次の問題は日大二中平成16年の6番の問題です。
「仕入れ値の1割5分増しの利益があるように定価を460円とした商品があります。30個までは定価, 31個からはこえた分について定価の5分引き,51個目からはこえた分については定価の1割引きの値段になります。
(1) この商品1個の仕入れ値は何円ですか。
(2) この商品を40個買うと何円になりますか。
(3) 35000円ではこの商品はもっとも . . . 本文を読む
子どもが考える顔は私には貴重な指導のためのシグナルだ。思索してるなというときの顔はいい顔をしている。子どもの顔は正直だ。わからなければわからないという顔をしている。やる気のないときはやる気のない顔をしている。わからない顔とは,困惑した顔,ボーっとした顔,ぼんりやとした顔などだろう。子どもの能力段階は千差万別といっていい。が,少なくとも入試をしたいのなら計算ができるのは前提だ。さて計算はできてもそ . . . 本文を読む
公立中の入試が始まって,小学生にも作文指導をすることが多くなった。例年、高校入試では作文指導は必須ですが。都立入試では推薦入試はもちろんとして一般試験にも200字の作文問題が必ず出題されます。私立高の推薦入試では作文の配点も高い。中学生の作文力は例年ひどいものです。これが小学生になるとさらにひどい。原稿用紙をじっとにらんだままなにも書けないままに時だけが経つという場合も多い。さてさて自分以外のこと . . . 本文を読む
まず次の問題を見て下さい。
「ある中学校の1年生の男子と女子の人数の比は8:7になっています。1年生の夏の臨海学校に今年は5%の欠席者がありました。また, 最終日の2000mの遠泳には, 男子は全員参加しましたが,女子は6人の生徒が見学したので,臨海学校に参加した女子の92.5%が遠泳に参加したことになります。その結果, 遠泳に参加した生徒は男女合わせて165人になりました。
(1) 臨海学校に参 . . . 本文を読む
中学入試にしても公立一貫校入試にしても,いったいどの程度の思考力が必要なのかということである。誤解のないように言っておかなければならないことがある。世の多くの母親たちが, 特に子どもを大手進学塾に通わせている母親に多いのだが,試験を知識の量と考えて信じて疑わないことである。だから,体験学習などという言葉が普通に出てくる。なかには子どもができなくて塾に対する不信感から体験で確かめたいという人もいる。 . . . 本文を読む
かつて竹の会だけで, 私の指導だけで早稲田・慶應に合格させることが夢だった。竹の会のような小塾にはなかなか逸材は来ない。ほとんどが大手に行ってしまう。たまたまできる生徒が来てもたいてい大手の補習のような形で依頼されることが多かった。竹の会のよさを知ってもらうのはたいてい,大手で失敗した経験のある優秀な子どもだけだった。そのような数少ない会員の中から,竹の会で初めての竹の会育ちの早稲田実業(普通・商 . . . 本文を読む
このところ竹の会には,公立中高一貫校志望者からの問い合わせが相次いだ。受験者が増えているなというのは実感としてひしひしと感じる。来年の入試がかつてない激戦になることが思われさすがの私もこのところ緊張気味である。なにしろ子ども達の熱い思いをなんとかかなえさせてやりたいと心底おもうからである。これは私もこれから夏休みにかけての指導を実のあるものにしなければとこのところ思案しいろいろ考えることが多い。志 . . . 本文を読む
思考力を育てるのは気の遠くなるような仕事なのです。手間と時間のかかる仕事なのです。事実を素直に直視しなけばなりません。通分ができるのか,分数の剰余はどうかなど計算はそれだけで知能を活発にしますから,まず計算を自由自在にこなせるようにします。分数の四則が操れるようになったら,「1あたり量」の考え方に取り組みます。ほとんどの児童がここで四苦八苦します。算数は「考えさせる」には好適なのです。このころから . . . 本文を読む
竹の会をみんなに知ってもらいたい。いつもそう思い続けてきた。大手のように莫大な費用を使って宣伝することなどできない。かつて区役所に住民票の閲覧申請をして厳格な審査のもとにようやくの思いで住所情報を入手して,竹の会のアピールはがきを配布したこともある。しかし,この方法も区役所に支払う手数料や切手代などばかにならない。塾が自らの主張・情報をアピールして何がいけないのか私にはわからない。受け取る側も情報 . . . 本文を読む
ここでは「経済」という語を経済的つまりは省力化という意味合いで使います。ものごとをさて記憶しなければならないというとき,経済的な記憶というものを考えてみる必要があります。かつて,私は大学受験に際して,当時のベストセラーであった旺文社の通称「赤尾の豆単」を使って,約1万語の英単語を約3ヶ月で完全に覚えきりました。そのとき使った方法は単語の読みを徹底して漢字などに置き換えて,語彙との関連をつけて反復繰 . . . 本文を読む
体験学習は初見が勝負でしょう。つまり第一印象しかない。せいぜい雰囲気を味わうのに1時間も体験すれば十分でしょう。大手が無料体験とかをやるようになって竹の会にも体験申込が多い。大手の無料体験はなし崩し的に生徒を取り込む手段であるから,その実,体験といいながら,体験の意味はなく,流されるように取り込まれてしまう。失敗に気づくのはたいてい1年2年後だ。実質1年ないし2年の体験をしなければ塾の良し悪しがわ . . . 本文を読む
日々勉強する生徒諸君にとっては,「覚える」ということが一つの苦しみであると思われる。覚えることがなぜ苦しいのかというば,そう簡単には覚えられないように人間の頭ができているからだ。しかし,人間の頭はよくしたもので苦しみというペインを与え続けることによって環境に実によく適合していくようだ。どうしてもおぼえられなかった事柄がいつしか頭の中で整理記憶されているということがよくある。古代ローマの雄弁家キケロ . . . 本文を読む
現在ホームページの手直しを実行中です。ホームのデザインを一新しました。加えて項目リストの配置を見易くするための工夫をしています。各ページについてはこれからおいおいと手を入れていきたいと思っています。ホームページ本体は容量的に限界があり,大きな情報はブログにもっていくしかないかなと思っています。各ブログも中途でストップすることも多く, 特に資料の制作が詰まってくるとなにもかもが滞ってしまいます。竹の . . . 本文を読む
「知らないからできなかった。だからいっぱい知るために分厚い網羅されたテキストを読む」というのが, 実は誤りであるということです。「知らなくてできない」より「知りすぎて考えることができない」ことのほうが余程害があると思うのです。網羅テキストの最大の害は思考を完全に停止させてしまうということです。さらには情報が多ければ多いほどその咀嚼(そしゃく)には時間を要するということもかなりに決定的だと思うのです . . . 本文を読む
多くの皆さんがこと入試となると非常に誤解されていると思うのです。特に大手などで勉強されている皆さんは大手の用意した厚手の知識の網羅されたテキストを使う羽目になるわけでこれは逃れられないジレンマに陥るわけです。一般に,知識の量が増えれば増えるほど思考する量つまりは質は小さくなるといっていいと思います。網羅された知識は考えるよりも前に知識ありきということになってしまいます。人間の脳はそうした知識量を円 . . . 本文を読む