▲拍手を送られる天皇皇后両陛下
『育てよう 希望の森を いのちの森を』を大会テーマにした第69回全国植樹祭が、福島県南相馬市雫(しどけ)地区の海岸防災林整備地を大会会場に6月10日開催。
この会場は平成23年3月の東日本大震災により海岸防災林が大きな被害を受け、また東電福島第一原発事故に伴う放射能汚染被害を受けた地域にあり、防潮堤設置や農地復旧は進んでいますが、防災林整備はまだ長い時間が要する様子。
記念式典には天皇皇后両陛下が御臨席、福島県に所縁ある6種の樹木をお手植えと4種の樹種をお手播きされました。
大会プロローグでは、浜通り・中通り・会津それぞれの地域から民族芸能などが披露され、緑化功労者への表彰などが行なわれました。
エピローグでは相馬野馬追の騎馬武者行列などのアトラクションが披露され、全出演者が勢揃いしてのグランドフィナーレで閉会しました。
今回の大会は、緑化推進や森林づくりの意識高揚を目指すこと以上に、大震災の復興に力強く歩む福島県民の意気込みを感じる内容でした。『頑張れ! 福島!』
▼大会会場付近の水田 まだ完全復旧ではない
▼植樹作業に参加した長野県関係者
▼福島名物が詰まった大会弁当
▼会津地方の会津彼岸獅子
▼被災者に元気を与えたフラ(浜通り)
▼皇后陛下のお手植え
▼天皇陛下のお手播き
▼「高村光太郎・智恵子」をモチーフに表現したメインアトラクション
▼次期開催地愛知県へのリレー
▼両陛下が御退席
▼両陛下をお見送りする参加者
▼相馬野馬追騎馬武者行列
▼力強い復興を感じさせる大漁旗
▼凝った演出のグランドフィナーレ