韓国は、「大韓民国臨時政府」という、大韓帝国(朝鮮)の亡命政府を母体としています。
一つの国に二つの政府はありません。
よって、大韓民国が臨時政府の存在を認めることは、同じ時期朝鮮半島を併合した日本の統治をすべて違法占領だと認めるのと同じ意味です。
韓国の臨時政府は、強い自民族優越主義を武器にしていました。
よくある「考古学的証拠はないが、韓国の歴史は半万年」という主張も彼らによって広がったものです。
一方、日本の統治によって朝鮮が発展した側面は「植民史観」という名で徹底的に排除しました。
でも、問題がありました。
歴史は臨時政府による歴史観をほぼそのまま子供たちに教えましたが、文化はそう簡単にはいきませんでした。
なぜなら、優秀な民族である朝鮮民族が残した、とても美しいはずの文化、少なくとも日本の文化より優れていないと「設定」が合わなくなる朝鮮民族の文化が、他でもない韓国人自身の目に、そう美しくは映らなかったからです。
子供たちに韓民族の素晴らしい文化を教えるべき立場の大人たちは、困りました。
結果、韓国は二つの愚かなやり方に走りました。
一つは、日本の文化を実は韓国のものだと「盗む」こと。
もう一つは、「日本的なもの」を入れて自国の文化を美化すること。
その過程で、本来の文化は潰されました。
なぜ「日本的なもの」を入れて美化したのかというと、韓国が日本に憧れていたからです。
教育も例外でなく、日本的価値観、日本の社会・道徳観を、「韓国人なら、こういう生き方をすべきだ」としながら子供たちに教えました。
市民意識から接客態度のおよぶ、広範囲な「日本的なもの」が、「こうあるべきだ」とする「韓国」社会の姿として、韓国の子供たちに注入されたわけです。
「反日(抗日)思想」を国是として憲法に刻んで、徹底的に日本との関係を遮断していたおかげで、それらの「日本的なもの」を、韓国的なものとして、優秀な韓国人だからこうあるべきだと、バレずに子供たちに教えることができました。
なにせ、教育、経済、治安、ほぼすべての分野で、韓国は日本の法律をそのままコピーしたのですから・・・
社会の規律という文化もまた、「日本的な」基準から始まったのです。