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1013話)旧徐町郷のマツ(3)

侵食谷のようすが見れないかと思って、松林のなかをすすみました。なかは段差がたくさんあるんですね。はいている靴では無理なので、途中であきらめました。

帰りにこの光景にであったのです。熊手かなにかでかき集めて、持ち帰るのを忘れたのでしょう。

松葉をかき集め、持ち帰って、焚きつけにつかいます。松葉には油分が多くて、マッチ1本ですぐ火がつきます。マツの下枝なんかも、欠かせない燃料でした。ここのことではなく、私が子供のころの鳥取県の農村の話ですが、それを思い出させてくれたのです。

マツは痩せ地に耐えます。というより痩せ地に適するパイオニアで、土が肥えてくると、逆に弱ってしまいます。弱ったところに、マツクイムシがとりついたりして、枯れてしまいます。

海岸林の再生などで、マツを植えるとき、富栄養化した表土を取り除き、土を肥やす雑草などを取り除くよう、小川眞先生が指導されます。それにはかなりの労力を要します。以前の日本では、自分の生活のために、それがなされていたのですね。ここではそれがいまもつづいているのです。
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