数年前まで まるで興味も関心もなかった川柳、ユーモアセンスゼロ、頭カチカチ、川柳とは程遠い存在の爺さんが ひょんなきっかけで 「面白そう?・・」等と思い込んでしまい、「川柳とは?」も 分からないまま、単なる五七五言葉並べ遊びを続けてきた。
3年前頃には 相互ブログフォロワー登録している方からのお声掛け、お誘いを受けて 恥も外聞もなく 拙句、駄句を ある「川柳教室」に投句してしまうことにもなっているが、結果、何も分からなかった川柳の世界を ちょこっとでも覗かせていただき、多くのことを教わってきたような気がしている。
ただ 所詮 川柳の才能無しの爺さん。
スタンスは お題に対して 締め切り日までに 錆びついた老脳をギシギシ動かし、言葉を捻り出し 五七五に編むという過程が、ある種脳トレになっているに違いない、ボケ防止に多少役立つかも知れないという期待感から 続けていることだと思っている。 出来不出来に関わらず、四苦八苦して?生んだ川柳(川柳もどき)、せっかく作ったものを 忘れてしまう前にブログに書き留め置くことにした。
(ネットから拝借イラスト)
2018年9月に作った川柳(川柳もどき)
お題 「本」
人生は台本無しのドラマなり
図書館に長居が多い夏と冬
本捨てるなんで出来よう戦前派
漫画しか読まないくせに趣味読書
夢に見た晴耕雨読やはり夢
小春日に活字の海で船を漕ぎ
眠れない夜に難解書物読み
棚飾る文学全集手が伸びず
秋の雨ひがな一日書でウツラ
一冊を回し読みしたあの頃は
書棚には不動の全集鎮座して
お題 「秋」
そこここに香りたどれば金木犀
雨上がり香りたどれば金木犀
どんぐりがふるさとの秋想わせる
夜なべして栗の実供え彼岸入り
水路沿い赤い帯為す曼珠沙華
コウロギのうたげ尽きない長き夜
朝霧が残りて清し白い花