韓国軍は日本帝国の軍制をを引き継いだが、日本にはなかった准将を創設した。
日本軍の下士官は、准尉・曹長・軍曹・伍長の四階級だったが、韓国軍は准尉・元士・上士・中士・下士の五階級でスタートした。
十四年後には、准尉と元士の間に「賢士」という階級を新設した。
同じ階級のなかでは、経歴年月数、年齢などを勘案して、自ずと順位が決まっていく。
韓国人が初めて会った外国人に年齢、職業・職位をしつこく尋ねるのは、自分よりランクが上か下かを見極めるためだ。
それが定かにならないと、彼らは安心できない。
韓国人同士なら、もっとしつこく掘り下げる。
まさに序列愛好文化であり、そこには「対等な同僚」「対等な友人」はありえません。
組織の中では、直属の上司だけが忠誠の対象になります。
さらに「韓国の儒教」は、親族の結合を何よりも大切な価値として教える。
何よりも、公より私。
ナッツ姫事件は、わかりやすい事例だ。
「航空機内の責任者はパイロット」という公的規則よりも、「会長様の娘の言うこと」という私的要求の方が勝った。
韓国人の常識的な認識では、「絶対に偉い会長様」の一族は、職責が何であれ、いや会社に所属していなくたって「絶対に偉いお方」なのだ。
密室では同じようなパラハラが常に起きているだろう。
ニコニコ顔を作って不当な命令に従うか、馘首されるかだ。
こういう社会文化構造のなかで、最上位にいるのが大統領です。