ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

四季桜。宣伝するのはよいけれど

2019-11-23 19:30:35 | アウトドア
豊田市旧小原村の四季桜を
朝6時は夜明け前で暗く、まだ誰もいません。いつものお気に入りの場所へ


徐々に明るくなって紅葉の赤と桜のピンクがはっきりと。

最近、新しく購入したレンズ、さすがにキャノンの大三元レンズ。ボケが素晴らしいです。


朝の柔らかな陽の光が深い谷間に差し込んできました。






赤、ピンク、そして柔らかな陽の光

8時くらいになると大渋滞

10年近く通ってきていますが年々酷くなってきています。

色々な色のコントラスト。



山茶花も。





それにしても今年の渋滞は目に余るものが感じられます。そもそも、一本道で四季桜が一カ所ではなく散在していて、どうしても道路が身動きとれない状態。そして駐車場が絶対的に不足。そこへマスコミ報道のせいか(観光協会が依頼したのかは不明ですが)、ただでさえ身動きとれない状態に観光客が押し寄せて前にも後ろにも動けないカオス。
そこへもってきて、地元の案内の人達の対応の悪さ!
”何時に着くかわからないよ!”
渋滞のドライバーにこんな案内をしていればクラクションがあちらこちらで。
とにかく、人を呼べばいい、そのあとのことは全く考えていない、無責任な観光客誘致。
今の国策で進められているインバウンドの外国人観光客誘致と似たような状態。
もう、小原村という田舎ではなく、豊田市の中に組み込まれたのであればもっとどうなるかは考えてみればすぐわかると思いますが。
朝8時過ぎに名古屋へ戻り始め、反対車線の身動きとれない車の車列をみながら。









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車を運転していて、”ふっ と想うこと”

2019-11-19 11:11:32 | 旅行記
週末は東京の実家の母親を連れて飛騨高山へ。
朝3時半に名古屋発


足柄SAで朝陽で赤くなっている富士山🗻
東京の実家には朝8時前に。そこから中央道は年がら年中混んでいるので上信越道、小諸経由で。ところがすいているはずの上信越道が事故で大渋滞。
知人に教えてもらったお蕎麦屋さん


胡桃おはぎと、胡桃蕎麦




胡桃の上品な甘さが絶妙。昨年も食べましたが、教えてもらって本当に感謝
場所は小諸の懐古園の目の前
例年よりも紅葉が遅れていてちょうど見頃

今から50年近く前に小海線へSLの写真を撮りに来たときのSLが静態保存。懐かしいです。
松本経由、高山へ。
この日の走行距離は


名古屋→東京→小諸→松本→高山
そして30年近く、通っているお店へ。









昔、北アルプスを縦走してきて、高山から列車に乗る前に、仲間達とお金を握りしめてお店に入りました。今とは違って昔の山小屋の食事は質素なもの。その反動で下山したら温泉に入ってこのお店に。美味しく、楽しく時を過ごしました。
高山も紅葉が遅れていて例年は終わっている紅葉が今年はちょうど盛り








ライトアップも。
母親をホテルに連れて行き嫁さんといつものバーへ行こうと思ったら、なんとこの日は別の場所で結婚式の披露宴のためにお休み。残念でした。
日曜日は母の好きな飛驒牛の握り寿司を買って中央道経由東京→登戸(父のお墓参り)→名古屋へ。
ところで今回は車を運転していて色々と

まづ、東名高速を走行したいて東京に近づくと、なんと、建築関係の業者の車の多いこと!それも足場用の建築資材が多いこと。東京オリンピックに向けての建築ラッシュのせいかな?
そして関越道・上信越道での事故、なんとレンタカー同士。最近はレンタカーの事故が多いです。今回は赤ちゃん連れの若い人達でした。レンタカーには本当に気をつけます。とにかく運転がヘタ。追い越し車線の意味を知ってか知らぬか走行車線が空いているのに追い越し車線を悠然と運転しているレンタカーの多いこと!今回の事故も3車線道路の追い越し車線でした。
レンタカー、北海道以外は”わ”ナンバーでしたが最近は長野ナンバーにも北海道と同じく”れ”ナンバーが出てきました。それだけレンタカーが増えているのでしょうね。中にはアジア系の闇のレンタカーもあるので(結構、日本では運転できない国の、いわゆる無免許も多いようです)とにかく注意が必要。もっと取り締まるべきとは想いますが。

車の運転をしていて、最近、ふっ と想うこと、です。



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10月に観た映画

2019-11-06 09:13:53 | 映画


4人それぞれの、人生に裏打ちされたピアノ。ピアノを奏でる意味を突き詰める、特に考えずというか本能的に魅せられる、夢を実現、ある意味陶酔感にしたる、それぞれ。
パガニーニの超絶技巧の曲目もそれぞれの演奏。特にピアノに限らず習い事は小さい頃はあるところまでいくと嫌で嫌でしょうがなくなり辞めるか悩み、大半の人は辞めてしまいます。それを越えて意味を見いだすとまた、異なった、更に深みが出て来ると。
昔、10年以上ピアノをやっていて辞めてしまった経験からよくわかります。そんな若い人達の競演が素敵な映画


なんとなく参加したボランティア。
でも、今の日本人では当たり前のことが世界では当たり前でないということに驚く若者たち。水を飲むことに一日の大半を費やすこと、そして、その水が命を落とすことになること。そんなことを初めて知り戸惑う若者たち、そしてそれを引っ張っていくいつまでも熱意を失わない人達。大作ではありませんが宝石箱のような映画。


三谷幸喜さんの映画。面白くないはずはありません!
出て来る”悪人”がまったく憎めない。
芸達者な若い人達から大ベテランまで。ジェットコースターのような映画。文句なしに楽しめました。


人は生きていると必ず別れがあります。
ひとりで生活していても(絶海の孤島にでもいない限り)必ず、別れが。それは伴侶であったり、身内、知人、ペット。
そんなことを小さな子供と老人とのやり取りが素敵な映画。静かな、でも観終わってから心に話しかけてくる映画。


地方の、農村地帯のコミュニティ内での村八分。村八分とは均一的な日本社会での自らの安定した地位を保つために他者を犠牲にして安らかにすごそうという思いから出て来ると思います。なにも日本の農村、田舎の話ではなく、都会でもSNSでのイジメ、阻害、無視でも起きています。これは日本の社会自身が閉鎖的で平均化を求める、あるいは平均的でないと排出され、集団からはじき出されると生きていけない、そんな日本の独特な社会を描いた映画。非常に重苦しいですが考えさせられる古くて新しい映画。



価値観が混沌とした現代の、特に政治的に混乱しているイタリアにかつての独裁者が戻ってきた、ブラックコメディ映画。
民主主義が衆愚政治化しかかっている現代に投げかけるアンチテーゼ。
価値観の多様化が世界中で広まっています。日本でもそうですが価値観の多様化を主張する人達ほど自分たちとは異なった価値観を認めようとしない、教条化が目立っています。そしてそこには必ず出て来る”自由”という言葉。そんな人達はある意味社会全体から見れば多くはなく、大半の人達は自らのことのみ、ミーイズムに囚われています。そんななか、このような、ある意味、シングルイシュー化された強いメッセージを出す人達に惹かれていくのは歴史の繰り返しかもしれませんし、その中で独裁者が出て来るのでしょう。ただし、当時とは異なり現代の怖さは、やはりSNSというインターネットの世界。根拠のない、検証のしようがない情報で引きずられていきます。ナチスのゲッペルスは、まさにその先駆け。今はもっと高度な、そして巧みな情報操作をあたかも事実のように思ってしまう、そんな怖い世界。
先日も名古屋であった芸術祭でも一方的な情報ばかり流され(活動家の人達はこのような傾向が強い)、上皇の写真を燃やしたものや、特攻隊員の遺書を集めて愚かな日本人としたものを表現の自由”のもとに出す感覚、そしてそのことを一切報道しない日本のマスコミとそれを規制することへのインターネット上の情報戦争。
もっと意見の対立する人達が冷静に話ができない、攻撃的な社会。そして昔よりも現代のほうがより、巧妙に洗脳されている、そんな怖さも感じる映画。
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髙谷池ヒュッテ小屋閉め

2019-11-05 01:05:00 | 
毎年、この時期には妙高髙谷池ヒュッテの小屋閉めのお手伝いへ。


姨捨かSAからの信越五岳
天気良さそう。
今年は週末天気悪く、また、小屋も増築工事中であったのでバタバタしていると思っていたら、なんと小屋閉めが今年初の髙谷池ヒュッテ。








例年よりも季節の進み方遅く、綺麗。


十二曲がり途中、木々の合間から後立山連山、合間から立山、そして北アルプス槍ヶ岳と、パノラマビューを。








先日の台風の影響もあちらこちらに。








黒沢も広くなっていました。橋のたもとまで削り取られていました。






1年ぶりの火打山、影火打、焼山。




増築された髙谷池ヒュッテ





地元の知り合いが大きな地図を寄贈。
お手伝いの人達はまだ完成はしていませんが新館へ。わが家は個室へ。

雪囲い。
それにしてもこの新しい小屋の設計者、過酷な現地のことはなにも考えておらず机の上だけで仕事していることがよくわかります。このままでは今度の冬は間違えなく越せず、大がかりな越冬準備が必要。大がかりなことは翌日に。


スノーダンプにパラフィンを塗布。雪がつかなくするためにする雪国ならではの作業。腰痛になってしまいました!

夜は大量のお肉でのジンギスカン!



そして乾杯🍻




夜は星空が素敵☆
そして記憶がなくなって寝床へ
翌日は朝から作業





新館横の発電機が無防備な状況であったので豪雪に耐えられるように雪囲い。


次に屋根の防雪対応(と設計者は考えていたのかもしれませんが)があまりにもお粗末なので暴風雪に耐えられるように










そんな作業中にかつてのスタッフが遊びに寄ってくれました

ビール🍺。
次にトイレの雪囲い




そして新館の最大の問題点、雪で押される部分の対策がなにもされていないので大がかりな対応








なにもしないと多分、窓ガラスは全損、雪が新館になだれ込むことも。とりあえず限られた部材で対策。


飲料水用のポンプを回収




そして看板外し。
これを見るとまた、1年経ったのだなぁと。
そしてまた夜の宴会。

最終日、窓から外を見ると一面の銀世界。

それでも今年は雪の訪れは遅く、ようやく積もった、いつもの小屋閉めの光景




そして最後の雪囲い

昨日、大がかりな作業をした新館の雪囲い。





髙谷池もようやく冬景色


管理人さんも初滑り

最後の記念撮影
また、来年、お世話になります!
出発する頃には陽がさしてきて素敵な光景に。


















火打山は中々姿を現してくれません


三田原山は霧氷が輝いています






黒沢にかかる橋の手すりを回収

豪雪地帯なので雪の力で曲がってしまうのを防ぐため。




下山をして夜の宴会まで温泉♨️へ。


長野県高山村の”子安温泉”へ。
地元の人達が愛用している小さな温泉。
以前、知人に教えてもらって知りました。
あとは赤倉へ戻って宴会。でも、名古屋に戻らなければならないので旦那はノンアルコールビール🍺

小屋にも若い新しい人も加わって、どんどん魅力的な小屋に。
いつまでも素敵な時間(とき)をすごしたい、そんな山小屋。
来年もまた、お世話になります!



コメント (2)
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