放送通信審議委員会は4日、同委員会による「わいせつ物」との判定に抗議し、男性器の写真を自分のブログに掲載したパク・ギョンシン委員を批判した。
同委員会はこの日「パク委員の行動は、審議委員としての義務に反する違法行為であり、当委員会の名誉や品位を傷つけた。国民の当委員会に対する信頼を失わせ、当委員会による適法な行動を無力化する懸念が大きい」とのコメントを発表した。
また、同委員会は「パク委員は、当委員会の活動を通じて得た情報を、職務以外の目的で使用する行為を中止し、審議委員として最低限の品位を守るよう望む。今後、同一または似たようなケースが発生した場合は、断固たる措置を取る」と述べた。
この日の会議では、パク委員の行動をめぐり、同委員会としての対応について激論が繰り広げられ、委員9人のうち与党側が推薦した6人だけが「警告声明文」の作成に同意した。
パク委員は高麗大法科大学院教授としてネパールを訪問中で、会議には出席できなかった。また、野党推薦の委員2人は「当事者であるパク委員がいない状態で話し合うのは不適切だ」と主張し、会議中に退席した。
パク委員は同委員会によるわいせつ物の審査に抗議するため、あるインターネットユーザーの男性の性器の写真を掲載したほか、女性の陰部のイラストも掲載した。