現在の世論調査推移は、2012年大統領選挙が2002年大統領選挙と類似の流れを見せている。第3候補の高い支持度と出馬宣言時点、遅々と進まない単一化議論と一定期間、3者構図維持の可能性がそれだ。
早ければ来週、大統領選挙出馬への考えを明らかにする安哲秀(アン・チョルス)ソウル大融合科学技術大学院長は14日、世論調査機関のリアルメーターの両者構図1日調査で45.1%を記録、セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補の45.4%と互角の勢いを見せた。
民主党選挙戦で先頭をいく文在寅(ムン・ジェイン)候補は多者や両者構図で大幅に差を減らしたが、相変らず3等候補だ。
2002年構図と似ている。その年、秋夕(旧盆)直前の9月17日に出馬を宣言した鄭夢準(チョン・モンジュン)議員の支持率は、1等のハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン)候補に3%ポイント遅れる27%であった。(韓国ギャラップ調査)秋夕後の22日の調査では30.8%に高まって、李候補に0.5%ポイント差で近接した。民主党の盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補は16.8%であった。
安院長は出馬の名分として政界の変化に焦点を合わせるものと見られる。政権再奪還が至上目標の民主党と安院長との間では立場の違いが存在する。3等走者の民主党は単一化が早急の課題だが、安院長はそうではないということだ。
この点で「候補単一化過程が険しいだろう」と見る人が多い。市民社会勢力や野党圏元老らが出て圧迫すれば単一化議論は始まるだろう。それでも主導権と方式を置いて双方が退屈に争う素地は多い。
候補単一化のつける支持率推移だ。2002年大統領選挙の時、鄭議員は11月になって、支持率下落傾向がはっきり感じられると、単一化を受け入れた。
秋夕直後、底を打った盧武鉉候補は支持度が回復する地点で世論調査選挙戦が広がり勝つことができた。
この場合を今年の大統領選挙に置き換えれば、11月に入って支持率で現在の順位が固着されても、安院長と民主党候補の支持率が近接すれば、世論調査方式で候補を決定することができる。
与野党の同時的な苛酷な検証が本格化すれば、安院長の支持率は上下するだろうが、現在ではこのシナリオが現実化される可能性が最も大きい。
この点を考慮して、安院長と民主党候補はまず支持率上昇および逆転のために必死に走るものと見られる。