▲村交流センターで始まった聖博物館の“出前博物館”
7月13日、村交流センターで『草木染の命名者・山崎斌(あきら)展』が始まりました。
山崎斌は明治25年旧麻績宿本陣で生れ、6歳の時父臼井忠兵衛定信の実家・埴科郡南条村(現坂城町)の山崎家の養子となりましたが、ふるさと麻績村をこよなく愛し、島崎藤村や若山牧水、竹久夢二、川合玉堂、窪田空穂など多くの人物との交流を育み、草木染「月明織」や手すき和紙「月明紙」を創出、農村の産業興隆を試みるなど麻績村でも活躍した作家・文化人です。
この度、臼井家当主臼井良雄氏(東京都在住)から貴重な資料をお借りすることができ、山崎斌の偉業を多くの方に知って頂こうと聖博物館宮下健司名誉館長を中心に企画されたもので、聖博物館での特別展を前に村交流センターでの移動展となったものです。
14日には会場で、宮下健司名誉館長から特別案内をして頂くとともに、臼井良雄氏と斌のお孫さんにあたる山崎和樹先生(神奈川県在住、染色工芸家)にもお越し頂き来場者に貴重なお話をして頂きました。
改めて山崎斌の偉業に驚くと共に、こうした人が生れ育った麻績村に誇りを覚えた日でありました。
7月13日(土)から17日(水)まで村交流センターで開催。入場無料。
聖博物館では7月20日(土)から11月24日(日)まで開催。
皆様のご来場をお待ち申し上げたおります。
▼遠路お越し下さった臼井良雄氏(左)と山崎和樹氏(右)
▼山崎斌形見分けの草木染の着物
▼宮下健司名誉館長の特別案内に聴き入る来場者
▼藍染体験も開催される