草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
※2015年10月より竹の会公式HP内にブログ移転

アリ地獄

2007年03月25日 12時32分32秒 | 
私は私の指示が100%に近いほど遵守履行されているとき, その指導の効果は相乗的に高まると考えています。竹の会の長い歴史の中で何人かの都立不合格者がいました。本当にこの長い歴史の中で数人しか失敗者がいなかったのですが, この数人の失敗者たちは指導率という視点でみると20%前後でなかったかと思うのです。指示したプリントをやらない,指示したこととは関係なく自分の勉強をする,提出を課したプリントは行方不 . . . 本文を読む

依頼されたら全力を尽くす

2007年03月21日 12時53分27秒 | 
かつて依頼されたこと。「青山学院にいきたいのです。」これが依頼でした。そのために私がしたこと。いったん依頼されるといつもそのことばかり考えていました。毎日の指導はいつもそのためのベストの指導を考えつくことでした。合格のためには何か足りないか, いつも思案しそのための新たな手を考えました。いつも最後は「復習のノルマ」を徹底して課すことでした。こうして青山学院高等部合格を勝ち得ました。「早稲田にいきた . . . 本文を読む

「とは」から始まる「考える」

2007年03月12日 10時28分14秒 | 
平行四辺形とは, 2組の対辺が平行な四角形である。これは, 平行四辺形の定義(約束)です。数学で平行四辺形の問題を考えるとき,まず思考のスタートはこの「とは」なのです。私は, 数年前, 東大理系志望の都立西の高校生を指導したことがあります。私は, 国立文系出身ですから, 数学は理系まではやっていません。ただ, 塾の先生をやっていたので, 何かにつけてそうした書物は読む機会はあったということなのです . . . 本文を読む

詳細なコメントに感謝します。

2007年03月12日 00時02分00秒 | 
3月3日「千代田区立九段中学入試情報」に関しまして, 合格者の父君より, 詳細なコメントをいただきましたことのお礼と感謝の意を表します。特にご子息に対する深い洞察と配慮に,当方の思慮不足を恥じ入るばかりです。特に,驚いたのは, 私のブログがこれだけ身近な方たちに読まれているということでした。最近, アクセス数が増えているなとは実感していましたが,どんな方たちが読まれているのか気になっていました。少 . . . 本文を読む

1粒300メートル

2007年03月10日 20時42分54秒 | 
グリコキャラメルの例のコピーだ。昔からあの絵柄で見るとつい買ってしまう。子どもたちを日々指導すると, いつもいつも指導率の悪い子のことが気にかかる。なんとかしなければといつも考える。いつものやり方で指導が通らない子が出る。はたと考える。いろいろとレジュメのアイデアを考える。そうだ, 1枚のレジュメで高度の指導率を実現できれば。1枚のレジュメは少なくとも30分以上は考えてもらいたい。これで思考時間つ . . . 本文を読む

指導率

2007年03月07日 13時23分13秒 | 
日々の指導でどの程度私の指示が実行されているか。きちんと指示が履行されているとき,これを指導率100%と定義しよう。まず様々な理由で勉強に専念できないという状況のとき, 指導率は極端に低くなる。指示にほとんど応えてこないというのも同じだ。こちらの指示をすべて流すというのも同じ。竹の会にいて入試に失敗したというケースは,この指導率ということからみると, 20%以下ではなかったかと思われる。「これをや . . . 本文を読む

公立中高の御三家超え

2007年03月06日 21時38分55秒 | 
以下は, 公立中高一貫校入試のアエラの記事から。「偏差値69で都立の小石川中等,68で区立の九段中等に落ちているケースがあります。これだけの偏差値があれば私立中ならばどこにでも行けます。私立トップ校の開成, 桜蔭レベルが落ちるのだから, 想定できない状況です」(大手進学塾の話)。「麻布, 武蔵, 本郷に受かってうちに落ちた例を聞きました」(都立小石川中等校長の話)。 以下はアエラの抜粋 「公立とは . . . 本文を読む

千代田区立九段中等教育学校入試情報

2007年03月03日 01時40分38秒 | 
区立九段中学の区外枠は11倍の難関となった。巷の情報によると不合格になった児童には, 国学院久我山・頌栄・東洋英和など著名な私立中に合格した者が多数含まれているとの事である。さらには九段などの中高一貫が第一志望で, 私立中は第二志望という子が相当数いたというのである。彼らは,大手の進学塾と中高一貫専門塾に通って準備をしていたというのであるから驚きである。そうした子どもたちが軒並み不合格となってしま . . . 本文を読む

考えるスキマ

2007年03月02日 08時46分35秒 | 
知識には,自分にとって既に知っている知識と知らない知識がある。前者を「知」とよび,後者を「不知」とよぼう。試験に際しては必ず「不知」と遭遇する。そこで知らないからできないとして終わるのが,知識を暗記の対象としてきた人たちだ。人間にとって不知は膨大なのが普通なのだ。大手進学塾などの知識が網羅されたテキストは, 不知をなくそうと膨大な暗記を要求する。ただ単に暗記するだけなら, これほど面白くないことは . . . 本文を読む