goo blog サービス終了のお知らせ 

おごじょの気まぐれ日記

人生いろいろあるけど、
すべてを楽しもうっていうのがモットー。

インセプション

2010年08月18日 | 映画
今日から仕事の予定が、
ラッキーなことにお休みを取れることに

今日まで休みの夫と「インセプション」を見に出かける。


あー難しかった~
でも、面白かった!!!

???は多いけど、惹きつけられた映画だった。

何層にも話しが同時進行していて、
しかも同じメンバーで、夢の中。

潜在意識に潜り込んでアイディアを盗んだり、
逆にアイディアを植えつけて(インセプションすること)、思うように状況を変えたりしようとする企業スパイがディカ・プリオ。
その彼にミッションを与えるのが渡辺謙。

奇想天外なストーリーで、下手をするとB級映画になりそうだけれど、
実力ある役者たちと才能ある監督クリストファー・ノーランで、新しいエンターテイメントに仕上がっているのでは。

帰宅後、パンフレットを見たり、ネットで調べたりしていたら、
見落としていることがいくつもあり、
もう一度見たくなった。

特に最後のシーンは、現実なのか夢なのか?
ハッピーエンドの結末だったのか???

もう一度確かめたい。



座頭市 THE LAST

2010年05月31日 | 映画


慎吾ちゃん大ファンの友人から、舞台挨拶付きのチケットが2枚あるのだけれど要らない?と、嬉しいメールが。
六本木とダブって取ってしまったそう。
急いで仕事を調整して、大学時代の友人に一緒に行かない?とメールをしたら、
「きゃー、行く行く!!!」と、あっという間に話しが整って、初日の舞台挨拶付きの上映会へと銀座まで出かけたのでした。

ナマ慎吾ちゃんにももちろん魅力はありますが、
私と友人のお目当ては阪本監督の方。
何しろ、大学時代の友人なのです。

「僕は映画監督になる」と言って、大学中退を選択した阪本君が、
その夢を堂々と果たしている姿に、ほろりと。

この映画のために慣れない番宣も積極的にこなしているので、
このところブラウン管でも見かけます。
スマスマのビストロSMAPにも出演していて、びっくり!

やさしい、穏やかな雰囲気は昔と変わらず、
舞台挨拶をする様子も、いい感じで年を重ねていて、
「役者さんの気持ちを大事にする、信頼ある監督さん」との評に、
大学時代の阪本君をちゃんと重ねることができます。

その穏やかな性格とは違って、男らしい作風の映画は、私たちにはなかなか見ることができず、
アカデミー監督賞を受賞をした「亡国のイージス」が初めて見た映画であり、
衝撃的な「闇の子供たち」では、阪本君の才能に驚いたのでした。

そして、この座頭市。
またまた男っぽい、仁侠映画。
阪本君の作った慎吾ちゃんの映画という要素がなければ、絶対見に行かないテーマです。

抗争シーンも多く、荒々しい部分も、厳しい場面もあり、今風ではないけれど、
座頭市の「愛」が全体に優しく漂っていて、男の色気たっぷりの、美しい映画でした。
画面の切り取り方や、アングルがセンスよく、
何しろ慎吾君の、全編目を閉じての迫真の演技がすばらしかった!
慎吾君のこの作品に向き合う、真摯な姿勢は、スタッフたちにも感動を与えたとパンフにもかかれていましたが、
香取座頭市は見る価値ありです。
優しくて、謙虚で、強い、香取座頭市!!

天才子役の清史郎君の演技はこの映画でも涙を誘い、
石原さとみ、仲代達矢、反町隆史、倍賞千恵子、工藤夕貴、寺島進、高岡蒼甫などの脇もしっかりしていて、
内容的には好き嫌いがあるとは思うものの、映画としての出来はすばらしいと思います。


2月に「TALK LIKE SINKING」のミュージカルでナマ慎吾君を見ているのだけれど、
昨日、舞台挨拶で現れた慎吾君は、スタイルよく、きれいで、本当にかっこよくて~
これは驚き!
コメントの端々には、性格の良さも垣間見えて、友人が15年来もファンでいることを納得。

1年以上も前に撮影したこの映画、満を持しての登場。
是非とも、ヒットして欲しいわ。




最高!のだめカンタービレ~

2010年04月19日 | 映画
待ちに待った後編。

近くのマイカルが3周年を記念して、この日曜1,000円。
この日をはずせないわと言うことで、娘と息子の3人で鑑賞。

昨日の保護者会では、「起きている間、勉強していただかないと間に合いませんよー」との先生のお言葉でしたが、
既に予約していた後だし、そもそも、家にいても同だろうし・・・

さて、「のだめカンタービレ」
千秋先輩にフォーリンラブです。
かっこよすぎ~
のだめを思う広い気持ちや、一緒にそれそれが成長していくように歩いていきたいと思う気持ちが男っぽくて。
頼れる人なのよね~

前編で2人はどうなるのーと先行きを心配しましたが、
後編はその2人のリアルな恋愛感情が中心のラブストーリー。
今回ものだめの切ない恋心に涙が出ます。

上野樹里ちゃんは、下手をするとどたばたに終わってしまうようなキャラを、
大胆にエネルギッシュな演技と繊細で深い演技とをバランスよくこなしていて、
観る者をひきつけ、改めて凄い役者さんだと思いました。
ピアノの演奏も本当にひいているような演技。相当の練習量だったようです。

千秋とのこたつのシーン、モーツァルトの2台のピアノのためのソナタを2人で弾くシーン、そしてラストのシーンはとくに胸キュンです

前編に比べて、ギャグも控えめで、2人の気持ちの機微を表わすようなクラッシック音楽の演奏シーンは、高校生の息子には退屈だったようですが、
私は、もう1回観てもいいなと思った映画でした。



サンドラブロック

2010年03月16日 | 映画
マイカルの5ポイントをgetしたので、娘と映画館へ。

何しろ、夫が海外出張、義母は京都旅行へ。
ちょっと、開放感~
家事は山積ですが、どこかへ出かけたかったのよねー
晩ご飯だって3人だし・・・

チョイスした映画はサンドラブロック主演の「幸せの隠れ場所」

3月1日の映画の日、メリルストリープとサンドラブロックの映画のどっちにするか迷ったあげく、メリルの「恋するベーカリー」を選択し、
まぁ、別に見なくてもよかったねーと、可もなく不可もないこの映画に、
娘とちょっとすっきりせずに帰ったのでした。

その後、アカデミー賞でサンドラブロックが主演女優賞をとり、
映画の選択を間違えたと残念に思っていたのでした。

この「しあわせの~」のサンドラは相変わらず男前なキャラ。
太っ腹な勇ましい母親役は最高~(母親役をやるようになったのね・・・)
「インビクタス」はラグビーっだったけれど、今回はアメフト。
どちらも格闘技の球技でございます。

サンドラの家族は良心的で、子供も素直で、しつけもマナーもしっかりしていて、
まぁ実にいい、裕福な家族なのです。

そんな家族が、ホームレス状態の黒人の少年の面倒を見ることになります。

前半は、不幸な境遇の少年と家族の交流がテンポよく描かれています。
きっぷのいい、曲がったことの嫌いなサンドラの勇ましさ(アメリカ版曲げられない女ね~)に、それを理解するやさしい夫と子供たち。
末っ子のSJの天真爛漫さとおしゃまさがかわいく、
声を出して笑う場面も多くて、楽しませてくれます。

また、ところどころ、白人の黒人への上から目線、白人の傲慢さも誠実に描かれていて、
これが映画の質を高めています。

少年はこの家族の愛情で、さまざまな大学からオファーが来るようなアメフト選手に育っていくのですが、
家族がこよなく愛するミシシッピー大学のアメフトクラブに決定した事で物議をかまします。
「この大学へ優秀な選手を送り込みたくて、少年を養育したのではないか」と。

この切り口があって、この映画はぐっと深みを増し、感動を強めました。


夢はかなうこと、信頼すること、家族は大事なこと、愛は大切などなど
べたなテーマを素直に受け入れられるハートウォーミングないい映画でした。


リーダー~

2010年03月15日 | 映画
どうなっているの?日本!! と思わずにいられない政界模様。
鳩ぽっぽ総理はどうしたいのじゃ?といつも突っ込みを入れながら聞いている普天間基地問題など、
煮え切らない我が国のリーダー

それに比べて、マンデラ大統領の素敵なこと
そう、思わせた映画「インビクタス 負けざる者たち」

先週、無理やり夫に同行してもらい、鑑賞(1,000円になるからね@@)

アパルトヘイト政策で、白人によって虐げられていた黒人たち。
そこへ、30年の牢獄から開放されて、新指導者となった黒人のマンデラ(モーガンフリーマン)。
ここぞとばかり黒人たちは白人の作り上げた南アフリカを変えようとする。

その思いは、とても弱かったラグビーチームにも向く。
名前も、ユニフォームも変えようではないか。


当時、ラビーの試合は国の対抗戦であっても、白人は国のチームを応援し、黒人たちは相手チームを応援するという、
アパルトヘイトの図式そのものだった。

しかし、マンデラは、「赦す」ことが必要と国民に訴える。
「赦す」心から始まる政治。

白人からの理不尽な扱いを受けたにもかかわらず、
人を憎まず、恨まず、赦す大きな心に、
そして自分の思う政治をきっぱりと突き通す気持ちよさ。
頼れると思わせる、こんなリーダーが日本にも欲しい~!

マンデラは、ラグビーチームの再建を図ることで、国民をひとつにまとめようと動く。

1995年に自国で開催するラグビー・ワールド・カップに向け、
チームキャプテンのピナール(マット・デイモン)とタッグを組んで、
ワールドカップで優勝を果たすという感動作。

現実はこんなにシンプルではないにしても、
是非とも政治家の皆様にも見て欲しいものだわ・・・

龍馬気取りの鳩ぽっぽ弟やら、民主党や自民党のごたごたやら、
リーダー不在の政治が嘆かれる。









ジュリー&ジュリア

2010年02月08日 | 映画
2月1日の映画の日はこれををチョイス

「ボナ・ペチ!」と愛らしく言ってくれるメリル・ストリープ。
「君はどんな時が幸せなの?」と言う夫の問いかけに「食べてる時!」と無邪気に応える。
食いしん坊さんにはとっても幸せに感じる映画でしたー


主演はメリル・ストリープ。
最近の映画でも「マンマ・ミーア」の彼女と「プラダを着た悪魔」の彼女とは別人のようですが、
この映画の彼女もまた別人格。体つきさえも違っていた。なぜ?
いろんな役が出来て、キャラが限定されない役者さんと言うのはすばらしい~

さて、話は
戦後間もない頃、夫に同行して駐在したパリでフランス料理に目覚め、初めて英語でフランス料理本を執筆し、アメリカの家庭料理にも影響を及ぼした実在の人物のジュリア。

その50年後のニューヨークで、作家の夢をあきらめて、公共機関で働くジュリー(エイミー・アダムス)。
彼女は人生を変えるために、幼い頃からあこがれていたジュリアの料理本の全524のレシピを365日でつくることにチャレンジ。それをブログでアップする・・・

50年の時間を超えて、ジュリアとジュリーの話しが交差する。
共通点はお料理づくり。
そして、二人を見守る優しい夫と友人たち。
元気よく、たくましく成長していく二人が気持ちよい映画でした。
「ユー・ガット・メール」や「めぐり逢えたら」などのノーラ・エフロンの作品は女性心をしっかりつかまえます。

いかに、食が生きることに、幸せにつながっているか、再認識もし、
家族が楽しく「美味しいね」と言ってくれる食卓がどんなに幸せなことか。

食べることに興味を持っている家族のありがたみを感じた映画でもありました。

メリルの次回作、「恋するベーカリー」も楽しみだ~




最高~のだめカンタービレ!

2010年01月06日 | 映画
今年の初映画は「のだめカンタービレ」
映画の日でもある元旦に、一緒に行くのを渋る息子をスタバのグランデとナチョスで釣って無理やり同行させる。

まぁーおもしろかった!!
ハチャメチャな場面あり、
大笑いする場面あり、
ほろりとさせる場面あり、
感動する場面ありのとってもいい映画でした。

のだめが初めて千秋先輩と共演できるのを喜んで、公演のチラシを配る場面は、
アニメーションが加わって、パリの街を嬉しさで弾けるように飛んだり駆けたり。エッフェル塔にも飛んでいく~
音の楽しさもあって、本当に正月らしい華やかさで、わくわくしてしまいます。

そして、なによりクラシック音楽がとーってもよくて、映画館の大音響で聴くので臨場感たっぷり♪
圧巻は玉木くん演じる千秋先輩がだめだめオケのマルレ・オケを何とか再生させ、演奏会で演じたチャイコフスキー「序曲1812年」とバッハ「ピアノ協奏曲第1番」の2曲。
本物のコンサートを聴きに行っている錯覚に陥り、
思わず立ち上がって「ブラーボー!」と叫びそうになりました~

玉木宏は夢中になるほど好きな男優さんではないけれど、
この指揮者役は本当にカッコいい。
本物の指揮者に見えるのは、映画の撮影の前と後では、腕の太さが変わって同じ服が着れないというほどの練習があるから。

さて、この二人の恋の行方は?
千秋先輩の活躍ぶりに自分との差を感じて落ち込んでしまうのだめ。
ずーっと先を歩く千秋先輩に「ずるい・・・」とうなだれてしまう場面なんて見ていてなんとも切ない。
そんなのだめに「俺たち、離れて暮らそう・・・」という千秋!

ぎゃーどうなる!この二人。
4月の後編も是非とも見なくっちゃ!!


沈まぬ太陽

2009年11月04日 | 映画
「矜持」とは、自信と誇り。自信や誇りを持って、堂々と振る舞うこと。きんじ。プライド。
この思いで、理不尽な目にあっても会社を辞めない恩地元。

原作を十年前に読んだ時の衝撃は忘れない。
こんなことが・・・
会社の体質と大事故へのつながり。

「魂が震える」
大スケールの映画作りに、豪華な出演者
御巣鷹山の飛行機事故の場面は、涙なくては見られない。
自分が送った航空券で息子家族を死なせてしまった役どころの宇津井健。
「未亡人てまだ死なない人のことやろ」とはかない妻を演じる木村多江。
悲しみが、苦しみが胸に迫ってくる。

ただ、残念だったのは理不尽さの中に身をおく恩地の実像が分かりにくかったこと。
3時間22分の映画とはいえ、やはりあの長編をこの時間に納めるのは無理があるか。
政治が絡み、会社の思惑が絡み、複雑な力関係の中で翻弄されていく人たち。
もっと、感情を揺さぶる何かが欲しいと思った。
ある意味、男性的な映画なのかも知れない。夫はとても感動していたから。


現在TVで放映中の「不毛地帯」で、番組の冒頭に「たまたま実在する人物、団体、出来事と類似していてもそれは偶然に過ぎない」なんていう面白いメッセージが流れる。

今回の映画もフィクションであるといいつつ、見る人全員JALを頭に浮かべることだろう。

Yahooニュースでは、
「当社を取り巻く厳しい経営状況は世間の注目を浴びている」との認識を示した上で、「企業として信頼を損なうばかりか、お客様離れを誘発しかねない」と JALの社内報を紹介しているが、この危機感は確かだろう。


原作者の山崎豊子は念入りに丁寧に取材を重ねて、小説を書くことが有名であるから、
フィクションとノンフィクションの境目がどこなのか?
私たちはこの映画をどのように見ればいいのか・・・悩む。

この映画の最後にでも、国民航空(映画に登場する会社名)の明るい未来を暗示させる何かがあれば、まだ救われたかな。

沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫)
山崎 豊子
新潮社
売り上げランキング: 48
おすすめ度の平均: 4.5
5 映画が先か、本が先か、どちらでもだいじょうぶ
4 JAL再建なるか?
5 「会長室編」へのプロローグ
5 こんなサラリーマン人生で正気でいられるはずがない。
5 涙なくして読むことができない