本を読みました。「幸福な食卓」(瀬尾まいこ・講談社)。
短編4つからなる連作長編です。04年11月19日第1刷発行で、
05年3月11日には第4刷が出ているので、評判いいようです。
父さんを辞めると宣言する父さん。家の中の息苦しさに耐えかねて
別居をしている母さん。無農薬野菜を作る仕事を選んだ頭脳明晰な兄さん。
4つのお話には、そんな家族の一員である主人公の佐和子の、
中学2年から高校2年までの間のできごとが描かれています。
一風変わったシチュエーションについ引き込まれて、いつのまにかすいすい
読んでいました。ちょっと現実味に乏しい、と感じたのですが、
フィクションとのバランスとしては適度だったのかもしれません。
読後感をひとことで言うと、切ないなぁ…、です。でも、哀しいんだけど、
妙に納得させられて、やがてじわ~っとすっきりするというか。
いわゆる、カタルシス作用とかいうものです。
とはいえ、人によって受けとめ方は違うと思うので、
機会があったら他の人の感想も知りたいです。
短編4つからなる連作長編です。04年11月19日第1刷発行で、
05年3月11日には第4刷が出ているので、評判いいようです。
父さんを辞めると宣言する父さん。家の中の息苦しさに耐えかねて
別居をしている母さん。無農薬野菜を作る仕事を選んだ頭脳明晰な兄さん。
4つのお話には、そんな家族の一員である主人公の佐和子の、
中学2年から高校2年までの間のできごとが描かれています。
一風変わったシチュエーションについ引き込まれて、いつのまにかすいすい
読んでいました。ちょっと現実味に乏しい、と感じたのですが、
フィクションとのバランスとしては適度だったのかもしれません。
読後感をひとことで言うと、切ないなぁ…、です。でも、哀しいんだけど、
妙に納得させられて、やがてじわ~っとすっきりするというか。
いわゆる、カタルシス作用とかいうものです。
とはいえ、人によって受けとめ方は違うと思うので、
機会があったら他の人の感想も知りたいです。