2014年6月29日、ソウル市江東区の現代百貨店千戸店1階で、天井材の一部が落下する事故が起こり、客や店員が非難する事態となった。
29日はくしくも、19年前に三豊百貨店崩壊事故が起こった日でした。
日本人の感覚だと、営業停止にして原因が解明するまでは営業しないと思いますが、さすが韓国の百貨店です、天井が落ちたからといって、営業は取りやめるはずもありません。
落下した石膏ボードを回収し、そのまま営業を続けたようです。
この事故の6月29日は偶然にも19年前の三豊百貨店が崩落した日でした。
営業中に突然5階建ての建物が崩壊してです。
その三豊百貨店も崩落当日に天井のひび割れが拡大していることに気づいたにもかかわらず「事故当日午前9時に経営陣が集まり緊急会議を開いたにものの、通常通り営業を開始」していました。
そして危険を感じた社長はこっそりと店外に非難して無事でした。
ケンチャナョ、という韓国語があります。
「大丈夫、気にしない・・・・・・」というような意味なんですが、ポスコ(旧浦項製鉄)の建設から運用まで指導した新日鉄の社員も韓国人労働者のケンチャナョ精神には苦労したようです。
とにかく建設現場でボルトの位置が何センチか違っていたって彼らは気に留めなかったそうです。
それでは設備の取り付けは不可能ですから、新日鉄の社員などは口うるさく注意を繰り返したようです。
でも、数十年後の現在でも韓国人のケンチャナョ精神は変わっていません。