韓国・釜山と日本の福岡のアーティストらが来月2~18日、釜山港旅客ターミナルなどで合同展示会「WATAGATAアーツフェスティバル2012」を開催する。「福岡プサンアートネットワーク」が16日、明らかにした。
同フェスティバルは釜山と福岡のアーティストが交互に展示会や合同公演を行うもので、昨年に続き2回目。昨年は釜山地域のアーティストが福岡で制作を行い、合同展示会を開催。1500人の観客が訪れた。
先月2週間、福岡のアーティストが釜山に滞在し、作品を制作した。これらの作品が釜山市内で展示される予定だ。
作品は釜山港旅客ターミナルや竜頭山公園のほか、市内10か所のカフェ、野外展示場9か所などで展示される。
韓国の最大野党、民主統合党は16日、12月の大統領選の公認候補に文在寅(ムン・ジェイン)氏を選出した。
民主統合党は同日、京畿道・高陽で行ったソウル巡回党内選挙で、文氏が公認大統領候補に選出されたと宣言した。
文氏は、先月25日から3週間にわたり13地域で実施された巡回党内選挙の累積得票率56.5%を獲得し、公認候補に確定した。
同党は、過半数の得票者が出なかった場合は23日に1位と2位の候補で決選投票を行う予定だった。
最大野党の公認候補が選出されたことにより、大統領選挙に向けた与党セヌリ党との全面対決も本格化するとみられる。
また、野党陣営の「本命」とも目される安哲秀(アン・チョルス)ソウル大学融合科学技術大学院長が大統領選出馬を表明した場合は、野党候補一本化の論議も始まると予想される。
18日(日本時間19日)に開幕する国連総会で、韓国政府が旧日本軍の従軍慰安婦問題をはじめとする歴史問題を包括的に提起することを検討していることが16日、分かった。
韓国政府高官は同日、「慰安婦問題は普遍的人権問題で、国連で取り上げないわけにはいかないだろう。国連総会や第3委員会などを通じて包括的な方式で取り上げる可能性が高い」と述べた。
別の高官も「独島問題と慰安婦問題は東アジアの歴史問題と関連がある」とした上で、国連総会で歴史問題を包括的に提起する可能性を示した。
韓国政府はまた、国連総会で日本が独島をはじめとする領土問題に触れた場合に備え、対応策も検討している。
韓国政府関係者は「日本が韓国領土の独島について取り上げた場合は必ず対応すべきだ」と話している。
韓国政府代表団を率いる外交通商部の金星煥(キム・ソンファン)長官は28日に国連総会で演説する予定だ。演説の内容はまだ確定していないが、いかなる形であれ過去の歴史問題に言及する可能性が高いとの見方が出ている。
韓国政府が国連総会でどのように問題提起するかは、金長官に先立って行われる日本の野田佳彦首相の演説内容を考慮し決まるとみられる。日本のメディアの報道によると、野田首相は領土問題に「法の支配」にのっとり対処する重要性を訴える方針だ。
複数の韓国メディアは16日、米国に居住する韓国人らがニューヨークのフラッシングにある図書館前で、旭日旗の使用に反対する集会を開催したと報じた。韓国では旭日旗を日本の軍国主義の象徴とする見方がある。
集会に参加した韓国人は、8月23日にニュージャージー州パラセイズ・パーク市内の慰安婦追悼碑の前で結成した「日本戦犯旗を排除するための市民集会」のメンバー。団体メンバーは30人あまりで、この日の集会では「旭日旗はアジアのナチスの旗」と書かれたプラカードを持ち、抗議を行った。
集会に参加したニューヨーク韓人父母協会のチェ・ユンヒ会長は、「ロンドン五輪で日本の体操代表チームは旭日旗を象徴するユニフォームを着用していた」と指摘し、国際オリンピック委員会(IOC)と米国オリンピック委員会(NOC)に対し、調査と日本体操チームへの懲戒を求める公式書簡を送付したと話した。
同団体は、旭日旗をモチーフとした商品などに対し、不買運動や関連社会に対して抗議するなど、旭日旗の使用に反対するキャンペーンを展開する計画という。
済州特別自治道(以下、済州道)は16日、海外滞在を希望する日本人の誘致に積極的に乗り出す計画を明らかにした。
日本人滞在者の誘致に向け、昨年3月に釜山に初の韓国支部を設置した日本のロングステイ財団に済州支部の設置も要請した。
また、11月に東京で開催されるロングステイフェア2012にも参加し、済州の不動産投資永住権制度を広報し、投資商談も行う予定だ。
済州道は日本人居住者が増えれば、不動産市場と外国人投資が活性化し、観光客の誘致にも役立つと期待している。
韓国政府は投資誘致の促進に向け、出入国管理法施行令を改正し、昨年2月から分譲価格50万ドル(約3900万円)以上の済州の休養型リゾートを購入した外国人に対し5年間は居住ビザを発給し、その後は永住権(家族を含む)を与える制度を運用している。
済州道のムン・ヨンバン投資誘致課長は「海外滞在を望む日本人の最大の関心事は長期滞在のためのビザ発給だ。韓国内のほかの地域と異なり、済州は永住権制度があり、多くの関心を持ってもらえるだろう」と話している。
日本は昨年3月の東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所事故の発生後、海外長期滞在者が急速に増え、昨年10月現在、3か月以上の海外長期滞在者が118万人に上る。
世界経済の低迷に伴う内需不振を受け、輸出と輸入がともに減少することで貿易収支が黒字となる「不況型黒字」が6か月連続となった。
韓国関税庁か6日までに発表した「8月輸出入動向(確定値)」によると、輸出は前年同月比6.2%増の430億ドル(約3兆3703億円)、輸入は同9.7%減の410億ドルで、貿易収支は20億ドルの黒字だった。7か月連続で貿易黒字を計上した。
輸出は2月に前年同月比20.5%増加した後、6月(0.9%増)を除き毎月減少した。輸入も今年に入ってから2月を除き毎月減少している。
品目別で増加したのは、衣類など軽工業製品(1.4%)、液晶デバイス(7.7%)、自動車部品(1.0%)などにとどまった。船舶(34.5%減)、自動車(22.9%減)、家電(10.2%減)、無線通信機器(10.6%減)などは減少した。
8月の輸出を地域別にみると、中東(18.5%)、欧州連合(3.2%)などは増加したものの、中国(4.8%減)、米国(2.8減%)、日本(7.4%減)などは減少した。
輸入は全般的な内需不振を受け、消費財(8.6%減)、原材料(5.1%減)、資本財(19.4%減)が全て減少した。
1~8月の輸出総額は前年同期比1.5%減の3628億ドル、輸入は同0.2%減の3472億ドルで、貿易収支は156億ドルの黒字となった。
2008年秋のリーマンショック以降、世界経済が減速する中、主要国のうち韓国が際立った回復をみせている。
国内総生産(GDP)上位10カ国と韓国を対象にした金融危機後の株価上昇率を分析した結果、韓国が2位に浮上したことが16日、明らかになった。
調査対象国は米国、中国、日本、ドイツ、フランス、英国、ブラジル、イタリア、ロシア、カナダ、韓国の11カ国。
韓国総合株価指数(KOSPI)はリーマンショック直後の同年10月24日に最低値の938.75まで下落したものの、今月14日の終値は2007.58となり、2.14倍上昇した。
同期間にロシアの株価は、原油高などの原材料価格の上昇を受け2.89倍上昇し、調査対象国のうち最大の上昇率を記録した。米国はS&P総合500種が1.67倍上昇し5位、日本(1.20倍)は8位、中国(1.15倍)は9位だった。
また、為替レートや国債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の保証料率(プレミアム)など、リスクを反映する指標でも韓国は回復をリードしている。
同期間の対ドル為替レートの上昇幅は、米国を除く10カ国のうち韓国が2番目に大きかった。ウォンの対ドルレートは21.54%上昇した。
CDSプレミアム(5年物)は、2008年12月末の316ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)から今月14日には69bpまで低下し、日本と中国を下回った。CDSは、債券を発行した企業や国家が不渡りを出した際に損失を補償する金融派生商品で、CDSプレミアムの低下は、発行主体の信用リスクの縮小を意味する。
サムスン経済研究所は「リーマンショック以降、電機・電子や自動車が輸出をけん引し、危機をいち早く乗り越えることができた」と分析した。
6月、ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦の像に「竹島は日本固有の領土」と記した杭(くい)を置いた日本人男性が、ソウル中央検察庁から召還要請を受けながらも、これを拒否したことを自身のブログで明かした。複数の韓国メディアが報じた。
男性は14日、ブログに「ソウル中央検察庁へ『竹島の碑』贈呈!」とのタイトルで、韓国検察から届いたという召喚状について紹介した。男性によると、召喚状には9月18日午後2時にソウル中央検察庁へ来るよう命じるもので、応じない場合は韓国の刑事訴訟法により逮捕されるとの内容が記載されていた。
男性は「地方に約束があるため忙しい」として要請に応じない考えを示しており、杭を貼り付けた行為についても「法律を犯した自覚がまったくない」と主張した。
韓国メディアによると、韓国検察は8月5日、元慰安婦女性や市民団体が慰安婦の像に杭を置いた日本人男性を名誉毀損などの容疑で控訴したことを受け、男性が勤務する日本の団体に召喚状を送付した。この男性は8月にも、慰安婦問題の博物館などに同様の杭を貼り付け、大きな物議をかもした。
大型で非常に強い台風16号の北上に伴い、韓国の済州島と南部地方では雨が降っている。
台風は16日午前9時現在、日本・沖縄の北北東約80キロにあり、北に進んでいる。中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速48メートルで非常に強い勢力を保っている。
韓国気象庁は台風が17日午前9時ごろ済州・西帰浦の東約70キロの海上に接近し、同日午後に全羅南道の南海岸に上陸すると予想した。同午後9時ごろにはソウルの東南東約90キロ付近まで接近する見通し。台風が完全に通過するまで、多い所では最大400ミリの雨が降る恐れがある。
台風が首都圏に最も接近する17日夜まで最大風速30メートル以上の強風も予想される。気象庁は、済州島は17日朝、南部地方は同日昼、中部地方は同日夜に暴風のピークに達するとみている。