「話せばわかる」日本、相手の尊厳を叩きのめすまで衝突するのが韓国です。
社会生活の中では、他人と意見が衝突することも、喧嘩になることもあります。
本当に悪党のような人、とても同じ社会で育ったとは思えない人とぶつかることだってあります。
しかし、そんな特殊な場合は例外にしますと、日本人の喧嘩は長引くことがそうありません。
相手の、「これだけはダメだ」とする心境を読み取り、そこまでは触れないようにしているからです。
話す内容もそうですが、日本語そのものが、極端な言い方をするには向いていません。
日本語には、そこまで人を見下す言葉がありません。
韓国語の「ヨク(辱)」と呼ばれる低俗な表現の言葉は、日本語で訳すことができません。
日本語の表現力の問題ではありません。
日本では、古くからそんな低俗な言葉を使う必要がなかったからです。
使う人がいなかったからでしょう。
韓国では、「話す」ことほど怖いこともありません。
低俗な言葉で相手の尊厳を完全に破壊します。
少しでも弱みを握ると、家族のことを言い出します。
控えめな表現で書きますと、「お前はダメだ」と言いません。
「お前の家族はダメだ」と言います。
相手が「それだけはやめて」と思っていることを、狙い撃ちします。
そうやって相手を完全に踏みにじって、言い換えれば、相手がこれだけは守りたいと願っている線を破ってこそ、自分の勝利だと思う風潮があります。
だから、喧嘩が長引きます。
一般生活の中での口喧嘩などではさすがにそこまではしませんが、代わりに、とにかくマシンガントークで、または大きな声を出して、相手の話が無力になることで「勝った」となります。
とても、「話せばわかる」という生き方はできません。