
「容疑者Xの献身」 直木賞受賞時、変わったタイトルだと思った。
読み始めると、おもしろい、面白い~ 止まりません。
好きなんだなぁ~こういう理系ぽい推理小説。
根っからの文系なので、矛盾点が分からないからか、本当に面白く感じる。
知的に犯行を組み立てていく賢さ。
うーん たまらないっ!
貴志佑介の「青の炎」の、賢く理詰めでいく主人公にわくわくした時と似た感情。
東野圭吾のほうがもっと人間ドラマとしては秀逸だけど。
この小説を読んでいるとドラマのガリレオの福山雅治の影がちらちらと・・・
「さっぱりわからない」
「それはおもしろい」
と決め台詞をニヒルに言う彼を大型スクリーンで見たくなって、
今日映画の日、「容疑者Xの献身」を見てきましたー★
福山君は相変わらずかっこよかったですが、
情けない、ぱっとしない石神役に堤真一を持ってくるとは・・・
見るまでは小説のキャラとぜんぜん違うなぁと違和感を覚えていましたが、このキャスティング大成功でしょう。
大事な役どころ、演技にしてもビジュアル的にもインパクトがなくては娯楽映画としては成りたたないですもんね。
本当に上手いですね、堤真一。
確か、報知映画賞で主演男優賞に輝いたとか。やっぱりね~
最後のシーンなんて涙が・・・
タイトルの「献身」ってこうゆう愛の深さのことだったのねぇ~
納得いくラストに満足です。

本を読んでから行った方が話しのふくらみがわかっていいかもという気がしました。