ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

静かな山歩き。乗鞍岳、平湯尾根

2024-09-08 20:09:20 | 
乗鞍スカイライン。数年前に大雨で崩壊。修復したもののすぐにまた大雨で崩落。2年ぶりに8月20日に仮設道路と片側通行で仮復旧。乗鞍岳へのスカイライン側からのアクセスが復旧。
先週末が台風で通行止めとなり、今週末が本格的な週末に。

朴ノ木平バスターミナルには車中泊した人もおり物凄い人。
でも、誰もバス乗り場に並んでいません、初めての人達ばかり?
我が家が乗り場にザックを置いた途端に物凄い人達が車から出てきて列に。我が家が先頭に。並んだ人達に申し訳ないですね!と言うと、いや、皆さんどうして良いか分からなかったので良かったですよ!と。
濃飛バスのスタッフの方達も手慣れたもので、乗車券購入も混乱なく。

始発は7:50なのですが余りの人の多さで7:30に臨時便。勿論我が家が先頭に

スカイライン入り崩壊部分へ

火山の山、崩れやすいスカイラインなのでトンネルで崩れやすいところを通過する計画を。数年後完成予定


仮設道路。完全に中に浮いています。

この日は自転車の人たちも沢山います。
この日の最初の濃飛バスの運転手さん、運転しながら観光案内も。このスカイライン、戦前に陸軍が高度飛行機の実験場を畳平に作るために作られた道路だそうです。しかも、たった1年で作られたというので驚き!

平湯温泉下山口で下車。我が家だけ。バスのお客さんが手を振ってくれましたのでこちらもふり返しました。

天気はガスが多くて北アルプスのパノラマは見ることができません
晴れていればこのようなパノラマ。昨年の写真

ときおり雲の切れ間から北アルプスも。

バスターミナルの喧騒が嘘のような静かな山歩き



真っ白なガスを背景に。
本当ならば北アルプス

また、晴れ間。雲の切れ間から奥穂高岳、そして手前には十石山が堂々と。

乗鞍大権現

お祈りをして登山の安全祈願
乗鞍大権現までは北アルプスのパノラマを見ながらちいさなアップダウン。そしてこれからがひたすら標高差2000mの下り

白猿ケ池。

ひっそりと。多分、今年は何人の人がこの池をみるのでしょうか、それとも誰も来ないでしょうか。

平湯温泉スキー場最上部に

目を右に向けるとかつては激しい火山活動をしていたアカンダナ山
安房トンネルはこの下を。そのために溶岩、破砕帯に阻まれて、この安房トンネルは青函トンネルよりも長い工期でした。
秋を感じる風

このルート、一番の難所は平湯温泉スキー場のゲレンデを降りること。ここで完全に太ももがパンパンに。基本的には我が家は登山用ストックは使いませんが、このルートのときには必ず。
SINANOのストック、3年前に名前入れのサービスがあったので名前入れ。
愛用しています

このルート、苔も多いです



秋の花も





今回はすれ違う登山者は4人だけ。下りは我が家だけ。静かな山歩きを楽しめました。
今回は乗鞍スカイラインを使うことができて大変便利。昨年は長野県側からバス、車は乗鞍高原に。平湯に降りてからはひたすらバスの乗り継ぎ。平湯から沢渡。問題は沢渡から乗鞍高原へのバスが極端に少ないこと。確かに乗鞍高原冬のスキーシーズン以外は閑散と。昔に比べて随分と寂れてしまっていましたのでバスが少なくなってしまったのは仕方ないかな

夜は40年近くお世話になっているお店

そして素敵なバーテンダーのバー

昆布とふきのとうのジン
椎茸のような味わい、香りを感じる不思議なウィスキー
朝早かったのですぐに寝てしまいました
日曜日は東京経由名古屋へ

途中、高山の車田へ
新潟県佐渡島とこの飛騨高山だけにあるそうです


あとは渋滞する前の中央高速で昼前に東京へ

東京で用事を済ませて神奈川登戸の父の墓参りをして

土曜日、日曜日。名古屋→乗鞍岳→高山→東京→名古屋と870kmの走行距離。
夕方に名古屋に





























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近づくフラフラ台風を避けながら

2024-09-01 07:27:54 | 旅行記
台風10号、夏台風らしくフラフラと。
朝3時に起きて、世界の気象機関の天気予報、NEXCOの通行止め予報から
①線状降水帯は伊勢湾岸沿い
②名阪国道は昼過ぎに通行止め
③三重県北部は昼過ぎから豪雨
と予想して奈良県長谷寺の朝のお勤め“祈りの回廊”へ

途中亀山で強い雨はあったものの長谷寺では雨は上がっていました

台風に備えて案内板は倒されていました

仁王門前で
長谷寺の長い回廊には誰もおらず




長谷寺では三脚禁止なのでコンパクトカメラを国宝の本堂に置いて(傷つけないようにハンカチを敷いて)

台風が近づいているためか、この日は参拝者も我が家を入れても10人にも満たない、こじんまりと。

雨に濡れた木々と五重塔
本堂からは周囲の山々にかかる雲
高いところにある本堂、朝のお勤めの始まった頃はムシムシとしていましたが、次第に涼やかな風。
山々に響く僧侶の方々の読経。
最後に本堂の舞台で周囲の山々への遥拝。心の中にも響き渡る読経

朝のお勤めのあとに、僧侶の方の簡単な法話があります。年に数回訪れますが、この数年間、同じ話は無く、僧侶の方の奥深さを感じます。今回ほ初めての僧侶の方。そして今回は、御詠歌を朗詠されました。十一面観音菩薩像に対峙して響き渡る御詠歌。そして背後から朝の風。
あとで若い僧侶のかたにお伺いしたところ、御詠歌の師匠の方とのこと。


舞台からは晴れたときとは異なる幻想的な光景






長谷寺の山の中を歩いていると、朝のお勤めの時の御導師の方とすれ違いました。
”花のお寺の長谷寺、今はちょうど花がない時期ですね“
と声をかけさせて頂いたところ
“そうなんです。探すとこんなところに、ということもあります。でも、お花が咲いていることを思いうかべながら見る、それも一つの楽しみですね”と。
素敵なお言葉でした。
紫式部も長谷寺詣でをしていました。

雨に苔の緑色が鮮やかに
ゆっくりと境内を巡ってから名阪国道が通行止めになる前に鈴鹿市へ。

鈴鹿市には蔵元”清水清三郎商店“のお酒が。鈴鹿川の名。今は“作”。”ザク“という名前なので、ガンダムファンにも人気があります。唯一の取扱店が太田商店さん
清水清三郎商店さんのひやおろしと別の三重県伊賀市の新しい酒蔵森喜酒造場さんのラベルが可愛らしいお酒。夜の楽しみ

鈴鹿は四日市と並んでトンテキでも有名。老舗の“来来憲”さんへ。いつもは混でいますが、台風のせいか我が家しか開店時にはいませんでした。

天気のこともあり、今回はテイクアウトを。大量のキャベツと。
天候のためか、いつもは混んでいる国道23号線もガラ空き。名古屋まではスムーズに。
名古屋に昼過ぎに戻ると、豪雨。
天候をぬって短い夏の一日




























































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8月に観た映画

2024-08-25 06:36:57 | 映画

降りかかる試練に淡々と受け入れ、そしてひとつの人生を。圧倒的なアルプスの山々がそれを見届ける。そんな静かな映画。世界的ベストセラー(らしいです)の映画化。
クラシックのみならずジャズ、レゲエ、色々とアレンジされて世界で15分に1回演奏されているモーリス・ラベルの“ボレロ”。これを作り出すまでのラベル、そして本来の意味ではない”官能的“な曲ととらえられたことにより苦しむ後世。元々は近代工場での機械音に着想を得た“ボレロ”。1分の曲を17回、それもその度に曲相が変わって、まるで人の人生のよう。淡々としたフランス映画。
でも、17回繰り返されて終わる”ボレロ“。自分の人生は何回目なのだろうか?
そんな事を考えさせられてしまう素敵な映画。
”越後奥三面(みおもて)“は新潟最北の山形県の県境にある地域、奥三面ダムのために800年の歴史を終えようとしている地域を昭和55年から59年の4年かけて撮ったドキュメンタリーのデジタル化。なんと同じ昭和55年から59年には仙台での学生時代、全く同じ時にあらゆるものに“神”を感じ感謝する生き方。人間がまさに自然の一部という生き方。2時間半という長さを全く感じさせられなかった映画
小説を元にした”PROMISED LAND“はひたすら熊狩を。環境庁が突然熊の数が減ったので狩猟を禁止。それに反発する若者達、現場を見ない役所への怒りとその通達を無視して熊狩。
緊張感漂う映画。
フィクションとはいえ環境庁(省)の無能さ、三流官庁化は同感しました。新潟の某所では環境省管轄で登山道整備と称して雷鳥が餌としているイネ科の高山植物を駆除。そのくせ、登山者から登山道整備と雷鳥保護の協力金徴収。環境省の無能さにはこの映画同様に怒りを感じます。
セコの追い立て、熊狩の緊張感が感じられる素敵な映画。

通販サイトの闇を爆破事件というサスペンスをテンポよく!
テレビドラマのアンナチュラルとMIU404とのコラボ。名古屋でも朝早く、駅前に某有名な通販サイトのバスが10台以上並びそこへ飲み込まれていく人達、その異様な光景が思い出されます。あっという間に時間が!素敵な映画。
驚いたのは、ディーン・フジオカさんが通販サイトの日本本社事務所として出ていた場所、勤めていた会社の本社ビル?。日比谷ティー。












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北海道(六日目)。暑い内地

2024-08-15 20:40:09 | 旅行記
台風を避けて新潟港へ

ほとんど揺れも無く



1時間半遅れ












新潟県燕の背脂ラーメンを

柿崎へ。米山は雲の中

代々菊酒造さんへ。
吟田川(ちびたがわ)の名前で


おじさん、おばさんと楽しくお話しを。もちろんお酒を購入、お世話になっている方へのお酒も。

妙高新井の“やまぎし酒店”さんへ。
妙高の地域おこし隊が地域おこしで作ったワイン。どんな味なのだろうか?楽しみ

夜は赤倉の知人たちとBBQ
雨の中でしたが美味しかったです!

翌日は割引の無い高速道路ではなくて国道で。そして木曽上松ではいつもの美味しい蕎麦屋さん”越前屋“さんへ。
お盆休みなので混んでいたので普段は見ないお店の説明を。

なんと今年はお店が始まってから400年。そうそうたる人達がこのお店へ来ているようです

元々は源平の戦いで負けた平家方が木曽へ逃げてきた、そして出自が越前だったので蕎麦屋さんを。
お店は“越前屋”、でも屋号は驚いたのですが我が家と同じ。馴染みのお店の人に話すと、そうなんですよ!と笑っていました

美味しいお蕎麦



蕎麦寿司
お土産用も

400年記念のものも

勿論、いつも美味しく頂いているお店なので、記念品は買って帰りました!
そのまま、酷暑の名古屋へ

今回、車の走行距離は1700km。

涼しい北海道が懐かしい、名古屋












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北海道(五日目)涼しい北海道から

2024-08-15 20:39:26 | 旅行記
涼しい北海道から暑い内地へ向かう朝

ずっとお世話になっているニセコ比羅夫亭。

いつもお世話になっているスタッフの方と
またの来訪を約束して。

ニセコ駅へ










このニセコ駅、函館本線が2年後に廃線になるとその長い歴史を終えます。
ところが、函館本線を廃線にして代替バスを考えていたJR北海道でしたが、なんとバス会社が人手不足を理由に代替バスを拒否。そのために一度廃線と決まった函館本線の廃線について見直されるようです。
知人のお宅へ

部屋からは羊蹄山を遠望、下には白い花をつけた蕎麦畑

コンパクトながら本格的なピザ窯

美味しい手作りのピザ



知人の知り合いのご夫婦と

素敵な時間を過ごしました。

小樽港へ向かう前に南樽市場で色々と。


フェリーは台風に向かって
台風を避けるために、新潟港到着時間が1時間半遅延が告知されていました。





往路と同じ顔馴染みになったスタッフの方と。新日本海フェリーのグリルは素敵な時を過ごすことができます。
(六日目へ)



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