久しぶりに東京である。夏期指導の終えた翌日の早朝に東京を後にして郷里の別府に飛んだ。私は長男であったため長く祭祀承継を求められていたが, それも弟が承継者と決まり, 父が最初で最後となるであろう一泊旅行を計画した。もう何か月も前から父が計画を立ててきたものだ。弟は, 祭祀承継者に決まった2年ほど前から, 父にいろいろと教えられてきた。先祖の墓の供養の方法にも細か . . . 本文を読む
すべての子が, 考えるようになるわけではない。出発点はそういう認識からである。長年塾で指導してきて, およそ何も考えない子というのを何例か経験してきた。そういう子というのは, 私の説明がまるで理解できない。「先生の言っていることが, 全くわからない」と親に訴えた女の子もいた。そもそもの日本語が脳に言葉として認識されないのではないかとさえ思ってしまったことが何度も . . . 本文を読む
ご存知のように竹の会では, 指導システムは2コースのみです。主として, 入門期を念頭においた特別(3時間)指導システム, 指導時間制限なし(ただし, 竹の会の月予定指導日かつ規定指導時間を最大とする)のパスポート・システム, この2コースのみです。
なお, 現在の竹の会では, 月・水・金を指導日の原則としています。月の指導回 . . . 本文を読む
竹の会掲示板
○いよいよ明日から, 夏の指導第5週目です。
お盆はどうでしたか。お墓参りに行かれた方も多いのではないでしょうか。竹の会の夏は, 長くて早いですね。私は土日は所用で渋谷に出るくらいでたいてい家で仕事をしています。
それにしても竹の会では . . . 本文を読む
今日はお盆で一休みです。実は仕事は山積みで気は重いのですが, とにかく体を休めることに専念しています。一日の指導は正直疲れます。能力も学力もまるで違う子たちひとりひとりに細かい指示を与えなければなりません。まだまだ思考未熟で, 幼い脳とのやりとりに神経はかなり消耗してしまいます。一日を終えると50分ほどの徒歩で家に帰り着き, 汗を流すと, すぐに2時間ほど翌日の . . . 本文を読む
昨日今日と比較的しのぎやすい日が続いています。本日は夏期指導第4週最終日となります。夏開始前は, 体調不良で「このまま夏を乗り切れるのか」と不安をもっての突入でしたが, 無理をしないように, 毎日「よく眠る」ことと野菜中心の食事を心がけ, 次第に夏のリズムに慣れてきました。
毎日黙々とこなしてきましたが, 残すところあと1週 . . . 本文を読む
竹の会掲示板
夏期第4週第4日目になります。毎日炎天の猛暑ですが, みんな感心するほどよく出席しますね。欠席というのが余程のことでない限りいないというのはすごいですね。
夏1日7時間みっちり頑張ってもどれだけのことがやれたのか, 遅々として進まぬ焦りを感じている子も多いのではないでしょ . . . 本文を読む
あと云い忘れましたが, 「勉強しない選択」の末路に関する私の意見が, 「残酷すぎる」と言われてしまいました。
ここは一言いっておかなければと思いました。
まず, 私の意見が残酷なのではなくて, 社会の現実が残酷なのです。私はその現実を指摘しただけです。現実の社会の残酷な面を一般的に述べただけです。
. . . 本文を読む
夏の指導も早くも第4週の中日です。今週はやや気温は先週より低めですね。
子どもたちの夏の仕上がりはどうなのか気になるところですが, 私なりの見た感じをコメントしてみます。
まず, 中1は, 総じてよく頑張っていると思います。学校による進度の差というのがかなりあるようですね。
数学の作 . . . 本文を読む
中学生になり, 高校入試のある中3になるまで勉強はほどほどにして, 部活その他に生活の中心を置いた生活をしていることのつけは意外にも高くつくようです。将来の道の選択肢を狭めるという高い代償を払うことになるということには全く無知です。私のように中1から中3まで竹の会で過ごしてきた子たちを20年以上も見てきた者には, その子の将来がどうなるのか手に取るようにわかるの . . . 本文を読む
ことばというものは, 考えてみると, 人間を支配する真犯人であったのかもしれない。
人は自分の感情をことばで表現しようとする。しかし, たとえば, 「悲しみ」ということばで自分の感情のどれだけのことを表現しえるであろうか。「悲しみ」ということばで包摂しきれない様々な感情をもすべて捨象してとりあえず「悲しみ」ということばで表現してしまう。日常の人と人のやりとり . . . 本文を読む
今の私には絶対に譲れないことがあります。竹の会にくる子どもたちは必ず『勉強第一』とする者でなければならない。
私には, 勉強する気もないのに, あるいは勉強はほどほどにという子たちを指導するほど無駄な時間はないのです。
最も苦痛なのは, 「勉強する意思」の乏しい子は, 集中が続かず, そのために本来の指導はほとんど為し得 . . . 本文を読む
「刷り込み」というのは, 鳥の雛などが生後間もないとき最初に見た動物・物体が固定的に認識され, 以後それを見ると機械的に反応する現象をいうそうです。雛は生まれて最初に見た物体を親と認識するそうです。
さて, 私は「刷り込み」についてあれこれ述べるのではありません。というか「刷り込み」の専門家ではありませんから, 詳しい知識はありません。
. . . 本文を読む
子どもを心配するのは親の当然の心情です。しかし, 昨今は過干渉・過保護の親が溢れています。その対極には, 育児放棄・子育ての放棄をする親たちもいるわけです。
親が安心して子どもに任せられないと心配し不安をもつのは当然の心の有り様としても, 親の愛情と信じて子を思いのままにコントロールすること, 自分の思うように支配するということは子どもを害することでは, . . . 本文を読む