
5月のミュージカルは井上君主演の「ルドルフ ザ・ラスト キス」
素敵です!プリンス役。
ウェディングシンガーのいけていないビリーもそれなりに良かったけど、
やっぱり王子様役はぴったりきますね。
軍服も似合います

このミュージカルは、
1889年オーストリア皇太子ルドルフがマイヤーリンクでなぞの自殺を遂げた衝撃の史実をもとに作られたもの。
ルドルフ役は、デビュー作となった「エリザベート」で演じた役柄だけに、深い縁を感じます。
しかも、「エリザベート」の中ではルドルフは中心人物ではありませんが、
今回はルドルフの物語。出ずっぱり、井上君のミュージカルなのです!!
それは、ファンにとっては本当に幸せなことです。
井上君と笹本玲奈ちゃんの実力ある歌を堪能しました★
この2人の歌は本当に安心して聞けます。
声質も、歌唱力も相性ばっちり。
聞き応えあったなぁ~
先日 NHKのトップランナーに出演していた玲奈ちゃん。
役作りに対して、必ず時代背景やその国の文化の研究は怠らないこと、そして、毎回舞台公演では後悔をしたいと。
納得するとそこで終わってしまうからという謙虚な姿勢に若手の実力派ミュージカル俳優だけあるなぁと感心しました。
井上君もそうだけど、さすがにいろいろな賞を受けるだけのことはあります。
衣装も豪華。
照明が美しいのかなぁ。
舞台セットはデコラティブ過ぎず、前衛的でもあり、豪華さもあり、これが宮本亜門流?
全体に当時の社会情勢が描かれていて、ルドルフは反国家的な姿勢を貫こうとします。それがとても重たく、ルドルフには生きづらく、傷つきます。
なので、歌も重々しい苦悩の曲が多いのですが、「明日への階段」という曲は力強く、やっと井上君の笑顔を見ることが出来てほっとします。
父ともうまくいかず、政治面でも理想を追えず、妻とも煮詰まるそんな中でマリーと恋に落ちます。
ルドルフに妻がいなければ、悲恋としてもっと感情移入できたのに。。。
心のどこかで、不倫?浮気?という思いが邪魔をしてしまいました~ざんねん!
もう1回見に行くので、その時にはこの気持ち何とか消化したいです★