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おごじょの気まぐれ日記

人生いろいろあるけど、
すべてを楽しもうっていうのがモットー。

組曲虐殺 2回目

2009年10月27日 | 井上芳雄君
先日「組曲虐殺」も東京千秋楽を迎えました。

どうしても2回目を見たくて、愛するおけぴねっとで、チケットをゲット。


今回は、話の筋も分かっているし、ゆっくりと細部まで鑑賞。
井上君がブログにアップしていた靴下の穴もしっかり確認できました。
そして、前回以上に、気持ちが入りすぎて、もう号泣!
本当にいい舞台だったなぁ~

この舞台の中でのキーワードの一つが「パン」
小林多喜二が身を寄せていたおじの家がパン屋。
そして、パンすら買えない貧乏はどこから来るのかを考えたのが、
彼のプロレタリア運動の始まり。
パンは、秘密の手紙を隠すところでもあったし、
地下活動をしていた時は、晩ご飯は卵焼きとパンのメニューだったりと
パンがよく登場した。

「パン」は、資本主義社会の矛盾を象徴するものとして表現されていたのかな。
そのパンが売店に。



大きな小豆の入ったアンパンで、パンの生地はちょっとぱさぱさでしたが、
まあまあのお味。


労働者たちの理不尽な立場を何とかしたいと思う多喜二は本当に優しい青年だった。
彼を取り巻く姉や恋人や妻たちも皆優しかった。
そして、この舞台では登場する特高の刑事さんたちも、人間味あふれ、コミカルでやさしかった。

「闇があるから光があるのです」とは、当時、酌婦だった恋人タキに送った手紙の有名な一文ですが、そんな舞台でした。

作曲、ピアノ演奏の「小曽根真」の存在も欠かせず、出演者が亡き多喜二を思い、やさしく包み込むように歌うところなんて、
胸に迫ってくる最高の場面でした。

感激のあまり、彼の最新のアルバムを買ってみました。

ジャングル
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5 ラテン系強烈スイング!