草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
※2015年10月より竹の会公式HP内にブログ移転

擬似思考

2008年07月31日 10時16分45秒 | 
 小学生に割合の概念を教えるとき, いつも無力感が漂う。ほんとうに理解する子が何人いるだろうか。子どもたちにはもって生まれた能力というものに規定される。これは否定できない事実だ。多くの小学生が真に割合を理解しないままに中学生になる。私はここのところで苦心してきた。どうしたら子どもたちに割合という思考プログラムを設定できるのか。彼らに認識装置として植えつけることができるのか。子どもたちの能力は様々で . . . 本文を読む

ようやく慣れる

2008年07月30日 09時54分48秒 | 
 昨日は夏の7回目だった。昨日あたりからようやく身体が慣れてきた。レジュメの作成手順も効率化してきた。「割合アイデアノート」の執筆も順調だ。東大附属の問題を特化して研究するというテーマもできた。東大附属は過去問の公表が2年前だからそれほど資料があるというわけではない。が, 出題された一問々々を吟味することによって, 出題者の意図するところに迫ることができる。という . . . 本文を読む

「割合アイデアノート」の執筆に全力をかける

2008年07月27日 13時00分16秒 | 
 「割合」の考え方を「しくみ」から説き続けることを痛感している。なんでもそうだが「定義」とか「しくみ」が実は一番大事なのであって, ここのところを曖昧にしていると理解は深まらない。子どもたちがべたな割合の問題をかろうじて解くのは, 割合のしくみを分かっての上でのことではなく, 真似に近い。  かつて「先生の言うことが全く理解でき . . . 本文を読む

夏の第1週を終えて悩みは尽きない

2008年07月26日 09時19分13秒 | 
 怒涛のような夏休み指導の第1週目が終わった。夏は長いようで短い。夏期参加者は最低4時間の指導を課しているが, どうかするとそれでも足りない場合がある。中1が文字を使った割合の扱いに苦しんでいる。もともと割合の理解そのものがあやふやなものだったともいえる。そこに文字を使って思考するという抽象思考が脳を狂わせたともいえる。あいまいな理解が文字が入ってくることによってパニックを起こした。ある中1は「5 . . . 本文を読む

夏3日目

2008年07月23日 21時38分12秒 | 
夏は第1週がきつい。今夏は日光や富山で何人か抜けているのでその分楽かと思ったが, 思いのほか中1が多く, 準備に手間取る。新しい子はその子の全体像をつかむのに時間がかかる。よく一人で学年の違う子どもたちを見ていると聞いた訪問者が驚きの表情とともに訝しさを隠さないことは承知している。知らない人には驚きかもしれない。私の指導技術を真似ることはまずできないだろう。断っておくが, . . . 本文を読む

初日の風景

2008年07月22日 10時11分33秒 | 
 夏初日は小学生がまばらだった。日光に出かけた小学生や富山での林間学校みたいなものに出かけた小学生とそれぞれに忙しいようだ。私は, 初日の指導の予測が難しくレジュメの調整に神経を使った。1日の指導が終わりなんとか次からのレジュメの目安がたちそうだ。  昨日は竹の会を始めて体験する中1もいて, 竹の会の指導方式にどこまで馴染めるだろうかと懸念しつつの指導であった。 . . . 本文を読む

ようやく一息

2008年07月21日 08時57分55秒 | 
 土日は2日間resume(レジュメ)の準備に追われた。土曜の朝から覚悟して作り始めたので日曜日の夕方頃にはほぼ完成させることができた。今日は夏の初日だが, ここ1週間は学校行事や私的な予定があるようすなので, それほど忙しくならないかもしれない。夏はずっと歩いて通うつもりだから,  体脂肪の燃焼が期待できる。なにしろ腹筋やっても腕立て伏せをやってもほとんど意味が . . . 本文を読む

今日で通常指導は終わり

2008年07月18日 09時54分51秒 | 
 今日は7月の通常指導最終日です。夏期日程のため会員の皆さんには変則日程にご協力いただき感謝します。今日は夏期指導申込みの〆切の日です。すでに会員以外の申込は〆切になっていますが, 会員枠は1つ空席のままです。  月曜日からは(暑いではなく)熱い長い夏の始まりです。今年の小学生はどこまで集中しきれるのかかなりの不安を抱えての出航 . . . 本文を読む

夏の指導の申込終了のこと

2008年07月17日 10時26分33秒 | 
 夏休み指導の申込は会員を除いて終了しました。竹の会は大手と違って, たくさんはとれません。それに私の指導の行き届く許容範囲もありますから, 教室にある席の数だけ人が決まればもう十分です。  さて, 今日は天声人語を読まれている小学生の方たちに助言の意味を込めて一言書こうと思い立ちました。特に小学4年生には天声人語の内容は難解の . . . 本文を読む

誤解

2008年07月16日 11時43分17秒 | 
 今の中学の学習は親や子に大いなる錯覚をもたせているような気がしてしょうがない。中1・中2は大過なく過ぎる。大過なくというのは, それほど学校で悪い成績もとることもなくという意味である。評価が絶対評価に変わって, 通知表の3は個人の到達度の問題とされ, もはや友達との能力の違いではないとされる。事実4を取る子が増え, 少々悪くても3はとれるという状態が日常となる。 . . . 本文を読む

夏まで秒読み

2008年07月15日 12時29分18秒 | 
 月から金まで夏休みの調整日程のため連日指導となる。そのため昨日は午前1時過ぎまでレジュメの作成をした。朝は8時過ぎころに寝ざめ, またレジュメを作った。11時半ころになんとか間に合わせる。それでブログを開くことができた。夏休みは土日を除いて連日指導となる。機微に応じたレジュメを準備することを考えるとやはり連日レジュメ作りに追われそうだ。私にとっては過酷な夏がいよいよ始まる。毎年照りつける強い太陽 . . . 本文を読む

真理の大海

2008年07月14日 01時00分19秒 | 
 いつか読んだ英文だった。それが何にあったのか覚えていない。もしかしたら大学入試問題だったかもしれない。ニュートンの言葉だった。「真理の大海はすぐそばにあるのに人間はだれもそのことに気づかないで過ぎていく」と言った趣旨の英文であったと思う。なぜかそのとき気になった。そしていつまでも脳裏から離れない。真理というものはおそらく単純なことなのではないかと確信したりする。別になんの根拠があるわけでもない。 . . . 本文を読む

「割合アイデアノート」

2008年07月12日 10時01分22秒 | 
 今年は子どもたちに割合をマスターさせるためにと「新割合入門」(ファイル名)を何ページか書いては見たが, 読み返してみるとどうも小学4にはいや5年にも難しすぎるかと中断した。そこで新ファイル「割合アイデアノート」を書き始めた。こちらはその名の通りアイデアを思いつくままにレジュメ化(文書化)するので, 体系的なものではない。いかに理解させるかがコンセプトの1枚1枚が . . . 本文を読む

日々思うこと

2008年07月11日 07時42分27秒 | 
昨日は, レジュメの作成に没頭した。途中所要で渋谷に出たが戻るとまたレジュメを書いた。懸案だった「接続詞」を書きあげ,さらに「前置詞」まで結局書きあげた。天声人語は打ち込みが大変だが, 問いをつけるのはそれほど時間はかからない。水曜日は, 環境問題に関する作文を課したが, 1時間たっても何も書かない子もいた。添削はまだしていないが, . . . 本文を読む

竹の会の証明

2008年07月10日 13時07分37秒 | 
 中1がよくない。部活のせいか居眠りが続いている子もいる。大目にみていたが, あまりひどいなら警告することになろう。夏休みを前にして緊張感が薄れてきたのか。少し雑になった感がある。中1・中2の時期というのは, よほどしっかりとした気持ちをもってないとともすれば周りの雰囲気に流される。 学校のみんなが遊べば自分も遊ぶ。まわりに合わせがちである。中2の1学期が思いやら . . . 本文を読む