草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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私立小・中の補習のこと

2007年06月30日 19時09分38秒 | 
 私立小・中補習目的で入会をされる方の中には過去非常に指導がしにくいという方が少なからずいたわけです。  まず, 入会に際しては, 基本コースさえも通えないという方がかなりにいたわけです。週1回が限度だというのです。部活や学校行事とか他の習い事で忙しくて時間がほとんどとれないと訴えます。そして会費は基本設定より安くしてほしいと暗にほのめかします。基本指導料さえも . . . 本文を読む

読者の数に驚く

2007年06月30日 09時11分18秒 | 
 早, 明日から7月である。月日は毎年駆け足で過ぎ去る。毎年夏は激務だ。去年の夏休みの一日はどんなだったか。朝は7時前に起きてパソコンの前にすわる。とにかくその日にある指導のためのレジュメを製作する。レジュメの種類が多く時間に追われる。前の日の指導の結果, 必要を感じたレジュメをつくる。連日の指導だとアイデアが浮かばない。ボーっとした時にふといいアイデアが浮かぶよ . . . 本文を読む

どこまで導ききれるかが勝負だ

2007年06月29日 12時10分10秒 | 
 小学6年生の会員が異常に増えてしまった。かつて竹の会にはなかった異常な事態だ。私の指導できる許容限界ぎりぎりのところまで入会を許可してしまった。ニーズは公立中高一貫校が最も多かったが, こちらの方は,分数の簡単な通分どまりしかできない子がわっと集まった感じだ。分数の除法・乗法を教えて複雑な四則混合演算ができるように訓練するまでが一仕事だ。さらには, . . . 本文を読む

暗黒の悪魔との闘いに備えて夏を粛々と乗り切る

2007年06月28日 16時23分26秒 | 
 竹の会の夏期集中指導の申込みが締め切られました。すでに予約申込み等をしている方を除いて新規の申込みは不可能の状況です。なにせ小塾なもので受入れ人数に限りがあり少しの申込みですぐにいっぱいになってしまいます。私一人で指導する限界というのもあります。これからは新規申込者に対して事情を話してお断りすることになるのが辛い話しです。  今年は, 高校入試は中1から見てき . . . 本文を読む

竹の会の入会規約

2007年06月28日 09時47分40秒 | 
 竹の会には入会時にお渡しする規約というものがあります。普段はみなさんはお読みになることがないと思うのですが,しかし,実はそこに書かれてある内容は過去に竹の会で起きたトラブルを教訓にしたものが多いのです。今日は,そうした教訓に基づいてできた規約の気になる部分に振れておきたいと思います。  実は最近, 1か月のお休みを申し出られた母親に対して退塾していただきました . . . 本文を読む

基本コースという選択 

2007年06月26日 20時08分18秒 | 
 今日は, 竹の会の基本コースについてお話したいと思います。基本コースは1回2時間×8回を指導時間として2科目を指導するのを標準に設定したまさに最低基本指導時間のコースです。このコースの問題性については既に述べたところですが, くり返せば, このコースでは指導に必要な十分な時間が確保できないということです。これは, 説明しただけではわからない子どもを前提にいわゆる . . . 本文を読む

今そこにある危機

2007年06月24日 18時57分19秒 | 
 今そこにある危機を解決せよ。決して解決を先送りにしてはならない。ここでの危機とは独り立ちできない子どもの心的状況からくる勉強の閉塞状況である。甘えの抜け切らない子どもは, その依存性のゆえに勉強にスタンスがいつまでも向けられない。かわいがりすぎというのは, やはりダメだ。勉強とは, ひとり孤独に黙々とやるものだ。そこに親はいない。いやいてはいけないのだ。主体的な . . . 本文を読む

論理の苗2

2007年06月23日 19時46分41秒 | 
 考えることのできない小学生にどのようにして考えるということの意味を教えればいいのであろうか。  ある程度思考力がついたなと思われる小学生にしたところで, いったん作文を書かせると知識の羅列した文章になってしまう。覚えたことを全部書こうとする。知識を書こうとするのだ。よく私は「地球温暖化」について子どもたちに資料を与えてまとめさせる。その上で作文を書かせる。する . . . 本文を読む

中高一貫教育校と慶應中指導の共通項

2007年06月22日 20時49分15秒 | 
 今年はひょんなことから慶應中入試(算数)の指導を引き受けることになった。実は慶應三校(普通・中等・藤沢)特に藤沢の理科・社会については,去年は公立中高一貫指導のためにかなり利用した。慶應の理科・社会の研究を通じて私は「現場で判断させる」型の問題の豊富さに驚嘆したものだった。今年は,晴れて慶應の理科・社会の研究・分析をおおぴっらにすることになった。私の引き受けたのは算数だが, 理科・社会は公立中対 . . . 本文を読む

指導ができない事例

2007年06月21日 10時05分45秒 | 
今日は指導ができない事例のいくつかについて述べてみたいと思います。指導ができなければ, 結局何の成果もなく時は無駄に過ぎていくわけですから, 事は重大です。 事例1 Aさんは部活のため教室に入るのはたいてい8時過ぎです。ひどいときには8時半ということもありました。部活のため疲れていておそらく家での勉強は皆無であろうと思われます。 . . . 本文を読む

竹の会の指導の実際を説明することのもどかしさ

2007年06月19日 20時24分58秒 | 
 面会にこられた多くの方が「どんな指導をやっているのか」とまず聞きます。これはこれで最もな質問です。ただ, そういう質問をされる方も様々な事情というか背景があり, 期待するところも思惑もまるで異なるわけです。塾というものにもっているイメージというか認識も様々なわけです。その人がどういう価値基準のもとにそういうことをいっているのかによって, . . . 本文を読む

論理の苗

2007年06月18日 11時04分06秒 | 
 竹の会は小塾です。このような小さな塾が奇跡的ともいう合格実績を出してこれたのは, 思考こそ合格の鍵という認識のもとに徹底した思考訓練をしてきた結果だと思っています。子どもたちは, 様々な性格と生まれながらに持ち合わせた能力とによる制約を受けながらそれぞれが一所懸命に勉強しています。もともと「考える」という能力に優れた子ももちろんいるわけです。しかし, 私が相手にするほとんどの子はそういう能力に恵 . . . 本文を読む

「う~ん」と思わずうなる 「考える」ということはこれほど大変なことなのか

2007年06月16日 19時48分10秒 | 
次の問題は, 東京家政学院平成1年の問題です。 「1個200円のなし150個を仕入れましたが, 6%がいたんでいたので捨てました。仕入れ価格に1個あたり3割の利益をみこんで定価をつけました。1/3が売れなかったので定価の2割引きで売りつくしました。利益は全部でいくらありましたか。」 私は, . . . 本文を読む

読解力をいかにして指導するか

2007年06月13日 15時36分13秒 | 
 読み取りができない子どもをいかに指導するか。先の分析では, こうした子どもは,ルールそのものの理解に問題があるということがわかってきた。それでは, 端的にこうした子どもたちをどのように指導していけばいいのかというのが次の問題である。こうした子どもの共通点としてまず複雑な分数の四則演算が未熟であることがあげられる。計算のルールもおぼつかない子に1あたりの理解を求めることは無理である。彼ら・彼女らが . . . 本文を読む

思考することができない子たちとの苦闘

2007年06月10日 09時19分07秒 | 
 思考することができない子たちの頭の中とはどんなものなのだろうか。 次の問題は2006年和歌山県某公立中の適正試験の問題です。  「A小学校の運動会では, 下のルールで, 4人が1チームとなって行なう種目があります、あきらさん, みどりさん, しげるさん, はるかさんの4人が同じチームになりました。  ルール ・2人でボールをはさんでゴールラインまで走る      ・1人がボールを持ってスタートラ . . . 本文を読む