- 「このメダルは誰の手に」。大邱世界陸上のメダルが19日に公開された。サイズは直径10センチ、厚さ6ミリ、重さ412グラムだ。表面は太極模様と四卦によって陰陽の調和を表現し、裏面には今大会のスローガン「明日に向かって走れ」と、大邱スタジアムが刻まれている。
ジャマイカのウサイン・ボルト(24)は今回の大邱世界陸上選手権大会(8月27‐9月4日)で、どれほどの賞金を手にすることができるだろうか。
国際陸上競技連盟(IAAF)は19日(韓国時間)、大邱世界陸上での賞金と、世界記録を出したときのボーナスの額を正式に決めた。賞金総額は2009年のベルリン大会と同額で、個人種目での金メダルには6万ドル(約460万円)、銀メダル3万ドル(約230万円)、銅メダル2万ドル(約153万円)が支払われる。リレー種目では金メダルを獲得したチームに8万ドル(約612万円)が支払われ、世界記録を出したときにはこれらの賞金とは別に10万ドル(約765万円)のボーナスが追加で支払われる。
ジャマイカのウサイン・ボルトは今大会で100メートル、200メートル、400メートルリレーに出場する。この3種目全てで世界記録を樹立して優勝した場合、最高で36万5000ドル(約2800万円)を獲得することになる。100メートルと200メートルの優勝賞金と世界記録のボーナスを合計すると32万ドル(約2450万円)で、リレーでも優勝すれば賞金とボーナスを4人の出場選手で分けるため、4万5000ドル(約344万円)となる。ボルトは09年のベルリン大会では上記3種目で優勝し、100メートルと200メートルでは世界新を樹立。その結果、34万ドル(約2600万円)の賞金を獲得した。
参加選手は賞金から税金が引かれない。スポーツ大会の賞金はその他の所得に分類され、22%の税金が賦課されるが、これは大会組織委員会が代わりに支払うことになっている。IAAFは世界選手権開催の契約書に「賞金に課される税金は組織委員会が納付する」と明記した。