草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
※2015年10月より竹の会公式HP内にブログ移転

知らないことを恐れるな、知るべきことをこそ確実に

2012年09月27日 21時07分58秒 | 
 これは受験勉強の心構えというか、基本的な考え方のところになるかと思うのですが、受験勉強をする人というのは、どうも2つのタイプに分かれるというような気がします。1つは、「知識を追う」タイプです。そしてもう1つは、知識というものをできるだけ少なくするタイプです。世の中の凡人受験生というのはまず前者のタイプなのかと思います。これは親も同様で「知識が足りないから」落ちたというとらえかたをする。決して能力 . . . 本文を読む

「教える」を切り売りする塾と母親の陥りやすい勘違い

2012年09月27日 11時02分24秒 | 
 よく塾を止めるとき、あと2回なら2回残っているので「出る」というのがありますね。しかし、止めるならあと2回出ても実は少なくとも竹の会では無意味です。これは竹の会の指導というものが、継続した指導を前提により実質的な意味ある連続として考えられているからです。たとえば、割合の理解を目的としてそのための指導をする場合、1回1回の指導は決して切り売りされる性質のものではない。1か月かかるか、2か月かかるか . . . 本文を読む

子どもに依存心、責任回避というウィルスを感染させる親たち

2012年09月22日 09時41分32秒 | 
 子どもというのは生まれながらにして能力の限界がある。遺伝子がすぐれていたということなのか、いや突然変異遺伝子なのかもしれないが、すぐれた子というのはいる。その逆も当然ある。ダメな子なら小学生の低学年で兆候はある。が、親というものは持って生まれたものの大きさには目を逸らし、ダメなのは心、性格の問題としてあきらめることはない。  不幸にしてもって生まれた能力が少なければそれはそれで . . . 本文を読む

失望と落胆の数だけ合格から遠ざかる

2012年09月21日 08時53分08秒 | 
 子どもたちの勉強に対する真摯さがいちばんの安心です。自分に正直に勉強に取り組んでいるのか。できなくてもいい、真剣に正面から勉強と向かい合っているのか。勉強というのは、これがすべてです。失敗する子というのは、勉強に対する真摯さにおいて何かが欠けている子たちです。学問というか、勉強をどこか安易にとらえている、甘さがあります。なめているといってもいいでしょう。  私はよく「おしゃべり . . . 本文を読む

基本の型、素振りをくり返すこと

2012年09月20日 09時03分32秒 | 
 私は剣道はやったことはない。ただ江戸時代ものの「剣」の小説はよく読む。剣を学ぶときは必ず木刀の素振りから始める。千回素振りを毎日続けるというような修行者ならかなりの上級者である。素振りを続ければ次第に腕が上がらなくなる。これはボクシングも同じで、パンチの型を何時間も続けていると次第に腕が上がらなくなるという話しをボクシング・ジムに通っていた子から聞いたことがある。何千回、何万回と型をくり返すこと . . . 本文を読む

適性を甘くみてはいないか!この問題が解けるか!!

2012年09月17日 12時44分29秒 | 
 都立中を志望する親子がそろそろ塾でもと考えて大手を中心に塾廻りをして品定めをしているという、そういう人たちが例年なら小5、時には小4の2月頃であろうか。  竹の会にも今年の2月にはかなりの人数が見学に訪れた。おおかたの親は「気にはなる」竹の会というものを一度は見てみたい、それは大手に通うことはすでに決めているのだが、とにかく実際に見てみて「否定する」決意とするための見学に思える . . . 本文を読む

連休も終わり・・・

2012年09月17日 09時39分26秒 | 
 お早うございます。今日で連休も終わります。現在7時55分で、手元のセンサー温度計は29.2度、湿度68%を示しています。開け放たれたベランダからは比較的涼しい風が吹き込んできます。空は全体に雲が広がっており、やはり台風の影響でしょうか。  明日は渋谷Bの指導日になります。旅行、学校行事と忙しく動いた人たちもいるかと思いますが、竹の会の小6と公立中の生徒は勉強で机に向かって過ごし . . . 本文を読む

鍛える、鍛え抜く

2012年09月16日 11時40分25秒 | 
 休みの日はとにかく慌ただしい、忙しい。昨日は、両国の文化祭で慶應大の学生さんにパンフ配りをお願いしたが、憮然としたお母さんたちにほとんど無視されたそうで嘆いていました。そういうこともあって本日の小石川は取りやめました。関心をもたないか、無関係と思っている人たちに配るのも意味のないことで、これから作戦の立て直しです。  この連休でようやく懸案の原稿に手をつけることができました。「 . . . 本文を読む

見ることができないもの

2012年09月14日 09時45分36秒 | 
 お早うございます。今日も暑くなりそうです。手元のセンサー温度計はちょうど30度、湿度は59%です。今8時半過ぎですが、それまで鳴き声を立てなかったミンミンゼミが一斉に鳴き始めました。ベランダの引き戸を開けると涼しい風が吹き込んできます。少しはましになったのかなと思いますが、蒸し暑い日になりそうです。  今日は渋谷Bの日ですが、子どもたちは修学旅行や旅行へ出かけてほとんど来ないと . . . 本文を読む

合格する子には何かがある

2012年09月13日 21時05分34秒 | 
 平成18年の4月のことであった。竹の会にひとりの小学生がやってきたのは。彼は幡代小6年生。区立九段の受検を志す。実は、5月だったかさらに東大附属をめざす双子の姉妹が入会している。この年は竹の会には3人の受検生がいたわけである。都立受検といっても過去問はまだ1年分の蓄積があるのみであった。全国版にしてもかなり薄い。当時もレジュメは作っていたが、今ほどの完成度はない。過去問をコピーしてやったのは竹の . . . 本文を読む

久しぶりのお休みを慈しむように

2012年09月13日 09時13分08秒 | 
 少し疲れたかなと思う。仕事を終え家に帰り食事を摂り横になっているとそのまま寝てしまうことが多い。目を覚ましたこの世はまだ残暑厳しく思わずフーとため息をつく。  岡部伊都子さんが、画家の山下清さんのことを書いておられた。  彼女は、「なんと美しい心の人かと思った」清さんに、  「おとなと子どもと、どちらが好き?」とたずねた。 . . . 本文を読む

竹の会とはそんな塾!

2012年09月12日 12時22分57秒 | 
 今年の2月には竹の会にもたくさんの見学者の親子が来ましたけど、ほとんどが結局大手などに流れますね。  竹の会の指導風景を見た方が、竹の会のことをなんとなく訝しく思っているのがわかります。  きっと大手と違って海のものとも山のものとも知れない怪しさに満ちているのでしょうね。なんとも不安に満ちた目で竹の会というものを見ているのがよくわかります。 . . . 本文を読む

こころ花あかり

2012年09月12日 10時11分28秒 | 
 花あかりの花は桜の花らしい。満開の桜の花が夜でもあたりがほの明るく感じられるようすを言うのだそうな。  きれいな言葉ですね。  岡部伊都子(いつこ)さんの随筆「こころ花あかり」を書架から久しぶりに取り出して読み始めた。この人のことを高く評価したのは評論家の佐高信であった。岡部さんの本にもさかんに佐高のことや共通の話題の魯迅が頻繁に出てくる。二人は旧知ということ . . . 本文を読む

竹の会のもっとも典型的なモデル児童とは

2012年09月12日 08時42分26秒 | 
 竹の会がレジュメ指導というものが完成したのが、平成20年の受験のときであったろうか。この年、3人いた高校受験生のうち都立西(豊島岡女子も)と桐蔭理数(立教新座も)に合格した2名は中1の時から並行して製作・使用してきたレジュメで育ったレジュメ世代であった。ちなみに残りのひとりは日大鶴ヶ丘に推薦で進学した女子であった。やはりレジュメ世代であったが、理解で劣る。この年桜修館に合格したのが富小6年の男子 . . . 本文を読む

走る、ただ黙々と走る

2012年09月11日 11時07分50秒 | 
 お早うございます。本日も渋谷Bの指導の日です。渋谷Bは今のところ男子3人のみです。少ないせいかいつもシーンと静まった中で粛々と勉強しています。ときおり話し声がすることもありますが、すぐに静かになります。ところで、渋谷Aの男子3人組(中1ふくむ)がこのところおしゃべりが止まりません。どうもおしゃべりをすることが周りに迷惑をかけているという自覚がないようです。周りの人に全く気を遣うこともなく、平気で . . . 本文を読む