表題の命題は、条件つきです。竹の会の入会テストをクリアした子という条件つきです。 最近の私の指導の実践からそのようなことを実感ております。「考えさせる」塾というと、「できない」子には放置同然となるので要注意です。竹の会では考えさせると言っても実は子どもたちは「わからない」と言って持ってくる。私は突き返すこともあるが、低学年や初心者には説明してあげることの方が多い。まだ概念未形 . . . 本文を読む
私には巷の塾を漂流する夥しい数の親子の姿が想像できる。「わからない」という壁に子も教育熱心な親も翻弄されて結局どうにもならないということを悟るまで親子はもがき続けるのであろう。「わからない」という能力的な壁に対して私にしても効果的な処方を持ち合わせてはいない。「わからない」というだけあってそういう子たちは飽きっぽい。単純な作業の継続ができない。男の子だとすぐ飽きてふざけ始める。女の子でも隣にちょ . . . 本文を読む
久しぶりのブログです。連日資料の調整に追われてそれだけで一日が終わりました。今日はもう3月最後の日です。明日からいよいよ4月です。気温は18℃もありました。いよいよ春の陽気の到来かと思えば、外では強風が吹き荒れてまるで台風です。今日は血圧も正常値で心安らかに好きな本が読めそうです。それだけで心が浮き浮きするようです。好きな時代小説を読みながら時として自分の指導のありかたを思い返す、そういうときに . . . 本文を読む
朝起きるといちばんに血圧を測る。いつもひやひやである。 今日は久しぶりにくつろいだ気分である。実は夕食はこれからである。いやまだ支度をしているようなのでまた夜中の12時過ぎになってしまいそうだ。 小6は今鍛え抜いている。「竹の会入会テスト」という名のレジュメは私渾身の作品といっていい。都立過去問から珠玉の問題を選び、解説にも工夫を凝らした。実はこの指導には . . . 本文を読む
お早うございます。忙しくて実はブログに手が回りません。花粉がひどくてまだ当分はマスクがはずせそうもないですね。 男の子というのはやはり生来がさつにできているのでしょうか。紙コップに入れたなにやらをひっくり返しては教材をぬらして大騒ぎの体が繰り返されます。何度注意してもすぐ忘れてドスンドスンやる。建物内の通路では静かにと言っていても中学生たちはもう注意されたことはすっかり忘れて . . . 本文を読む
お早うございます。今朝の気温は6℃とまだかなり低いですね。今日は晴れです。竹の会は遠くから通ってくる小学生が多いですから、こういう日はほっとします。 これから水の温む季節ですが、この季節はよく金魚が死にました。今年は私なりに用心して毎日水の観察は怠りません。世間は卒業式も終わり4月初頭には入学式のシーズンです。春の桜と入学式、これほど合う取り合わせもないと思います。早く花粉の . . . 本文を読む
今日は3月最後の日曜日でした。私はこのところ朝から雑用に追われて休日は大忙しです。今日は気温も私にはやや暑いくらいで歩くと汗ばみます。 このところ真剣に取り組んでいるのが、都立適性検査問題から「竹の会入会テスト」を制作する仕事です。これまでのように過去問全国版を解かせる過去問合格法ではどうしても落伍者が出る。都立中選抜も7年目に入ってくると過去問全国版をやるのは迂遠であるとい . . . 本文を読む
昨日から冷たい雨が降り注いでいます。春はまだもう少し先のようですね。昨日は小学校の卒業式のところが多く、竹の会でもその関連でお休みが目立ちました。 今年の新小6は4名です。いつもの竹の会に戻ったようですね。今年の指導の特色は、堀を埋め立てるのではなく、いきなり本丸攻めをしていることでしょうか。都立中特有の問い口、特有の問題類型に早くから訓練を積み上げておこうという意図ですが、 . . . 本文を読む
お早うございます。本日は指導日です。3月の指導は本日を除くと、26日(月)が最後になります。 今日は「草枕」を執筆する気分が少し湧いてきました。もう随分と長く子どもたちを指導してきました。様々な問題のある子たちもみてきました。そういう自分のこしかたの指導のありようをふりかえりながら、これからは自分の意に添わぬ子の指導はもうしたくないなと思うようになりました。勉強するということ . . . 本文を読む
大学合格速報は週刊朝日よりもサンデー毎日の方が信頼できそうである。先日の週刊朝日のデータは判明率が80%くらいで特に都立高校について不十分であった。 都立中高一貫校では、九段、両国、桜修館が本年初の卒業生を出した年であった。 区立九段 東大0、東京工大1、筑波大3、早稲田大17、慶應4 桜修館 東大4、東京工大4,一橋大2、筑 . . . 本文を読む
前回平成20年桐蔭理数合格のY君が、本年、東大文2に合格したということを書きましたが、このブログの記事を読まれた同年都立西及び豊島岡女子に合格して西に進んだIさんのお母さまからメールがあり、やはり今年お茶の水女子大(文教育学部)に合格されたとのご報告をいただきました。 Y君もIさんも1浪してがんばったのですね。平成20年に高校受験をしたのは3名いましたが、そのうち2名は挑戦者 . . . 本文を読む
今週の月曜日のことでした。4時前はいつも教室の掃除などで大忙しなのですが、突然ピンポンがありまして、出てみましたら、青年が立っていました。「先生、お久しぶりです」と挨拶されて、正直だれだかわからずに困っていると「◯◯です」と言われて、はっと思い出しました。顔は実ははっきりしない。昔のイメージではないので正直わからない。 平成20年に桐蔭理数に合格した◯◯君でした。彼は立教 . . . 本文を読む
お早うございます。本日は3月18日です。3月も一気に後半へと差しかかりつつあります。去年の3月のこの時期は原発事故で原発に携わる人間がいかに危険に無自覚でかつ無責任であったか、いざというときの覚悟もない人間たちが平気で国民を見殺しにする人たちであるということを私たちに知らしめてくれました。 わたしたちはもはや政党、政治家というものは信頼できないものであるということを残念ながら . . . 本文を読む
幼い脳というのは何重にも殻におおわれているような気がする。もちろん殻の中に入る小さな入り口はある。問題は小さな入り口から入ることのできるのは限られているということである。単純なかたちのものしか入り得ない。抽象的な概念などはすべて入り口で遮断される。幼い脳が、心が作った殻という虚像は幼い心を閉じ込めるには十分に強固である。幽霊がいると信ずる幼い心の作った壁は容易には崩し得ない。幼い心に民主主義など . . . 本文を読む
土日は雨の予報でした。およそ3月らしからぬ冷たい雨です。 私はもう塾の先生を始めて随分長いのですが、子どもたちを見てきてよく「一抹の不安」というものが一瞬過ぎることがあります。そして早晩いや早いときはすぐにもそういう不安というものは現実になることが多かったように思います。 たとえば、去年の経験では、なかなか算数のレジュメを出してこないな~表情を見ると困惑、 . . . 本文を読む