看板のハングルだけ目をつぶれば、韓国と日本の繁華街は区別がつかないほど似て見えることが多い。
だが人々のファッションをよく観察すると、またもう一つ違いが見えてきます。
ひと言でいうと、日本の方が「だらしない」格好の人が多いのだ。
例えば短パン&サンダル姿の男性は、韓国では日本ほど見かけません。
一時期流行った「腰パン」、つまりズボンをずり下ろしてパンツを見せて歩くような格好も、韓国では受け入れられなかった。
これはどちらがいい悪いでなく、街中での「ドレスコード」の違いだ。
韓国はまずもともと人前で肌を晒すことへの抵抗感が日本より強い。
性などに慎み深さを求める儒教の教えが背景といわれています。
したがって男性の短パン&サンダル姿は、普通に街なかを歩くだけではしたなく見られかねません。
また外見の格式、格調も重視されるので、「人前に出るならちゃんとした格好をしなきゃ」という意識がより強く働くわけです。