1011話)旧徐町郷のマツ

大同県で桑干河をせき止めている冊田ダムのすぐ南に徐町郷はありました。いまはとなりの峰裕郷と合併してそちらの名前に変わりました。ここにすさまじいばかりの侵食谷があったのです。それについてこのブログの775話(2012年5月)で書いています。

雨によって浸食された土はダムに流れ込んで、それを埋めます。なんとか止めることはできないか。誰もが考えることです。そしてこのダムの水はやがて北京の水道水となるのですから、なおさらでしょう。

郷が計画した植林を応援することにしました。1993年のことで、私たちがこの一帯での緑化協力を開始して2年目のこと。お金も乏しく、協力の規模も小さなものでした。

2014年12月9日、大同に着いた日の午後、久しぶりにここを訪れることにしました。前回、2006年にもきているのですが、そのときとあまりに様子が変わっていてびっくりしました。侵食谷の存在がわからないくらいに、マツが大きくなっているのです。

黒々とみえる松林のさらに奥に見えるのが冊田ダムです。
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