tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
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スタートは「月光の曲」から「坐禅会」に参加

2014年09月22日 | 坐禅会

早朝、「月例座禅会」

今日は、久々の「月光の曲」からスタート。

 今朝から新しい方(男性)が参加、老師さまも、一からとの思いか、

格別丁寧で、その説法にも力が入った感じ。

 

老師様から、突然の話しが始まる。

大きく息を吸ってください、鼻から太く短く息を吸う、下腹に力を入れて細く長く息を吐き出す。

目はあけたまま、これは自分を見詰める目、目を閉じると眠くなり自分を見失う

道元禅師様の坐禅は、目を閉じないこと」。

足は「結跏趺坐」または片足のみ組む「半跏不坐」、

何れも正しいが最終には「結跏趺坐」への努力する。

(8年目の私は、足が短く太いせいか絶対ムリ)

体を左右に降り、両膝頭と尾骶骨の3点で重心を整え、

大地に根をおろしたように、ずっしりと体重をかけ、身を調える。

その上に背骨がまっすぐに乗せられる。

耳と肩と対し、鼻と臍と対せしめんことを要す」

「舌上の腭(あぎと)に掛けて、唇歯相著け、目は須らく常に開くべし、

鼻息微かに通じ、心相すでに整えて欠気一息、左右揺振して、

丌丌として坐定して、この不思量底を思量せよ、

非思量、此れ乃ち、坐禅の要術なり」 (普勧坐禅儀ばっすい)

 

自分の姿を見詰める、そして調息を続けよ、

ここで、老師様の各自への身の調えにチェックが入る、

警策を持たれて後ろに立たれると一瞬緊張が走る。

静寂の中の禅堂に、ピーンと張り詰めた一瞬。

 道元禅師様の坐禅は3つの要素。

  1. 整身2.調息、この2つはセット、

そして3.は、調心(致心、ちしん)

これら3つ以外に心を奪われない「三昧」

簡単ではないですよ、お釈迦様で6年、達磨大師様で9年間、

端坐されたのです、

われわれ凡人は、あわてないことです。

 

静かな世界に入る「入定」とそこに何があるのでしょう、

坐禅をしても何が有るのでしょう。

坐禅をしていると、今の自分の生き様に対する課題が、見えてくるはず、

誰もが望む、創造的な自分の未来の姿が見えてくるかも。

仏陀論は、運命論ではなく、創造するおしえ。

禅師様は「正伝の仏法」と位置づけられた。

禅師さまのすすめは

「今座っている姿は、同じものを目指している、大きな幸せの中で座りつつけなさい」

 

今日はカスタートから、しっかりの「一炷、40分余」、

小鐘一つまでは、長かった。

その分、いつもの一汁一菜「塩粥」は格別の味、

清清しい朝でした。


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