ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

行く春を追いかけて長谷寺、来る春山菜で

2024-04-14 21:27:49 | 旅行記
毎年、数回訪れている奈良県長谷寺さんへ

長い回廊を


途中、満開の桜




本堂につくと夜明け前
長谷寺さんでは毎朝、早朝に朝のお勤めに参加できます。
“祈りの回廊”
朝のお勤めの前、受付は6時。我が家以外は誰もいません。空いている時間に写真を。長谷寺では三脚の使用禁止なので本堂の賽銭箱にカメラを置いて写真を。

満開を過ぎても桜はまだ。



朝のお勤め。
季節がよいせいか、受付開始時には我が家と数人だけでしたが、どんどんと参加者が増えてきて30人くらいに。
今回は、朝のお勤めの導師さまは、この数年、朝のお勤めの後に説明をしていただいたお坊さんに。今までの方よりも若がえっています。読経も低く、大きな、そして本堂から山々に響き渡る声。
長谷寺の御経は周りの神々へ捧げられるものが多いです。遠くは春日大社にも。
最後には本堂前に僧侶の方達が並んで、周囲の山々にも御経を上げます。神仏混交の名残が多く残っています。
本堂の中からは桜の花も
お勤めの後は特別拝観で十一面観世音菩薩像の足元へ








本堂わきの桜は今が満開



枝垂れ桜は満開






五重塔、シャクナゲの花が。


講堂の前には牡丹
来週からは長谷寺では牡丹祭り
境内の牡丹が有名なので多くの観光客が押し寄せます

ボケの花と本堂




境内の小さな池の亀、暖かいので皆、日向ぼっこ、太陽の方に顔を向けています。

この長谷寺には”二本の杉“が。
この二本の杉は源氏物語の“玉鬘”に出ています。この長谷寺さんには、紫式部はもちろん、清少納言、藤原道長も参拝したそうです
いつもの草餅屋さんへ

吉野の桜の花を使った羊羹
甘みと塩漬けの桜の味のコントラストが美味しいです
お迎えの柿の葉寿司のお店へ。まだ、シャッターは半分しか開いていませんが、中へ入ると、どうぞと。素朴な味の美味しい柿の葉寿司です。
駐車場に戻ると屋根の上には桜の花びら。
長谷寺から近くの、瀧蔵神社へ
山あいの細い山道を。数カ所すれ違いの場所がありますが、ガードレールのない、車体ギリギリの道を。



この瀧蔵神社には枝垂れ桜の古木


鬱蒼とした神社と相まって神秘的な雰囲気



国道で名古屋へ。
途中、鈴鹿でトンテキのお店へ
四日市、鈴鹿の御当地グルメのトンテキ、ボリュームと味がやみつきになります。国道で名古屋へ。昼過ぎに帰宅

夜は、久しぶりに名古屋の錦の”おでんの幸主“さんへ

手作り豆腐





そして今が旬のホタルイカ
最後に京風のおでん。








美味しいお酒

日曜日は豊田市の産直市場へ

タラの芽、たけのこ、天然ウド

豊田市は町村合併で日本有数の広さに。自動車で有名な豊田市、でも広くなった豊田市、大半が山々に。山の恵実が豊富な市に。

過ぎゆく春を長谷寺に、来る春を山菜で。































































































































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花の名は移りにけりな。花の旅

2024-04-08 08:41:30 | 旅行記
土曜日は名古屋から神奈川、東京経由で新潟県妙高へ

春になると出てくる霧。新東名高速道路の静岡県は霧の中

ようやく清水を過ぎて御殿場に近づくと富士山
朝の夜明けの光に赤く

鮎沢のPAは広くて空いているのでゆったりと。手前の足柄SAは混んでいて歩行者も多いので危ない。
ここも桜が

神奈川県登戸で父の墓参り
つい先日まで冬の花を咲かせていた善立寺さんの四季桜。春の桜の花を。

東京の実家近くの桜。
半世紀以上前に通った小学校の通学路にあります。

見事な桜、半世紀前と変わりなく満開
この桜の古木を見ると子供の頃を思い出します。いつまでも咲いていてほしいですね。

近くの神明社。
桜は満開

神明社前の通った小学校。
このプールと体育館に面した桜の木。これも通っていたときと何も変わらず。今日は校庭開放日ではなかったので子供は、いませんでしたが、普段は半世紀前と変わらず、子ども達を見守っているのでしょうね!

東京で営業している喫茶店では最も古いお店の一つでモーニング

母と満開の桜の下で
昼に東京を出て新潟県妙高へ

浅間山の雪もすっかり消えてきています

黒姫山
そして妙高山
スキー場の雪はまだ残っています
中学校の先輩の宿に着いて走行距離を確認したら590km。一応、制限速度+10km/hでスバルのクルコン設定しての時間。朝3時半名古屋発、妙高着14:30。
宿で一息つけてから花の写真を

天神堂古墳群。
一面のカタクリの群生地






西日が差し込むので暖かい日差しを受けて、カタクリも心なしか温かみを感じます

一面のカタクリ









足の踏み場も無い、とはこのことを言うのだと思います。脇にはカタクリの無い通路があります。

妙高市にはこの天神堂古墳群の他にも多くの古墳群があります。不思議です。太古の昔、ここでの歴史を感じさせられます。

上越地方の春は花を求めて多くの人達が押し寄せます。特に3大夜桜の一つ高田城には関東からもツアーが。そしてごった返してしまいます。また、
天神堂古墳群の近くの鮫ヶ尾城跡も多くの人達がカタクリを求めて来ていて多くの人達でゆっくりとできません。この天神堂古墳群と近くの観音平古墳群は多分、カタクリの群生地としては人が多く押寄せる鮫ヶ尾城よりも圧倒的に多いと、そして人も少なくて静かに春の訪れを楽しめます。写真を撮っていらっしゃる方達も他の場所のようにガツガツしていなくて、会話も弾みます。
いつまでもこの大切な自然を守ってほしいですね

夕飯は、上越高田へ

お店の前のマンホール。何故か、ガン?カイツブリ?オシドリの象徴なのですかね。高田には何かゆかりかあるのでしょうか

知人たちの多くの人達が、絶対にここへ行ってラーメン食べて、というお店へ
“シンポー軒”さん
1700開店、お昼ご飯を抜いたので一番乗りで。店内は昔ながらのラーメン屋さん

空腹だったのでチャーシューメン、かた焼きそば、餃子、そしてチャーハン。
こってりとして、奇をてらったラーメンばかりのこの頃。かつて日本料理の方が”今のラーメンは化学の実験のようなもの。色んなものを混ぜて味を出しているので素材本来の味が消えてしまっている“と。いかにも日本料理の方の発言。そんな中で、子供の時に食べた、あっさりとした、昭和の味。そしてチャーハンも塩だけの味付けのシンプルな味。

我が家が食べていると、10人近い家族連れ。親子3代で。ご近所さんのようで、ここで食べてから高田城の夜桜へ行くようです。
地元に愛されている、町中華ですね。素敵なお店でした


日曜日は晴れていたので混んでいるのを避けて昨日夕方に訪れた天神堂古墳群へ

昨日の夕焼けの日差しとは異なり、朝の凛とした日差し。また、鮮やかにカタクリの色が出て来ています。妙高連山の残雪を背景に



時間が立つと段々と柔らかな日差しに



桜の花はようやく開花。
いつもは桜の花のピンクがかった白色とカタクリの紫が見事に。
近所の方の散歩以外、誰もいない静かな春を楽しめました

新潟県妙高からは国道で名古屋へ南下。まさに今は“花街道”

木祖村の福寿草の群生地。もう、終わりに近づいているのか、我が家以外に誰もいません。不思議だな、と、思っていたらその理由は後ほど





福寿草とフキノトウの花


国道脇なのでトラックの音をときおり聞きながら、静かに福寿草を

上松ではいつもの越前屋さんでお蕎麦

暖かい春、盛りそばの冷たさがとても良いです。
お店は古いお店なので、昔懐かしい施錠。旧店舗は日本で二番目に古い蕎麦屋だそうです。江戸末期の皇女和宮、十返舎一九、その他のそうそうたる人達が食した蕎麦だそうです。
顔なじみになったお店の人と話をしたら、今日はお客さん、目の前の国道の通行量も少ないと。高遠の桜が開花した、とのことで皆さんそちらへ押し寄せているそうです。桜の時期を外して高遠へ行きましたが、こんな狭いところに多くの観光客押し寄せたら身動きできないな、と。たまたまボランティアガイドさんに話を聞いたら、もう桜を見るどころの騒ぎではないと。
静かな春の訪れを楽しみたいものです。

越前屋さんからすぐの目覚めの床
桜はまだ咲き始めたばかり。

木曽路は道路沿いにそこかしこに桜の木

普通に桜の花を楽しめます。
特に窓が大きく、また、サンルーフも大きな車に乗っているので余計に春を楽しめます

須原宿にある定勝寺の枝垂れ桜。
今年は隨分早く満開に

冬の花を椿と。



須原宿には目の前の中央アルプスからの伏流水が湧き出ています。その湧き水を木をくり抜いた船のような形の”水舟“で。以前はあちらこちらにありましたが、かなり減ってしまいました



南木曽へ近づくと対岸の発電所近くには桜並木が見事に

電力王“福沢桃介氏”が作った”桃介橋“。

この桃介橋からは桜の花と鮮やかな色のハナモモを見ることができます









馬込近くの旧中央線跡には見事な桜の木

満開でした。

春の国道19号線は塩尻から中津川までの山間部はずっと絶えることのない“花街道”。
そして山々には山桜。

中央高速ができてからはこの国道、木曽路は車も減り、素敵なドライブコース。秋の紅葉も見事。

結構、木曽路を歩いている人達、年配の方達が多いですが、今回は結構、外国人がバックパックで歩いていらっしゃいました。こんな素敵なインバウンドならば大歓迎ですね、そして日本の美しさ、素晴らしさを楽しんでほしいものです。

そして、あと半年で40年の会社生活が終了。
これから何回、カタクリの花、桜の花を見ることができるのかな?


























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