たけじいの気まぐれブログ

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民謡をたずねて・その20

2024年06月06日 20時47分01秒 | 懐かしいあの曲

先日、不要雑物整理廃棄処分中に、記憶から完全に喪失していた小冊子2冊が出てきた。
表題は、「日本縦断お国ぶり・民謡文庫」
何時頃、入手したものやら、ページを開いてみても、まるっきり覚えが無く、巻末を見ると、
制作・発行は NHKサービスセンターで、1981、1982、(無断転記禁ず)となっている。
どうも非売品のようで、表紙には、「朝日新聞」と印刷されていることから、何かの進呈品だったのかも知れない。

               

「民謡」・・・、最近は、とんと聴く機会が無くなってしまっているが、子供の頃は、よくラジオ等から流れていて、NHKの素人のど自慢等でも、盛んに民謡が歌われていたような気がする。
子供のこととて、しっかり覚えるようなことは無かったが、なんとなく脳裏に焼き付いている民謡が、かなり有り、懐かしくもなる。
昭和20年代後半から30年代、小学生、中学生の内から、民謡が好きだった祖母と一緒になってNHKラジオ第1放送の夜8時台の放送番組、「民謡はこころのふるさと・・・・♫」のナレーションで始まる「民謡をたずねて」という番組をなんとなく聴いていたこともあって、どちらかというと、民謡に親しみを感ずる人間になっている気がする。
昔のことを懐かしがるのは、老人のもっとも老人たるところだが、
この冊子のページを捲りながら、
ボチボチと ランダムに、
日本全国の「民謡をたずねて」・・・、
みよう等と、思い込んだところだ。


民謡をたずねて・その20
「常磐炭鉱節(じょうばんたんこうぶし)」
(茨城県)

NHKの「あなたが選ぶ民謡ベスト100」等でも、必ずランクインされる民謡のひとつに、「常磐炭坑節」が有る。子供の頃から、耳に馴染んでいる民謡ではあるが、これまでずっと、なんとなく聞いているだけで、その歴史や背景等、詳しいことを知らないままできており、
今更になって、「へー!、そうだったの」・・・・、目から鱗・・・、である。

今更になってネット等で調べてみると、
「常磐炭鉱節」は、茨城県北東部から福島県南東部へかけての常磐炭坑地方で歌われ出した民謡で、源流は、この地方の石切り職人の仕事唄「石切り唄」だという説と、この地方の農家が馬を連れて草を刈りに行く際の道中唄「草刈り唄」だという説の2通り有るようだが、明確ではないらしい。
いずれにしてもこの唄が、地元から、茨城県の水戸や日立等の花柳界に伝わり、お座敷唄として酒席等でも歌われるようになり、石炭産業の発展に伴って、福岡県の民謡「九州炭坑節」と共に全国的に広まったのだという。
因みに、「常磐炭鉱」は、安政二年(1855年)に発掘された炭田で、最盛期には、大小合わせて二十もの炭坑が有ったのだそうだ。


(参考・参照)
👇️
「常磐炭田の歴史」


「常磐炭鉱節」  (YouTubeから共有)


(替え歌)ザ・ドリフターズ 「冗談炭坑節」  (YouTubeから共有)


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