町田市薬師池公園では早乙女さんたちが菖蒲の手入れをしている。
7日、行きつけの病院で血液検査を受けた。半年に一度、定期的に受けている。LDLコレステロール値が劇的に下がっていた。総コレステロール値も下がった。また基準値の上限に近づいていた血糖値、尿酸値、クレアチニン値もかなり改善している。
原因が日ごろの食事量を減らしていることにあることは明らかだ。近ごろ胃を悪くして食欲不振に陥り、胃を軽くするべく食事量をかなり減らしている。食事まえには腹ぺこになるように間食を控えている。おかげで胃は復調し、快適だ。
長い間コレステロールの生成を抑える薬を飲んできたが、これほど劇的に改善されたことがなかった。食事の大切さを身をもって知った一瞬だった。薬に頼るより食事療法のほうがはるかに効果がある。
貝原益軒「養生訓」は、日ごろの生活での節制を諄々と説いている。1日2食をまもり、間食を厳に慎むこと、夜食をしないこと、心を冷静に保ち、体を適度に動かすこと。あたりまえのことでありながら凡人には難しい。早食い、大食い、大酒飲みを続けてきた私が、いつまでいまの生活を続けられるか。
薬を飲みながらもとの早食い、大食い、大酒飲みの生活に戻るか、それとも貝原益軒の教えをまもりながら薬から遠ざかる方向へ歩を進めるか。二者択一でなく中間段階の方法を模索しよう。
1630年生まれの貝原益軒は1714年に84歳で死んだ。死の2年まえに養生訓を著わした。江戸時代前期の儒学者、思想家だった。