新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

使わないコンテンツ満載の電子辞書

2017年06月11日 | 日記

「40年一日のごとく」語学で飯を食っている。辞書は手放せない。
 2機目の電子辞書を買った。職場に置いておけるものがほしかった。英語の辞書でよいのだが、いっそ買うならとスペイン語、ポルトガル語が入っているものにした。
 頻繁に使うのは英和、和英、それに国語辞典だ。最近あまり使わなくなったが、ポルトガル語は欠かせないし、何かのおりにフランス語、ドイツ語の辞書を参照したくなる。イタリア語もあったほうがよい。紙の辞書ではそれらの言語はすべてむかしから買いそろえてあるが、持ち歩きには不便だから、電子辞書になっているとありがたい。
 これまで使ってきたのはリーダーズ英和とリーダーズプラス、それに広辞苑が入っている機種だ。コンパクトサイズでいまも重宝している。
 新しく買った電子辞書にはジーニアス英和とジーニアス和英、それに大辞泉が入っている。大辞泉はあまりよく知らないが、ジーニアスはもはや電子辞書の標準装備のようになっている。何も知らないで電子辞書を買う人は、必然的に大修館書店のジーニアス英和辞典を選んでいる。紙の辞書ならもっとさまざまな種類から選べるところだが、電子辞書となるとジーニアスの独占市場のようになっている。大修館書店の一人勝ちというところか。
 私にとって必要なのは、英和、和英、国語の各辞典だけであとはお飾りになる。そのお飾りがなんと多いことか。買ったばかりの電子辞書のメニューを開くと「ゼロからはじめるスペイン語」「口が覚えるスペイン語」、なんと学習参考書を兼ねている。「ニッポニカ」「ブリタニカ」「ビジュアル大世界史」「エピソードで読む世界の国243」「冠婚葬祭マナー辞典」「すぐに使える基本法律用語辞典」「ビジネス便利辞典」、あまりに多くてここに書き抜く意欲がなくなった。そうそう、有名な歌手が歌っているクラシック音楽も聴けるようだ。
 必要がないものは入れないでほしい、その分値段を下げてほしい、もう少しコンパクトなサイズにしてほしい。電子辞書メーカーに注文したいことはさまざまにある。
 語学の辞書はいまはカシオしか出していない、と電気器具量販店の店員さんがいっていた。シャープ、セイコーは何を出しているのだろう。