ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

ようやく冬の寒さに

2024-01-15 08:23:30 | 写真
毎年、年始の2週間の週末は嫁さんの初釜。朝早くアッシーをしてからお出かけ。
瀬戸市の雲興寺さんへ

早朝なので、ハイカーの人達以外は参拝者は地元の数人だけ。
目の前を東海道自然歩道ガあり、猿投山へのお手軽ハイキングルート。

この雲興寺さんは、瀬戸市にあることから、屋根瓦は”瀬戸赤津焼“

足利義満の時代に建立され、織田家、徳川家康にも庇護されてきた歴史的なお寺さん。
何故、ここを毎年、訪れるかというと、このお寺さんは“盗難除”のご利益。10年以上前に、自宅の車のカーナビの盗難に。その時、呼んだJAFの方と色々と話をしていて、色々対策してもカーナビ盗難は中々防げないと。どうしているのですか?と質問すると、”実は、神頼みなのです。近くの盗難除のご利益のある神社で“と笑っていらっしゃったので、どこか無いかなと。そしてハイキングもできるし簡単なドライブもできるということでこの雲興寺さんを。もう10年以上。

次の週末も早朝に嫁さんを初釜に送ってから愛知県最奥部の面の木園地へ。前日は冬らしい強風と雪。そして放射冷却。ということで霧氷の写真を。
嫁さんを送ってからなので到着したのは日の出後1時間半たった8:30。駐車場は多くの人達でほぼ満車状態でしたが、皆さん、早朝の写真を撮ったらすぐにご帰宅。なのでドンドンと車が出ていきます。

もう10年以上通っていてお気に入りの誰も来ない場所で。

山の端からの日の出、そして誰も歩いていない登山道に“太陽の光の道”。


早朝の霧氷も綺麗ですが、本当は時間がたって太陽の光に変化する霧氷の表情の移り変わりのほうが面白いと。


強風のふく面の木園地。昨日の冬の嵐の跡が木々の雪に。







太陽の光に輝く着氷の姿も楽しいですね。
本当は少し風がある方が、霧氷、着氷が太陽に温められてパラパラと飛び散る姿も素敵なのですが、この日は全くの無風。

以前、撮った風に舞う霧氷

ただ、昨日は風が強かったのか、あるいは例年に比べると温かいのでいつもは面の木園地の下の方でも見られる霧氷はありません。
そして、写真を撮っていると手がかじかんできますが、それが今年は無いですね。

面の木園地からは東南の豊橋方面へ。途中の道の駅では知る人ぞ知る愛知県の山岳鉄道の一つ、長篠鉄道、後の豊橋鉄道田口線の車両が展示。飯田線、本長篠駅からこの地へ。






元々、豊川鉄道、鳳来寺鉄道が出資、木材運搬のために作られた鉄道。計画当時からはかなり無理があったと言われて、トンネルだらけ。豊川鉄道、鳳来寺鉄道は後に国有化されて飯田線に。この路線だけは取り残され、木材の運搬はトラックが主流でもあり、たった30年で廃線。




懐かしい木造車両。
この地域は再開発から取り残され、廃線跡もそのまま、アチラコチラに遺構が残っています。
深夜番組の”道との遭遇“でもよく取り上げられています。

道の駅には、近くの愛知県の銘酒、蓬莱泉があるのでその酒粕を。

そして目的地の新所原駅へ、鰻を。ここの鰻屋さんは、JRと天竜浜名湖鉄道の始発駅にあるので“駅の鰻屋”さん。国産鰻でお手頃なお値段でとてもいい美味しいです。
今年、初めての鰻。
肝焼きと

あとは名古屋へ。

のどかな、年明け








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今年の去りゆく秋を

2023-11-27 09:50:32 | 写真
週末は名古屋東京日帰り。 
今年一番の寒気に覆われた日本。寒さも突然訪れました
鮎沢PAではいつも見ることができる富士山も厚い雲の中。
実家近くの杉並木は紅葉
半世紀前に卒業した小学校も昔のまま。
いつもの喫茶店


寒さが厳しくなったせいか、朝一番にはお客さんも少なく。

ナポリタンとモーニング
小学校の頃に遊んだ神明社、昔は天祖神社の銀杏も見事に色づいて


遅い秋、ようやく東京にも

用事を済ませて、神奈川県登戸の父の墓参りをして名古屋へ
相変わらずの渋滞。お役所仕事の高速道路会社の無策の工事のせいですね。
日曜日は愛知県豊田市小原地区(旧小原村)へ四季桜と紅葉の写真。
紅葉はまだだった2週間前のリベンジ。
夜明けの四季桜と紅葉。仄暗い紅葉に白い四季桜が星空のように。
だんだんと陽が出てくると紅葉と四季桜のコントラスト。朝の透き通るような寒さと陽光は昼とは違う色合いをみせてくれます。

超望遠で四季桜と紅葉を切り取ってみました。




今年は遊歩道が土砂崩れの山にも朝の光が。温かみを帯びた朝の光の中に紅葉と四季桜
隣の寺の参道沿い



朝8時半近くなると沢山の観光客が押し寄せて来ましたので我が家は退散。家に戻る途中でいつも寄る“どどめきの里”さんへ
おばちゃんたちの楽しそうな声を聞きながら、柚子を隠し味にした素敵なごへい餅

おばちゃん達が、ナタで一本一本手作りで作っている”持ち手“。なにからなにまで手作りのごへい餅。隣にはおばちゃん達の育てた野菜など。我が家は漬物と辛子味噌を。


昼前には帰宅してから近所の八事興正寺さんへ。
紅葉と五重塔が晩秋の空に映えます


予約制の普門園へ。

地元愛知県出身、京都の芸術大学をでられた若手作家の和紙を使った展示物
日本の四季折々をイメージして作られた作品









繊細な和紙の展示物は普門園の古い建物を現代の風が駆け抜けるよう。
手入れされた小さいながらの中庭。まるで“小宇宙”。

五重塔の塔も
奥のお茶室、和ガラスと相まって素敵な雰囲気。皆さん、開放されているのにここまでいらっしゃいません。勿体無いですね。


中庭を望む縁側で。ときおり聞こえるお寺さんの鐘の音。
過ぎゆく日本の晩秋を静かに楽しめます。
普門園の方と、京都は外国人観光客で溢れかえって日本の情緒を楽しむどころでは無いですが、ここでは静かに時をすごせますね、と色々なお話を。

外へ出ると四季桜

特別拝観で使えるお寺のサロンへ。
若い僧侶の方とお寺さんのスタッフの方がサロンを運営。
手入れされた白い玉石の中庭、そして過ぎゆく紅葉。お客さんたちも静かに時を楽しんでいました。
すると、目を疑う光景。

土足禁止の回廊から若い夫婦と子供が裸足で降りてきてこの、中庭を走り回っています。
僧侶の方たち、スタッフの方が血相を変えて飛び出しました。
戻ってきたスタッフの方達にうかがうと、履くものが置いてなかったので(土足禁止の回廊ですから)、裸足で降りたと。皆さん呆れていました。ここまで日本人は劣化したのか?と。少子高齢化で”産めよ育てよ“と異次元の少子化対策を打ち出している日本政府。質よりも量なのですかね?

晩秋の日本の伝統を楽しみながら複雑な思い。


















































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四季桜と紅葉

2023-11-20 10:24:19 | 写真
愛知県豊田市の小原地区(旧小原村)の“四季桜”と紅葉を。
全国有数の四季桜の名所。地区だけで1万本以上。
早朝は僅かな光で桜が星のように。


今年は紅葉が遅れ気味。そして暑さが長かったためか紅葉する前に落葉する木々も。





今年は見どころ一つの山が土砂崩れ。そのために四季桜と紅葉の中を歩くとこはできず。土砂崩れの覆いのビニールシートが目立ちすぎています。これもこの年の記録として。



紅と薄ピンクのコントラストが他では見ることができません。



前日の天気予報では回復予報でしたが、曇ったり小雨がばらついたりと。とはいえ逆に雨の水滴がアクセントに。

太陽が登ってきて太陽の薄日と紅、ピンクが幻想的に
”四季桜“は春と初冬の2回開花。少しピンク色が濃く、初冬の開花期間は長いです。

曇りがちの小雨交じりのためか、例年に比べても観光客はとても少なかったです。
昼前には自宅へ。
そして午後には映画を。
名古屋市隣の春日井市の市政80周年事業で制作された映画。ドキュメンタリー映画ではなくてちょっと変わった”恋愛映画“。
お金を稼ぐために来日したフィリピンの女性達と、彼女達のことを論文にしようとした大学院生の話。調査しているうちに一人の女の子と懇意になり結婚したという実話。春日井市にある中部大学の学生さんが書いた本が原作。
本人と監督、そして出演者の舞台挨拶。

原作者の方と監督さん



実際に出ていたフィリピン人の女の子たちは“お仕事の関係”で出演せず、また、原作者の奥さんは3人目のお子さんがお腹にいるとのことで欠席
最後に原作者、監督、出演者の方のサインをパンフレットに書いていただきました。色々とお話しながら。
来年から全国ロードショー。
フィリピン人の女の子達の逞しさ、明るさ、そしてそれに惹かれていく若者との交流が素敵な映画でした。
そして夜は、我が家の結婚記念と嫁さんの誕生日を兼ねて名古屋の素敵なお店で美味しい日本酒と美味しい料理を。大将と女将さんのお話を聞きながら。
この日は嫁さんも呑み過ぎた!と。













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運良く幻想的な富士山の夜景に

2023-01-16 09:55:16 | 写真
土砂降りの雨の名古屋を早朝に出発して東京日帰り
現在営業している東京の喫茶店では最古の喫茶店(と言われる)の一つの喫茶店へ。
いかにも“喫茶店”というたたずまい


モーニング。
セットについてくるゆで玉子、殻を剥くのもコツがいります。少し、ゆで玉子をテーブルの上で手で抑えながら転がして殻とゆで玉子との間に隙間ができて、プルンと殻が剝けます。
どこかの山、いつも思いますが、どこの山かな?
半世紀以上前に通った小学校。
校歌も昔のまま。
懐かしいプール。
このプールには思い出。今は隣接して大きなスーパーが建っていますが、元々は住宅を取り壊した広い駐車場。そこへ新しく建物ができることに。それが、なんと!今の世の中でいう風俗店、ソーブランドでした。当然、PTAは反対、そして著名な政治家の人達も反対運動を。故市川房枝さん、故青島幸夫さん、など。
駅前の一等地、しかも小学校のプールの真横。
子供ながら激しい反対運動目にしました。と同時にソーブランド、当時は今は使えない”●〇●風呂”(三文字の国の名前)とは何?と子供ながらに関心を持ったのも事実。
結局は行政も入って調整した結果スーパーに。
校庭の端には体育倉庫。ここには運動会で使う”たま転がし“の赤玉、白玉などが入っていました。”隠れんぼ“とか、”缶蹴り“していると必ず最後までみつからないのはこの中に隠れたとき。
そういうときは皆で外から鍵をかけて中に隠れている友達を閉じ込めたり、自分も閉じ込められたのも思い出。結局は、“ここに隠れてはダメ”という遊びの不文律ができたと。
学校の隣には東京の唯一の伊勢神宮の分社、神明社。昔の地元の人達は“天祖神社”と。

昔の通りを歩いていると懐かしい名前。
この”キリンヤ“とは、ここに昔あった小さな食料品スーパーの名前。だいたい家での食材はここで手に入りました。確か、レトルトとか、乾物が多くて昔は“乾物屋さん”と呼んでいたような。
雨が強くなってきた、神奈川県登戸の父の墓参り

ここからはこの日は箱根超えをせずに国道246号線でひたすら西へ
裾野市では、懐かしいナポリタン。
現役時代、東京本社へ出張のたびに、御徒町にあるこのナポリタンのお店へ。懐かしい、でもやみつきになる味。
その支店が裾野市に。
大きなタバスコと大きな入れ物に入った粉チーズも東京のお店のとおり。
美味しいです。

雨もあがった静岡県。富士山は東側からは雲に覆われて観ることができませんが、天気の回復しつつある西へ進むと次第にその姿が雲の中から。
ということで、日本平へ。
ここには静岡県が設置した”日本平夢テラス“という回廊があって土曜日は夜21:00まで無料で入ることができます。
霧に覆われた中、回廊を歩いて富士山の方面を観ると雲が少し白くみえます。
人間の目で見るとうっすらと、ということでカメラの感度を上げてみたら驚きの画面
清水の街の灯りが雲に反映して白く輝いています
昼過ぎまで降っていた雨、そして冬とは思えない暖かさ。降った雨が蒸発して低層雲を。

よく見ると清水の街の灯りがみえます。

地元のアマチュアカメラマン方がいらっしゃったのでお話しをしたら、こんな光景初めて、と驚いていらっしゃいました。“初めて来て、この光景にあえるなんて、なんとラッキーですね”、と。
また、夢テラスの職員の方とお話しをして、撮った写真をみせたところ、こんなの初めて、と。

30分くらい写真を撮っていたらあっという間に霧に覆われて何も見えなくなってしまいました。

ほんの一瞬の、”一期一会“

素敵な贈り物でした。





















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桜と紅葉

2022-11-22 21:01:57 | 写真
ピンポイントで年休を取って、この時期の秋の色を探しに。
結果的にはこの日は曇りがちな晴れ、翌日は雨予報
夜明け前に僅かな明かりで。



日が出て来ると、四季桜のピンク色、紅葉の紅、針葉樹の緑の競演




柿の実も



1番多い山では、四季桜と紅葉。ただ残念なのは曇りがちな空。晴れていると青空とのコントラストは見事に

足元を見ると落ち葉
四季桜と紅葉をバックに

買い換えた車の赤と。

曇りがちな天気、今週末に天気次第で、再度トライしようかと。












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