「韓国料理は赤い」というのが、日本人の持つ典型的なイメージです。
実際は赤くない料理のほうが多いのだが、日本料理と比べればこの先入観もうなずけます。
赤い色のもとは、もちろんトウガラシです。
韓国ではスパイスとしてのトウガラシ以外に、生のトウガラシも薬味や箸休めとしてよく食べます。
韓国メディアによると韓国人1人あたり年間トウガラシ消費量は約2~4㎏で世界最高水準、とのことだ。
もともとトウガラシを食用にする習慣すらなかった日本だが、欧米の平均程度にまで消費量が増えている。
だがそれでも韓国人のトウガラシ消費量は、一説によると日本人の約20~100倍にも上るという。
トウガラシの辛味の主成分は、カプサイシン。
日本で注目されたそのダイエット効果は、韓国でも研究されている。
大学の研究者が、トウガラシをよく食べる女性ほど体の脂肪量が少ないとする研究結果も発表されています。
また被験者にトウガラシの抽出成分を8週間与えたところ、脂肪の減少が確かめられたという研究結果もある。
トウガラシの消費量と韓国女性のスタイルには、やはり何らかの関係があるのかもしれません。