tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

寂聴先生92歳、新刊「死に支度」、面白い。

2014年12月12日 | 老春・出合系など

タイトル「死に支度」で、

ぎょっとしましたが、妻の薦めでも有り、

もう10年もすれば考えなきゃならないテーマーだけに、

内容に興味深々、2014年7月の新刊書。

 

比較的具体的内容が多く、一気に破読してしまいました。

 

寂聴先生92歳と言うお年をむかへ

50年間余も仕えた用人や秘書などすべて

身の立つ様にして解雇、

今、28歳の才女秘書との二人暮らし(京都北野の「寂庵」)。

 

朝、目を覚ますと又今日も生きていたか、うんざりする」

「今は何時死んでも不思議で無いと思っています」と。

著名な老作家が、サインを求められ姓を書いたが名のほうがが出てこなかった実話、

また、ある老作家は、昨年出した原稿を悪意なくそっくり今年も出した実例など、

先生の知る秘実話。

そこで曰く「死ぬのは怖くは無いがボケるのが恐ろしい」。

 

すでに、棺おけに入るときの死出装束の準備、

「これから働かないと、あと幾年生活できるの?」と

「ギネスブックに載るほど長生きされても大丈夫です」との、秘書氏とのやりとり。

われわれ俗人が考えることなど、多々

 

最期は、先生曰く、

「春が過ぎてから啼くウグイスを、老鶯(ろうおう)と言うのよ、

声もしっかりしていて、いい声でホーホケキョと、はっきり鳴くでしょう」

とは、自分のことを言っていらっしゃるのでしょう、

瀬戸内寂聴92歳、

まだまだ、お元気の様子。

面白いので、お勧め。

 

数日前の朝日新聞朝刊に書評が乗っていますが、

私とは全然違ったプロの論評もまずまず


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