雑感記

乗馬の練習&日々の雑感記

921鞍目 サイレンス

2006年11月12日 18時50分40秒 | 乗馬
今日はサイレンスでした。


サイレンス・・・前回はどんな指示を受けたっけ??とにかく顎を取れなかった記憶しかない・・・などと思いながら馬房へ。

サイレンスなので、今日のテーマは右への偏りからハミ受けに力点を少しずらすことにしました。
何せ、前回までこの子のハミ受けに挑戦しことごとく砕け散っていましたので


馬装した後、ハミ受けしてくれ!というおまじないを込めて、ハミリングをチョイチョイっとこの子ののどのほうに引っ張ると、スッと譲ってくれます。
この子は能力のある子ですから、ハミを引っ張られると顎を譲るよう要求しているのが分かっているようです。


余談ですが・・・この子はとても重たい子ですので、お腹に拍車痕が生々しい
このため、指導員さんから拍車を外してあげるよう指示が。
拍車なしですから、どう動かそうか?少々心配しながら馬場へ。


早速跨ってみると・・・
まず、動かそうとしてもなかなか動かない。
何とか動かして蹄蹟に出します。
まずは首を伸ばさせて・・・と、ゆっくり歩かせます。というか重くてゆっくりしか歩かせられない★
蹄蹟をショートカットしないと、ドンドン前の馬においていかれます。


号令がかかって軽速歩。
本当に重たい!!輪をかけてドンドン取り残されます。
それから、顎を譲ってくれません。
何が悪いのか??
手前を変換しても変わりなく重い&顎を譲らない・・・
運動が軽速歩から速歩に変わり、手綱の引き加減も色々変えてみますが、変化がありません。

ヒントを求めて、長々にしてあった折返しを、右だけほんの少しかけて促します。
すると、前に伸びていた顎が少しだけ引っ込みました。
それからです
徐々にではありますが、譲ってくれだしました。
譲りだしたら折返しをまた長々にしてあげます。
ここまで時間にして約20分くらい要しました。

顎が収まってくれた、この後はこの子はハミ受けの要領を教えてくれました!
どうやったら顎を上手く収められるのか?
外方手綱の使い方にコツがいるんだろうなぁ~?なんて思っていたので、外方手綱を握る腕(肘)を脇にピシッとつけて固定しますと・・・顎の位置を受け入れてくれました♪
その上で内方手綱を引っ張ると・・・?カクンと顎が下がりました。
更に引っ張ると、首の筋肉が盛り上がるような感じになり、顎の位置がグッとこちら側に近寄ってきました。
多分この位置でいいのかな?と思う位置まで顎がきたら引っ張るのを止めて推進!
この子が顎を前に伸ばそうとするときは、再び内方を引っ張りますと元の位置に戻ってくれます♪

手前が変わったらどうかなぁ?不安でしたが、手前が変わっても顎の位置は変わりません。
左右の手前変換時に、内方と外方のチェンジをしたらスッとこの子も左右を入替えてくれます。
顎の位置がこれほどきれいに纏まったサイレンスは初めてです。
感動!
(でも重たい・・・馬はまとまっていますが、微妙に前においていかれてしまいました★)


運動が速歩から、駈歩に変わります。
右駈歩発進から・・・
顎の位置が逃げられないかな??非常に心配する中での駈歩発進。
でも大丈夫!
この子はそのままの顎の位置でタカタ~ンと駈歩を。
駈歩になったら速歩よりは重さ加減が変わり、多少軽くなりました。
この子を持ち上げるように駈歩をすると、駈歩も非常によく纏まってくれました。

手前を変換し、左駈歩。
乗り役は左が苦手★
ですから重心をやや左に乗せて・・・最初くらいはキチンと意識しておきます。
左駈歩発進。
私の心配は杞憂に終わりました。
乗り役が外方をキチンと持って、内方で受けと譲りをコントロールすると苦手な手前でも顎を譲らせてキチンと纏められました♪


今日分かったのは、外方手綱を壁にして、馬の口と自身の肘との長さを一定に保つこと。
その上で内方手綱を引くことで、受けと譲りを作り出すこと。
内方姿勢を作ると、「受け」を促しやすくなる・・・
今日のサイレンスの乗り味を忘れずに、またチャレンジします♪


騎乗後の指導員さんのコメント。
「顎の位置は今日の感じで大丈夫です。」
今日のあの顎の位置を、もっと前進気勢がある中で作り出せると100点です。
「あの子は常時左姿勢の方に体に偏りがありますから、左手綱は手前がどっちであっても弛めてはダメです。」
「あの子には、やる気を出させるためのスイッチのようなものがあって、それにはまるとものすごい前進気勢を出させることができます。」
「重たい子は、たいていそういうスイッチがあるんですけど、そのスイッチがどこにあるのかが分かりにくいんですよね。」

コメントいただいた内容の後半部分は・・・すぐには無理っスね。何年かかって克服できるかナ??・・・長期的な課題として頑張ります
今日ははいい感じでサイレンスに乗れたので、その感触を忘れずにこれからの乗馬に活かします♪

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