ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

高齢者の事故と日本の技術

2017-01-25 08:12:48 | 

最近、高齢者ドライバーの事故がマスコミでとりあげあれる事が多いです。
そして、どの記事も、お題目のように
①高齢者ドライバーから免許取り上げろ
②行政は代替手段を考えろ!

とても単純な、ステレオタイプ。

でも、中には“車の存在=生存に不可欠”という人達も。

先日、ビートたけしさんが
“年寄りの事故、ほとんどが古い車”
と指摘。確かに最近、世界的に車に付いている安全装置のない車ばかり。

やはり、車に対して安全装置をつけた車の製造、販売をおこなうのは、自動車会社の社会的義務では?

今の日本の車で、一般道でまともにセンサーが作動(オートクルーズを含む)させる事ができるのは、マツダ、スバル、日産(の一部)のみ。

昨日、とある自動車会社の幹部の方とお話をする機会がありましたが、日本でこの手の話を進めようとすると必ず、お役所が口を挟んできてまとまらない、このままでは日本は、技術的に世界の中で孤立する、と危機感を述べられていました。
さらに、世の中の変化の速度がかつての10年の長さが今では、ヘタをすると1ヶ月の物差しに。それだけ世界の変化が進んでいるのに、日本は、取り残されている、ともお話をされていました。

もう少し、せっかく持っている先端技術の実車への応用を、早めれば、お年寄りの事故も減るとおまいます。

いずれにしても、お役所に限らず、戦後の日本を、支えてきた官僚機構、日本的会社組織が、これからの日本の発展の阻害要因になっているような。

昨日、駐車場で止まっていたところ、お年寄りの車(後退してきた車)に危うく会社の車をぶつけられそうになって。

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