ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

6月に観た映画

2019-06-28 08:33:41 | 映画

京都の大学の実験的映画
主役?の井浦新さん以外はほぼ無名
京都の人達が(多分)色々な思いを寄せている”嵐山電鉄、いわゆる嵐電”へのオマージュのような映画。
ほんの僅かな(大人から観れば)不器用な若い人達の純粋な心の揺れ、そして摩訶不思議なおとぎ話が絡んで、大作とは言えませんがでも、宝物を見つけたような素敵な映画

これは色々な意味で話題となった映画。新聞としての公平性に大いなる疑問のある朝日新聞は一切報道せず(ちなみに朝日新聞は生まれてから60年読み続けています)。
ただ内容は大いに疑問。
原作は中国の尖閣諸島侵略となっていますが、映画では某民族主義国家による日本の某諸島の侵略ということになっています。
ですから最後は戦後の国際協調に基づく中国軍を含めた国連軍による解決、という、非常に脳天気な結果。
そもそも、現在起きている領土問題、これは第二次世界大戦後にアメリカを中心としたいわゆる西側諸国の地位に対する挑戦。従ってロシア、中国が、我々から見ればやりたい放題、好き勝手しているように見えても、それは(是認はできなくても)認識はできます。
今の日本の偏ったマスコミはこの動きを認め、それに対抗するアメリカを中心とした勢力を批判するばかり。でも、そんなマスコミも結局ら戦後の西側諸国に創られた世界を否定はせず、自己矛盾を起こしています。
今の日本、両極端。頭の中がお花畑の人達と、不思議と訳のわからない日本信仰に凝り固まった人達とのあいだで空理空論。
この映画、自衛隊は協力していないそうですが、もう少しなんらかのことが描かれているかな、と思いましたが。

高校生の時に新田次郎さんの全集が出て片っ端から読みました。
新田次郎さん、元々は気象庁の技術者、富士山レーダー建設にもかかわった方。エンジニアらしく感情的表現よりも淡々と事実を並べていく作家さん。そしてやはり気象庁出身ということで自然のこと、環境問題、人と自然との混じり合いをよくかかれていました。(出身地の関係から武田信玄のこともよくかかれています。)。八甲田山死の彷徨はまさに猛威をふるう冬の厳寒期への人間の挑戦を画いた映画
この映画、原作は現日立製作所の創業期の話で少しは美化されているかもしれませんが、やはり昔の起業家の人達には”企業と社会との関係”、これについて非常に高い志があったように思えます。もちろん今の時代、企業と社会との関係と言えば、会社経営が上手くいかなければ従業員が路頭に迷う、ということで会社の利益至上主義となっていますが、これは必ずしも否定はできないと思います。でも、なにも考えずに経営層となっている人達のなんと、多いことか!後世のことを考えている人達がどれほどいるのか?
これは民間企業にかかわらず官僚を含めた役所の人達にも言えます。

ソンなことを考えさせられた映画

6月は少なかったですが色々と考えさせられた映画。
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なぜか、週末だけ天気が😢

2019-06-23 19:29:24 | アウトドア

梅雨に入って、空梅雨みたいに。
でも、なぜか週末だけジトジト、天気悪し
先週は髙谷池ヒュッテへ行く予定が悪天候のため中止。
雨が降っても大丈夫なお寺さんへ。

梅雨の時期ならではの紫陽花が綺麗な奈良県の長谷寺へ



ちょうど、国宝の観音様の御御足を触れる特別拝観。
ありがたく触らせていただきました!


雨の中、新緑が素敵でした





朝1番には静かな凜とした雰囲気を堪能しましたが、段々と参拝客も増えてきたので、いつものお土産を

とても美味しい草餅

そして奈良漬け
夜のお酒のお供🍶

昼過ぎには名古屋へ

今週は大阪出張

いつもの豚まん、G20仕様の袋。
お巡りさん沢山の大阪。
今週末は、環境省の活動が急遽中止。
のんびりとあちらこちらを経由して妙高赤倉へ
急ぐ予定もないので19号で

いつも気になっていましたが通り過ぎていた場所へ。

贄川(にえかわ)のトチノキ

樹齢1000年以上とのこと

巨大な、そして神秘的なトチノキの古木。多分、戦国時代、そして明治維新の動乱など、人のいとなみを。
松本の桔梗ヶ原へ。

かつてはリンゴと高原野菜が一面に広がっていた場所が葡萄畑へ。

長野県は10年以上かけてリンゴから葡萄への転作を県を挙げて進めてきました。以前、この活動に携わった方とお話しをしたことがあります。その方によると、リンゴの木は高所作業があり、将来的に農家の方たちの高齢化を見据えて高所作業の必要のない葡萄畑への転作を進めているそうです。長野県は葡萄の品種改良はもとより、時間をかけて土地の改良も行っているそうです。
そしてこの桔梗ヶ原、日本のワイン用の葡萄の育成の黎明期を支えていた歴史的な場所でも。

そしてちょうどワインブーム。
年々、迂回路に使うこのあたり、葡萄畑がどんどん増えてきています

もちろん、リンゴの木も。
ここから、以前から気になっていた小谷村の温泉へ

”奉納温泉”と書いて”ぶのうおんせん”
長野県北部地震で宿泊棟と温泉棟が倒壊しましたが、2017年に温泉棟だけを復活。





温度は低めなので沸かしていますが、今まで経験したことがないくらいのヌルヌル感。肌がスベスベ。

本当に山奥の素敵な温泉♨️

温泉の付近には温泉の猫。

我々の近くを、つかず離れず。

途中、古びた、なにか懐かしさを感じる頸城大野駅



ここからお昼を食べに日本海の能生にあるラーメンを

”あさひ楼”さん

独特の麺となんとも言えない味
時々思い出したように食べたくなる、そんななにか不思議なラーメン🍜

赤倉へ行く途中、夏にはお堀の蓮の花が見事な高田公園(高田城)へ。
蓮の花は午前中だけなので午後は花は閉じてしまいます。
まだまだ、ぽつぽつ。これからが本番

雨が降っていたので蓮の葉には雨の跡

花とは違った葉の珍しいおもむき。
夜は知人達と

静かな赤倉を

日曜日には実家の東京経由名古屋へ

出身の小学校、移転計画があります。

また、思い出がひとつなくなります。
歳をとる、ということは思い出が無くなることとも言えます。

土日で940Km、平均燃費は14.5。急がず、アクセルも極力踏まず半自動運転で、のんびりと。天気の悪い週末を

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青いケシ

2019-06-09 19:19:02 | アウトドア
梅雨に入ったばかり。
天気はもちそうなので長野県南信の南アルプス沿いにある大鹿村へ。

大池高原奥の中村農園さんへ青いケシ

まだ咲き始め

20本くらい

でも観光客も少なくゆっくりと。
この青いケシ、観賞用でヤバイ薬は採れません、念のため!
この中村農園さんには青いケシ以外も






農園の片隅には

この大鹿村には自然豊か。色々な動物たちの中で人は暮らしています。

近くの大池へ。
この大池、元々は九輪草の群落がありましたが昨年の大雨で周りから土砂がなだれ込んで壊滅的に

ほんのわずかしか残っていません。
いつも行くおい菜さんには写真が

いつか回復するのでしょうかね!
池には蓮の花も


1500mの標高にあるお蕎麦屋さん”おい菜”さんへ

もう10年近く。そしてここのご主人はジビエ肉を。いつも鹿肉、猪肉を買わせていただいています。

いつも遠くに見ることができる中央アルプスも今日は雲の中。
目の前はパラグライダーの基地


ちょうど写真が。
夏になると多くの人達が集まってきます。
そしてこのおい菜さんには意外な人も

宮崎駿さん。
この天空の地、映画のモチーフかな?

ところで、この青いケシ、もう10年以上前から見に来ていますが、年々観光客が増えています。それも高齢の方たち。しかしここへ来るまでにはガードレールのない、しかもすれ違い困難な道、ジグザグの道を通らなければなりません。そこへ高齢の方たち、そして高価な、大きな外車ばかり。これが大変。とにかく高齢ドライバーはバックできません、そして馬鹿でかい車ばかり。
もう、青いケシの最盛期にはたどり着くのが至難の業。
今頃の咲き始めがゆったりと。
もうすぐ高齢者ドライバーの仲間入り、色々と考えさせられます!自分も車をバックさせることができなくなったら運転免許証は返上かな、と。

大鹿村役場近くの道の駅にいるおい菜さんのお父さんに挨拶をして名古屋へ。
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5月に観た映画

2019-06-03 12:43:00 | 映画

テレビドラマの映画版
前半のスピード感に較べるとネタあかしの後半は少しうん?と思う場面もありますが、娯楽映画としてはとても楽しめます。長澤まさみさん、やはり綺麗だな。そして江口洋介さん、ここまでコケにされる役、面白いです。

翌日は打って変わって水谷豊さん、監督脚本の重厚な映画。
興行的に厳しいのか、名古屋でも限定的。
色々と、考えさせられた映画。最近でもひき逃げ事件のニュースを目にしない日はなく、よくわかっていたつもりですが、改めて車の運転をするときに気を引き締めること、感じさせられました。そんな迫真の演技の映画。
大ヒットはしないとは思いますが、こんな映画、水谷豊さんは作り続けて欲しいものです

そして、この映画
テレビ、ビデオ等では何度も観ていますし、ストーリーもわかっていますが、やはり大スクリーンで観ると迫力が違います。そして俳優、女優さんの格好良さ、美しさも格別
もう、こんな映画はできないなぁ、そしてアメリカの最も耀いていた頃の映画、そんな素敵な、圧倒される映画でした。
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妙高、笹ヶ峰。春から夏への季節のうつろい

2019-06-03 12:02:30 | アウトドア
妙高髙谷池ヒュッテのヘリ荷揚げ。
今年はとくに冬場に越冬させていた食糧が小屋に侵入したテンに食い荒らされて、例年以上に荷揚げが重要に。

今年は晴天が続き、しかも記録的な高温。ところが、荷揚げのこの日だけ、怪しげな天気

笹ヶ峰林道の仙人池入り口近くで、熊さんと遭遇。道端で座っていた熊、朝早く来た我が家の車に驚いて池の峰方面へ、慌ててカメラを出しましたが、草むらの後ろ姿だけ。

しばらく行くと、今度はお猿さんの集団


まったく逃げようとしません。年々、この猿、ふてぶてしくなっていると感じるのは気のせいかな?


結局、群馬県の飛行場にいるヘリコプター、途中の谷川岳付近の悪天候のために本日は中止

知り合いと記念撮影を
この日だけの年休なので我が家は途中で山菜を買って名古屋へ

戻る途中、姨捨SAからは妙高山方面は雲の中。降っているのかな。
その週の週末の午前中は環境省のパークボランティア活動で笹ヶ峰遊歩道の整備。
昼からはいつものメンバーで笹ヶ峰山菜キャンプ。
お昼には毎年、お世話になっている明星荘さんで山菜蕎麦とビール🍺


暑い日、車の運転のない日なので🍺は最高!
おじさんからは採れたての山葵の花を漬け込んだおつまみを頂きました!夜の宴会用に。

昼からは、暑い炎天下、夜の山菜を探しに。
咲き遅れたカタクリの花も

そして、宴会

そして大人の火遊びも。

朝早く名古屋を出たので、ひとり、眠気に勝てず夜9時にはテントへ。
最後までいた嫁さんによると11時近くまで盛り上がっていたそうです、残念
翌朝は暖かい朝

マッタリと食事を採ったあとに、夢見平へ。

ダムサイトで、残雪の焼山をバックに

朝1番にはきつい、夢見平への階段
振り返ると素敵な景色

そして新緑のまぶしさ。

夢見平では、ミズバショウは遅かったですが春の花が沢山




新緑の中を




ちょうど羽化中の春ゼミも。

新緑が目にしみます

ダムサイトに戻ってくると、つくしとカタクリ


お昼前に解散、信濃町インターのすぐ近くにあるお蕎麦屋へ。

インターを出てすぐにあるので前から気になっていたお蕎麦屋さん

周りを緑に囲まれていて、お店の中を通る風も心地よい、素敵なお店

とても美味しかったです。
お店では若い方が蕎麦打ち

本当に隠れ家のようなお店でした。
軽井沢方面の仲間と別れて、名古屋へ
季節の変わり目の、ほんの一瞬の楽しみ。今年も、自然を満喫できました!
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