tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
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市制60周年記念行事の講演会「勝山製糸工場の歴史」

2014年09月22日 | 当地の催事・行事など

勝山市は、戦後から

繊維王国として織物」をして風靡した時代が続き、

市民の半数くらいの人たちがこの職種にたずさわって居た

といわれています。

 

維新後の日本復興として

日本の輸出品の43%が生糸輸出」として、時代があった。

この生糸輸出の一翼を被いた町が、「勝山のご先祖」であった。

先にも報告しましたが、維新後の国つくりには

殖産産業を興すことが必要となり、勝山市は小藩でありながら、

タバコ産業と製糸業」を起こした。

明治期の初まりに有力商人と武士の知恵者が幾人も輩出された。

此れは、維新前の藩家老が早くから「成器堂」と云う学校を作ったことに

始まったといわれています。

 

当地には、繊維業の中での生糸つくりに、高度な技術があり、

明治14年には福井県内で75%もの生糸生産量を得て

米・仏への輸出産業に寄与した。

 

今、繊維業は不況産業の代表にされていますが、当地には当時から残る、

大きな工場と、織布産業は健在。生糸生産は殆どなくなっています。

 

維新時からつつく大商人の子孫は、今でも健在。

往時ほどの賑わいはありませんが、こうした歴史を踏まえた人たちが、

居たことは、市民として誇りに思うことでもあります。

 

会場の勝山城博物館


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