雑感記

乗馬の練習&日々の雑感記

1077鞍目 ボルドニュイ

2008年11月29日 23時38分45秒 | 乗馬
今日はボルドニュイと対戦しました。
この子は私のクラブで馬場部門での看板ホースといっていいのではないでしょうか。

だからといって私はこの子が必ずしも得意ではない・・・
今日はどうでしょう?


随分久しぶりに対戦するので・・・
なんだか前と少々変わったかな?と思える点もありましたが・・・
総じて、前と変わっていません。
とりあえず安心。



今週も頭を持ち上げて&手綱を詰める練習をば。
フラットワークでは十分に首をほぐす程度にとどめて、レッスンでこの子が本番モードになってから頭を持ち上げるようにしました。


半減脚、バランスバック&脚推進(必要に応じて調鞭)で・・・期待どおり、頭が上がってきました。
で。
そこで手綱を手繰る。
従来の手綱の長さに対し、随分と短くなります。
でも?
せっかく頭が上がったのに、そこからこの子の顎を前に逃がしてしまいます。
で?
もう一度やり直し。
頭を上げて・・・手綱を手繰り・・・また顎に逃げられる。
頭を持ち上げてから推進が足りないのか?
随分と脚と調鞭で推進しましたが・・・
ダメ。

この子の顎が逃げられなくなったのは最後の5分くらい・・・


頭が上がったのに何で顎に逃げられるんだ?
理由は騎乗後の講評にて分かりました。
屈撓してきたこの子の頭を持ち上げます。
持ち上げて手綱を手繰ったら、手綱が短くなっているのですからその分自分の肘を前に出さなくてはいけない・・・のですが、私はもはやクセになっている「肘をお腹にくっ付けてバランスを取っている」ので、肘を前に出せない。
出せないのでこの子が苦しがって顎を前に出す・・・
この循環に終始したらしい。


私は長く、折返手綱をギシギシにかけて本来の自然な水勒と馬の顎とのコンタクトを勉強することなく何年も過ごしてしまったためなのでしょうか・・・
折返手綱を使用していた頃は、自分の肘をお腹にくっ付けて騎乗できるよう折返手綱をギシギシにかけて、馬に強制的にその姿勢で乗るように仕向けていました。
そのために何も考えることなく、肘はおなかにくっ付く・・・という思い込みが身についてしまったようです。
これを矯正しなくては。

今から思い返してみると、以前折返手綱をギシギシにかけて&肘をお腹にくっ付けて乗っていた時に、「馬が苦しがっているから、折返を緩めてあげて」という指示を何度か受けました。
この苦しんでいた馬と、今日のボルドニュイの苦しさは同じものだったのでしょうネ。


この2年で本来数年前に学習すべきであった肘と馬の顎との関係がよく分かってきました。

頭を下げさせるまでの道のりも随分と長かったですが、頭を持ち上げる道のりも長いのかもしれません。
一鞍一鞍をよく咀嚼して勉強していきたいと思います。