入苗のさつまいもは、つるを早く伸ばすために生育初期にトンネル管理。
・はくさいは、野崎123が作りやすい。めぐみ二号はもう少し早く播種する。
・スイトコーンは、花粉が混じるのを避けるため、1品種とする。
 収穫時期に注意。
・ミニトマトは、需要が少ないので、数本接木苗を買う。

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