定年楽農

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長期保存用たまねぎ栽培計画(2008年)

2008-08-25 20:58:59 | タマネギ
 品種はネオアースとアサヒ三号
 昨年はネオアースを20ml播種したが、収穫時期の乾燥が上手にできず、お盆過ぎに腐りが多く出た。
 今年は、ネオアース(3.5ml)、アサヒ三号(4ml)と、全体の作付けを減らし、腐りが少なくなるよう、丁寧に栽培する。

08年計画
08.10.5   播種
08.11.29  移植

参考
・ 貯蔵対策(「野菜全書」農文協)
 地下水の高いほど貯蔵中に腐敗球ができやすい。少なくとも50cm以下にあることが望ましい。
 連作土壌ではますます病菌の密度が高まり、腐敗が激発しやすいので連作はさけたい。
 腐敗しやすい球は、水溶性窒素や燐酸が多く集積し、石灰とカリの含有量が少なくなっている。どの肥料の多用も貯蔵性を減じる傾向がある。
 特に窒素の遅効きは腐敗を多くするだけでなく、萌芽を早める。 
 糖濃度が高いと腐敗しにくい。
 糖濃度を低めてしまうのは、密植、日照不足、茎葉の損傷などによる同化機能の低下。また、遅い収穫、茎葉の損傷も糖濃度を低下させる。
 収穫前の土壌水分過多は球を大きくするが、糖濃度を低下させる。
 収穫後1日くらい畑にならべて乾燥する。24時間以上乾燥すると逆に腐敗球が増加する。16時間~24時間が適当。
 扱い中に傷がつくと萌芽を早めるし、腐敗も多くなるので、茎葉を切るときは茎葉を切っても汁が出ないほど乾燥してから切るようにする。

・ ネオアースの栽培のポイント(「花と野菜ガイド」タキイ種苗㈱)
 年内は活着までとし、葉をつくりすぎないようにしましょう。抽苔分球の回避のみならず、玉じまりがよくなる。
 10月初旬播種11月末定植
 55日~60日育苗で4g程度の苗とする。
 定植の1ヶ月前には元肥を入れて畝たてをしておく。
 条間20cm、株間10cm、4条栽培。

  施肥例 (10㎡当たり)
  元肥
   堆肥     20kg
   苦土石灰  600g
   ナタネ油カス  2kg
  追肥(1月上旬、2月上旬、3月上旬)
   化成肥料10-16-16   300g

 多肥や止肥の遅れは、過繁茂をもたらし、病虫害が発生しやすく玉じまりが悪くなる。 
 冬場に株元に土を寄せると生育が安定する。
 ネオアースは比較的早く倒伏がはじまりますが、収穫は玉がしっかりしまっ
た倒伏揃い1週間後ぐらいの晴天の日を見計らって収穫する。


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