草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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指導率

2007年03月07日 13時23分13秒 | 
日々の指導でどの程度私の指示が実行されているか。きちんと指示が履行されているとき,これを指導率100%と定義しよう。まず様々な理由で勉強に専念できないという状況のとき, 指導率は極端に低くなる。指示にほとんど応えてこないというのも同じだ。こちらの指示をすべて流すというのも同じ。竹の会にいて入試に失敗したというケースは,この指導率ということからみると, 20%以下ではなかったかと思われる。「これをやりなさい」といって渡す。しかし, 机の中にしまいこんで,なにやら自分でやりたいことをやっている。市販の問題集や参考書をもちこんで,塾でやる。いつも渡すプリントは空振りになる。これではうまくゆくはずがない。また,基本2時間という場合, 中途半端な指導状態が出現しやすい。やりかけて帰る。次に来たときは,やりかけのプリントはかけらもない。これなどは勉強のスタンスそのものに問題がある。人間だから,能力段階も千差万別だ。能力的な制約からくる指導率の低さもある。能力の問題はしかたない。努力でどこまでもっていけるかという違う局面になる。竹の会では, 自分勝手にやることは失敗を意味する。自分でよかれと思ってやる方法が結局不合格をもたらす。合格者たちは, 自分で何も悩まずただ「やれ」といわれたことだけをきちんとやって受かってきたのだ。不合格者の指導率が極端に低い。
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