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DIATONEのウーハー

2016年04月04日 00時08分12秒 | オーディオ
Phile Webに書くまでもない独り言です。
でも、少しだけ虎の威を借りさせて頂くので好きな人には貴重な記事かと。

私は1991年のバブル崩壊と同時に終わってしまった、所謂全盛期の国産スピーカーの音をあまり評価していません。
強力なエンジン(ユニット)を貧弱なシャーシ(キャビネット)に搭載した車のようなアンバランスさをその音に感じてしまうのです。
つまり、「そのユニットから今、音が出ていますよ」的音離れの悪さをどうしても感じてしまうのです。

ですから、総合的な音はともかく、ユニット自体はとても評価していますし、今も大好きです。

その中で、最も評価しているものはあの当時を象徴するような巨大なドームユニットではなく、あるメーカーのウーハーです。


それは、DIATONEのイントラプライ・ハイブリッド・ハニカムコーンを使用したウーハーです。





(ヤフオクから画像を拝借しました)

これはDS-2000HRのウーハーです。なんて美しいダイヤフラムとフレーム。

このタイプのコーンを使用したスピーカーシステムは、DS-9Z,DS-2000HR,DS-97C、DS-V9000の多分4機種しか存在しません。
恐らくDIATONEのウーハー史上、最も素材に力が入っているダイヤフラムです。ダイヤフラムだけではなく、フレーム形状も超強力。
これ以降の世代のものは手抜きに見えてしまいます。
(実はDS-V9000しか聴いたことないのですけどね。40cmウーハーですが非常に腰の強い解像度の高い低音だった記憶があります。)


では大好きだった評論家、故高島誠氏のDS-9Z評を1部抜粋します。

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日本のスピーカー界の主流はいまも振動板の高剛性追求に走っている。
いま最高の剛性を誇っているのがダイヤトーンのDS-9Zに装備されたウーハーのそれである。ハニカム構造にアラミド・ファイバーとカーボン・ファイバーの混紡材スキンである。アラミド・ファイバーはアメリカの特許で、デュポンが偶然発見した、正式には芳香族ポリアミド系繊維で一時期テクニクスが紙パルプコーンに混入させたことがあって注目していたのだが、どういうわけか止めてしまった。三菱もハニカムスキン材にはガラスファイバーやカーボンを使っていたが、アラミドの素晴らしさにDS-505からこの夢の素材に切り替え、DS-10000まで発展させた。DS-9Zに取り付けたのは、PAN系炭素繊維(ポリアクリルニトリルHPをこれに混ぜた「イントラプライ・ハイブリッド」)でいままでとかなり異質の素材ときいている。この材料は、現在三軸制御衛星の一部に使われている。終段ロケットから射ち出された衛星本体は、電力源になる太陽に対して太陽電池パネルを開くが、このウイングを広げるときウイング自体に内部損失が必要で、これが共振するとショックで衛星本体が軌道からズレてしまう。そうなると取り返しがつかない。そこで開発された世界最高の素材がこのイントラプライ・ハイブリッド、これをスピーカーのコーンに使おうというのだから三菱のやることは破格だ。ぼくもDS-9Zはまだ2度の試聴だが、解像力は世界一だろう。

(技術新聞社 S62発刊「CD時代のコンポの急所」より)

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ヤフオクでこのタイプのユニットを見るたびに、ザワザワと物欲が起こります。

18.5km Runと、軽い花見

2016年04月03日 21時26分53秒 | 心筋梗塞のちサブ4挑戦
金土と雨が続いたため、予定していたトレーニングが日曜にずれ込みました。



昼には三鷹通りで軽い花見。帰りはコメダ珈琲店でお茶してきました。このお店、全国でもトップクラスの集客ではないでしょうか。いつも激混みです。

夜間は18.5kmRun。最初jogのつもりでしたが走り始めの100mで体が異様に軽かったため、予定を変更してギアをあげることにしました。



コンビニ休憩定番セット、鉄分ヨーグルトと羊羹です。ランニング中の羊羹て何故か異様に美味しいです。

最終的な平均ペースはキロメートル5分00秒でした。
上出来です。

ただ正直に言うと…

心臓には少々負担だったと思います。